今春、早稲田大学大学院を修了したジャニーズJr.内グループ、7 MEN 侍の本高克樹さん。友達作りのコツから思い出の自由研究まで、本高さんにいろいろ聞きました。小中学生向けのニュース月刊誌「ジュニアエラ」7月号(朝日新聞出版)からお届けします。
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――子どものころから勉強は好きだった?
いや全然です。小学校低学年のころは成績とかまったく気にしてなくて、高学年になって気づいたんです。「あ、周りの子より、ちょっとテストの点数いいのかな」みたいな(笑い)。基本、100点じゃないと母親に文句を言われるので、80点未満の結果は隠してました。たぶん、学年で1番ぐらいだったと思う。なぜそう思ったかというと、中学の入学式で、新入生代表のあいさつを頼まれてやったので。どうやら、そういう基準で声がかかるらしくて。
――ということは目立つ子でしたか?
それも全然。僕、小3で父親の転勤先だった北海道から東京に転校してきたんですよ。でも2学期だったから、もうクラスの輪ができてて、自己紹介で「北海道は空気がおいしかったです」って言ったら、「何だよ、空気がおいしいって!」って笑われて。でもサッカー部に入ったことで状況が変わりました。まず部活で友達ができて、だんだん輪が広がって。それでも、女子とはしゃべれなかった。中学時代までは、マジで女子としゃべった記憶、ほぼないんですよ。
――本高さん流の友達作りのコツは?
コミュニティーを増やすことかな。誰とどんな場所にいるかで人って変わると思う。どこにいる自分が、いちばん居心地のいい自分か。僕も結構びっくりされることが多いかもしれない。7 MEN 侍だったり、ジュニアがたくさんいる場ではあまり前に出ていくタイプじゃないけど、別の場所ではすごくしゃべるので。一つのコミュニティーしかなかったら逃げ場がないし、本当はもっといい自分がいることに気づけないかもしれない。自己分析のためにも大事だと思います。
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