東大クイズ王・伊沢拓司さんから受験生へ 「不安を紙に書いて。感情を遠くに置くと楽になる」 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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東大クイズ王・伊沢拓司さんから受験生へ 「不安を紙に書いて。感情を遠くに置くと楽になる」

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吉田美穂AERA
東大クイズ王の伊沢拓司さん。大学受験生へエールを送る(撮影/写真部・掛祥葉子)

東大クイズ王の伊沢拓司さん。大学受験生へエールを送る(撮影/写真部・掛祥葉子)

――伊沢さん自身は大学受験で、どのように不安を乗り越え、実力を発揮してきましたか?

 僕自身も、自分では不安だと思っていなかったんですけど、センター入試の1週間前くらいからめちゃくちゃ心臓が痛くなって、これはどうしたことかと。それで、ネットで調べて自己判断したんですね。この行為自体は決してまねしてはいけない、良くない判断ではあるんですが。その結果、心臓神経症というものじゃないかと思ったんです。心臓神経症って、自分が心臓病なんじゃないかと疑っている人がかかるもので、特に何か心臓に悪いところがあるわけではないのに、不安で心臓が痛くなっちゃう。本当にそうだったのかはわからないですけどね。でも、それがわかったときに、スッと楽になったんです。「あぁ、俺は不安だったんだ」って。気づいていなかった自分のなかの不安を、客観視できたことが大きかったんだなと 思います。実は平気そうにしている人でも、どこか 見えないところで不安を感じているかもしれない んですよね。それが、顔に出るかでは出ないかは人によりますが 、不安であるということそのものに対してショックを受けたり、ビビったりする必要はないなと思っています。

――自分が不安だとわかった上で、それでも不安が消えないという人はどうしたらよいでしょう?

 不安を解消する方法って2種類あって、今見ているものを捉え直したり考え直したりするか、新しいポジティブな結果を手に入れるかのどちらかだと思うんです。ただ、後者を手に入れようとして、今までやってこなかった新しい問題を解いちゃったりして、点数が低かったらもっと凹みますからね。うまくいけば効果はあるけど、かなりリスクがあります。だから今の不安を分析して、捉え直す方が安全だし建設的かなと思っています。たとえば、自分の今の感情や、何に不安を感じているかを紙に書き出してみる。そんなやり方で、自分の感情をちょっと遠くに置いてみると、不安を受け入れることができて、心が楽になると思います。

◯いざわ・たくし/QuizKnock編集長、株式会社QuizKnock CEO。2016年10月にQuizKnockを立ち上げ、19年に会社化。WEBの編集やYouTubeへの出演のほか、テレビ出演や執筆、講演登壇など活動の場を広げている。「高校生クイズ」2連覇、「東大王」優勝などの戦歴を誇るクイズ王。東京大学経済学部卒。

(構成/ジュニアエラ編集部 吉田美穂)


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