時間がないなら徹夜してでも勉強を終わらせて遊ぶ！　アグネス流子育て術

【Q3】学校のクラスの子に、息子と同じ塾に通っている子がいます。その子が学校で塾のテストの話やクラスの話をよくしているようです。先日も、うちの息子に「塾のクラスが下がったな」と言ってきたそうですが、気の弱い息子は何も言い返せずにいたそうです。親としてその子の親に言いたい気持ちもあるのですが、そこまで口をはさむべきではないのか、悩みます。（小4男子母）

【アグネスさんの回答】私は親に言うべきだと思う。ただし言い方が肝心だね。まるで相談するみたいに「人から聞いたんだけど、塾のクラスのことで、あなたの子が上がって、うちの子が下がったって学校で知られちゃったみたい。本人が落ち込んでるの」って困った感じで言ってみて。「ごめん、うちの子が言った？」って返せる親なら、注意してくれるはず。反応が悪い親だったら……無視！　相手にしないの。「私たちは志望校を目指して密かにがんばろ。協力するよ」って我が子の味方になって。

【Q4】塾に学校にお稽古事に、子どもの予定は常にパンパン。休日くらい何か気分転換をさせてあげたいけれど、復習に追われてそれも流れてしまいます。上手な気分転換のはさみ方ってありますか？（小5女子母）

【アグネスさんの回答】私は「時間がない」という言葉を自分の辞書から消しました。近所の本屋さんに30分行くだけでも気晴らしになるし、親子2人だけの夜の散歩もいいね。うちは一緒に勉強しながらナッツを高く投げて食べる遊びをよくしました。1日1回は一緒に笑おうよ。そして、次の休日に遊びに行くと決めたら、徹夜をしてでも勉強を終わらせて絶対に行く。流さない！　車や電車で寝ればいいの。遊べば元気が出る。時間はそうやって絞り出すものですよ。

※『AERA with Kids冬号』より抜粋

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2017年 01 月号 [雑誌]

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AERA dot.編集部