ルール2) 場所:自室への持ち込みはNGにするのが鉄則!

「スマホを使うのはリビングのみ」と使用する場所を決めるか、「自分の部屋には持っていかない」「風呂・トイレでの使用はNG」など禁止場所を決める場合があります。中学生に近づくと自分の部屋で使いたがる子が増えますが、睡眠時間に大きく影響する可能性も。「睡眠不足になると体によくないから」などと親の思いを真剣に伝えましょう。

ルール3) マナー&危険:友人とのやりとりマナー、危険なことは話しておく

スマホを与えるときには、マナーや危険について、親の不安や心配事をしっかり伝えておくことが大事。「食事中は家族で話す時間だからスマホには触らない」と決めたら、親も仕事のメールなどは後にしましょう。ネット上で知り合った人と会う、SNSに個人情報を書き込む危険については、実際のニュースをもとに話すと、子どもも聞く耳を持つように。

ルール4) ペナルティー:ルール決めとセットでつくる。「今日だけは特別に許すね」はナシ

子ども自身が納得したルールでも上手に使うのは難しいため、「なし崩し」的な利用になりがち。ルールを破ったときのペナルティーも決めておきましょう。「破ったら翌日の使用時間を30分減らす」「3回破ったら1日使用禁止」など、度合いは家庭で判断を。子どもが気の毒に思えても、「前例」をつくらないよう、特別な事情を除き実行します。

(取材・文/AERA with Kids編集部)

 ※「AERA with Kids 2023年春号」より一部抜粋

竹内和雄先生
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