被害者だと思っていたら加害者だった!? コミュニケーションの落とし穴 <こなやみ相談室> 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

被害者だと思っていたら加害者だった!? コミュニケーションの落とし穴 <こなやみ相談室>

このエントリーをはてなブックマークに追加

石原壮一郎(いしはら・そういちろう)/1963年、三重県松阪市生まれ。コラムニスト。『大人力検定』など、大人をテーマにした著書たくさん。最新刊は『大人の人間関係』(撮影/大嶋千尋)

石原壮一郎(いしはら・そういちろう)/1963年、三重県松阪市生まれ。コラムニスト。『大人力検定』など、大人をテーマにした著書たくさん。最新刊は『大人の人間関係』(撮影/大嶋千尋)

 子どもでも、いや、子どもだからこそ、小さな悩みをだれに相談していいかわからず、一人で抱え込んでしまうもの。そんなときはぜひ、聞かせてください。ズバッと解決してみせましょう。小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』で連載中の「小さなことでも気軽に! こなやみ相談室」。今回は「好きじゃないアイドルの話にどう対応すれば?」という相談。回答者はコラムニストの石原壮一郎さんです。

【Q】A子ちゃんからよくアイドルの話をされて、うんざりしています。私はそんなに好きじゃないんですが、適当に話を合わせていたら、好きだと勘違いしたみたいです。どうすればいいですか?(かおるさん 千葉県/12歳)

■会話は言葉のキャッチボール よけずに受け止めて投げ返そう

 あなたは自分が被害者だと思っているかもしれませんが、どちらかというと加害者です。A子ちゃんは、あなたも喜ぶと思ってアイドルの話を振っているのに、じつは心の中でうんざりされていて、でも一生懸命に話し続けている――。いい顔をしたいがために、A子ちゃんにとっては残酷な構図をつくってしまったといえるでしょう。

 この状況から抜け出す方法は、ふたつあります。ひとつは、本当にアイドルが好きになること。どう楽しめばいいかは、A子ちゃんを見ていれば学べるはず。もしも好きになれたら、毎日が楽しくなります。

 もうひとつは、A子ちゃんに、あなたが好きなものの話をどんどんすること。漫画でもオシャレでも料理でも、何でもかまいません。興味を持ってくれるかくれないか、それはA子ちゃん次第です。同じ興味を持つ別の友達が見つかったら、それもまたよし。

「会話は言葉のキャッチボール」といいますが、投げられたボールのよけ方ばかり考えていたら、そりゃ疲れるし楽しくもありません。まずは受け止めて、どんなボールにせよ投げ返すことで、新しい展開が始まります。

※月刊ジュニアエラ 2018年11月号より


トップにもどる AERA記事一覧

続きを読む

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい