【時期を逃すと矯正歯科治療をすることができない】
 →×ウソ

 矯正治療自体は成人になった後からでも始められます。ただアゴや骨格に起因するような場合、子ども時代から治療しておくほうが後の治療がラクになりますし、治療結果もよくなります。

【矯正歯科治療はすべて健康保険がきかない】
 →×ウソ

 アゴの位置関係に問題があり、アゴの骨の外科手術を必要とする場合、歯並びや噛み合わせに影響がでる口蓋裂(こうがいれつ)などの先天的疾患がある、先天的に永久歯が6歯以上欠損しているなど、保険が適用されるものがいくつかあります。

【小児の矯正治療は医療費控除の対象になる】
 →○ホント

 子どもの矯正治療費は、通院費用まで含めて医療費控除の対象として認められています。成人の場合でも、見た目をキレイにする美容目的でないことが証明できれば医療費控除の対象になります。

【受け口は幼児期の段階で治しておかないといけない】
 →×ウソ

 乳歯列のときに受け口を治しても、前歯が永久歯に交換する際に受け口が再発することも多いですし、逆にその際に自然治癒する場合もあります。幼児期からの治療は子どもが矯正疲れを起こしやすく、基本的におすすめできません。ただし、早めのアプローチが必要な場合もあるので、矯正歯科医に相談を。

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2017年 07 月号 [雑誌]

安浪京子,加藤俊徳,親野智可等,高濱正伸

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2017年 07 月号 [雑誌]
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AERA dot.編集部
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