なんか、みんな、物語を作り過ぎ。週刊誌や新聞などのメディアで、「危うい立場にいる」とかひと言書かれたことで、それがワッと拡がって、いつしか「こうなんだ」って確定となってしまう。最初は小さな煙だったのに、ネットで拡がって、その物語がどんどん出来上がっていくっていうね。

 もちろん書き込みしてくれることはありがたいけれども、僕より知っている風なことを書き込んできて「業界でもないのに知らないでしょ?」って。宮迫さんのチャンネルに出たことで、「竹山も干されるんじゃないか?大丈夫か?」とか。(笑)そういう書き込み、ものすごい多いんですよ。「来週の『グッディ!』はもう出られないんじゃないか?」とか。いやいやいや、一切、番組からそんなことは言われたことはないって。(笑)

 もっと言っておくと、出演している番組から一度も怒られたこともない。普通に皆さんと仲良くお仕事をさせてもらっているし、誰を恨んでいることもないし、干す、干さないとか消す、消さないとかもない。『グッディ!』で僕が悪態ついたからって、放送後、呼び出されて怒られるなんてことはないですから(笑)。それがあると思っているんですよね。

 だから、宮迫さんとYouTubeでコラボしたら「竹山、干されるぞ」ってなるわけですよ。なんで、干されるんだよ!って。(笑)宮迫さんの番組に限ったことでなく、たとえば、原発のことをちょっと話しただけで、「竹山、干されるぞ」「もう、テレビ出られないんじゃないか?」とか書き込んでくるんですよ。

 世の中は「宮迫さんと絡むのはヤバい」って勝手に物語を作り、今回の配信を見た人は「竹山という人は男気があって芸能界の怖いものにも屈せず立ち向かていく」というキャラが出来上がっていくわけですよね。いや、勝手にキャラ作るな、と、僕はそうじゃねー(笑)。宮迫さんには世話にもなっているし、義理もあるし、お返しもしなきゃいけないから出ただけ。

 勝手に作り上げられたキャラと言えば、今回いきなり宮迫さんのチャンネルに出てテレビのことを語ったり、オンラインサロン「竹山報道局」を立ち上げる計画があることも重なって、いま僕には「竹山、テレビ、辞めるつもりなのか?」って問い合わせがきています(笑)。ネット上でテレビの批判をバンバンすんじゃねーかって、「そっちを決意しているのか?大丈夫か?」みたいな。全くそんな気はないんですよ!(笑) ここでハッキリ否定します。宮迫さんと飲みながらタラタラしゃべっているだけで、面白いから一度見てください!(笑)。

 私、カンニング竹山はテレビは絶対に辞めませんよ(笑)。これからもテレビのオファーもよろしくお願いいたします!

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