まず、東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランド広報に質問したところ、「現状では特に注意喚起をする予定はありません」とのこと。パーク内には多数のポケストップがあるが、それについてポケモンGOの運営側に取り消し要請をすることはないのか、とたずねたところ「取り消し要請をする予定はありません。立ち入り禁止地域に入った場合には注意をしますが、それはポケモンGOに限ったことではありません」とのことだった。
一方、USJはどうなのか。こちらは「現在、来場者の様子を見ている状況です」(USJ広報)との回答。というのは、USJでは今のところポケモンGOが特に問題になっていないようだ。
「パークの限られた開園時間の中でゲームをやろう、という方もそこまで多くないようで、現状では大きな問題は起こっていないようです。もし何か危険があったりする場合は対応しますが、今は様子を見ているところです」(USJ広報)
特に問題が起きていないだけに、対応を講じる必要もない、といった状況のようだ。確かに、メディアやネット上でもUSJでのポケモンGOに対する否定的な声はあまり見られない。
「(ポケモンGOを)決して否定的に見ているわけでもないので、今後はゲームとの付き合い方を模索していくかもしれません」(USJ広報)とも話しており、USJサイドも決してネガティブなものとはとらえていないようだ。
しかしながら、どちらのテーマパークも現状では策を講じる予定はないとのこと。USJは問題になっていないようだが、ディズニーランドでの論争はまだ続くかもしれない。(文・横田泉)