お笑い芸人として活動しながら「ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定1級」の資格を取得したサバンナの八木真澄さん。家庭では小学生2人のお子さんのパパです。子育てやお子さんたちへのマネー教育について聞きました。※前編<サバンナ八木が語る、FP1級合格まで3回落ちてもへこまなかった理由「最初は日経平均って何やねん、のレベルだった」>から続く
【写真】八木さんのお子さん手作り!「ブラジルジュエリー」はこちら(ほか7枚)子どもたちの前で勉強をする
――小5のご長男、小2のご長女がいらっしゃいますが、家ではどんなパパですか?
子どもたちからは、親という視点では見られていないでしょうね。
――友だちのような感じですか?
友だち以下やと思われていますね(笑)。酔ってわけわからんこと言うからですかね。娘もショート動画ばかり見て、「パパ遊んで」って言ってくることもないです。今の子は精神年齢が高い感じがしますね。
――八木さんご自身はFP1級の資格取得に向けて、毎日かなりの勉強量だったと思いますが、お子さんたちの勉強に対してアドバイスすることはありますか?
ないですね。息子は中学受験をする予定なので塾には通っていますが、「勉強しなさい」とは言わないです。ただ、子どもたちの前で僕自身は勉強をします。そこで子どもたちがテレビを見ていたら「その音があると問題解けへんから頼むわ」って言って、音量を下げてもらったり、テレビを消してもらったりはします。
――ご自身が勉強する姿を見せることで、何かを学んでほしいという感じですか?
あえて見せているわけではないです。ただ、同じ行動でも強制されてやるか、自発的にやるかでストレスって全然違いますよね。僕はトレーニングを30年間毎日続けていますけど、やる時間帯やトレーニングの内容を強制的に決められたら、続けられていないと思います。勉強も同じです。
僕も中学受験したんですけど小3のときに進学塾に入るための試験を受けたら、落ちたんです。その塾を落ちる子なんて、ほぼおらんかったですけど。2回目に受かって塾には入れましたけど、ずっと最下位のクラスでした。6年生になったときはレベル順にAからFクラスまであって、僕はFクラス。先生の話が理解できなくて、授業についていけないんです。それで6年生の5月くらいに家でテキストを1ページ目から自分流に読み返したら、どんどん頭の中に入ってきて。
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