●三重大学「忍者部」白紙リポートのヒミツ(2019年9月14日 三重県)

「忍者の里」として知られる伊賀・甲賀に近い津市の三重大学には「国際忍者研究センター」が設けられ、校舎の裏で手裏剣打ちの練習などをする大学公認の「忍者部」もある。

 忍者部に入った人文学部1年の羽賀英美さんは、同部顧問の山田雄司教授が担当する「忍者の歴史」の授業を選択。伊賀流忍者博物館を訪れた感想を書きなさいという課題に対し、「白紙」のリポートを提出した。

 実は忍者の情報伝達法にならって大豆汁で書いたもので、乾くと見えないが、火であぶり、熱を加えると、文字が浮き出てくる。紙をあぶって読んだ山田教授は、「忍者の知恵を再現した独創的なリポートで、満点」と高く評価した。

 本格的に忍者を研究したい人は三重大学をめざそう。

●死亡したワニから硬貨330枚(2019年10月3日 名古屋市)

 名古屋市の東山動植物園で今年5月に死んだ雄のミシシッピワニの「ミッピー」を獣医師が病理解剖したところ、胃から10円玉などの硬貨が330枚以上見つかった。溶けかけた1円玉やゲームセンターで使うメダルもあった。死因は老衰で、硬貨ののみこみとは直接関係ないという。

 ワニは丸のみしたエサを胃ですりつぶすために、石などをのみこむ習性があり、胃から異物が見つかることは珍しくない。

 園ではワニのいる池に硬貨を投げ込まないよう、貼り紙で注意を呼びかけていた。「自然にないものは与えず、ありのままのワニを見て楽しんでほしい」と園の担当者は話す。

 ミッピーは54歳以上だった。こんなにのみこんだら、さぞかし重かっただろうね。

※月刊ジュニアエラ 2019年12月号より

ジュニアエラ 2019年 12月 増大号 [雑誌]

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AERA編集部
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