“バイリンガル幼児園”が一生ものの「英語耳」を作るためにしていることとは? 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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“バイリンガル幼児園”が一生ものの「英語耳」を作るためにしていることとは?

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英語の説明を聞きながらパンプディング作りを体験する年少クラスの子どもたち(写真/写真部・小山幸佑)

英語の説明を聞きながらパンプディング作りを体験する年少クラスの子どもたち(写真/写真部・小山幸佑)

 2~5歳児が通い、英語と日本語、両方を使う“バイリンガル幼児園”がある。子どもたちはどんな生活を送っているのか。そして、英語力はどの程度育まれるのか。「AERA English特別号『英語に強くなる小学校選び2019』」で取材した。

*  *  *
 午後2時過ぎ、東京都三鷹市にある「キッズデュオインターナショナル(KDI)」では、お昼寝が終わり、午後のカリキュラムが始まる。この日、「ラーニングステーション」と呼ばれる職業体験コーナーでは、エプロン姿の年少児たちがパンプディング作りに挑戦していた。材料や手順の説明はバイリンガルの先生が全て英語で行い、日本語はいっさい聞かれない。

「年少々(2歳児クラス)と年少はインプットの時期。聞いて行動はできますが、まだ英語は話せず、ひたすら聴く力を養います。ネイティブとバイリンガルの教師から日常的に英語のシャワーを浴びることで一生ものの英語耳が作られ、年中を過ぎる頃にはアウトプットに転じて、どの子も英語を話すようになります」と、小野木文香園長。

 ここでは入園時に英語力は求められず、両親も日本語を話す家庭がほとんど。しかし、年長になると8割の時間は英語で過ごすようカリキュラムが組まれ、園にいる間は英語が自然に飛び交う環境だ。そのため、先生とのやりとりだけでなく、友達同士の会話でも当たり前のように英語が出てくるという。

■算数や国語の教育は小3レベルまで

 KDIでは英語力だけでなく、卒園までに小学校3年生レベルの算数力と国語力、運動能力が身につくことを目標に、知育学習、運動指導にも力を入れている。担当するのは主に日本人の先生で、学校教育の土台作りをめざしている。きちんとした日本語による知的経験と英語力の両輪があってこそ、国際人としての素地を育むことができるとの考えからだ。小学校入学後は日本語の力は不可欠になるため、年長になると、読解力など日本語の時間も大切にすると、小野木園長は説明する。

 こうしたバイリンガル教育に注目する親は多く、例年、入園希望者は定員の倍近くにのぼるといい、同園は2019年4月までに新たに3園をオープンする予定だという。

(文/深津チヅ子)

※「AERA English特別号『英語に強くなる小学校選び2019』」から抜粋


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