自らの意志で運命は変えることができると信じ、多くの女性たちが勇気を持って一歩を踏み出すことを応援してきたSK-II。2015年からは、この信念を「#CHANGEDESTINY~運命を、変えよう。」と題して、さまざまなキャンペーンを行ってきた。その一環として、今年3月にフィルムスタジオ「SK-II STUDIO」を始動し、動画プロジェクトを発足。これは、現代の女性が直面しているプレッシャーに立ち向かう映像作品を発信するコンテンツハブだ。

●プレッシャーに立ち向かうアスリートの姿を映像で発信

 今年3月には第一弾として、競泳の池江璃花子選手が闘病を経て復帰するまでのストーリーを描いた「センターレーン」を公開。是枝裕和さんが監督を務めたこの作品は大きな反響を呼んだ。自分の運命は、今この瞬間をどう生きるかによって変えられるもの――。池江選手が発する力強いメッセージに共感し、勇気がわいた人も多いのではないだろうか。

 さらに5月には、第2弾として6組のトップアスリートに焦点を当てた6本の動画「VSシリーズ」を公開。史上最多メダル獲得者である体操のシモーン・バイルス選手、卓球の石川佳純選手をはじめ、世界的に活躍する女性アスリートがプレッシャーに立ち向かい、自らの手で運命を切りひらく姿を、実体験をもとに描いている。

●日本の女性起業家を取り巻く厳しい現状

 そして6月21日、第3弾となる「それぞれのスタジアム」が公開された。これは、コロナ禍の影響を大きく受けている女性起業家や女性事業主にスポットを当てた映像作品だ。

「それぞれのスタジアム」に登場する女性起業家たち。左から橋本藍さん、安原伶香さん、米山直子さん、小田嶋舞さん、白木夏子さん
「それぞれのスタジアム」に登場する女性起業家たち。左から橋本藍さん、安原伶香さん、米山直子さん、小田嶋舞さん、白木夏子さん

 日本の女性起業家を取り巻く環境は決して恵まれているとはいえないだろう。その証拠に、日本では女性就業者にしめる女性起業家の割合が、G7諸国の中で最も低い4.4%で、OECD諸国の平均を大きく下回っている。また、実際に女性が経営している会社は5.3%しかない(※1)。このことからも、女性の起業家をめぐる環境の厳しさがうかがえる。

 加えて新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響で、五輪に向けて期待されていた訪問客が激減。厳しい状況にさらに拍車がかかっている。

 今回のプロジェクトでは、五輪に向けて懸命に努力するアスリートに加え、着物店「着縁」オーナーの小田嶋舞さん、和菓子店「大三萬年堂HANARE」オーナーの安原伶香さん、フラワーショップ「On Flowers」オーナーの橋本藍さん、おにぎり店「NY CAFE」オーナーの米山直子さん、エシカルジュエリー店「HASUNA」オーナーの白木夏子さんの5人の女性起業家が登場。五輪選手が夢を追いかけるために直面している競技という戦いと、東京の女性起業家や中小企業の経営者が直面する困難を重ね合わせている。

(左から)白木さんが作るのは、身に着ける人も作る人も幸せになれるエシカルなジュエリー。「和洋折衷、温故知新」をテーマに和と洋を融合させた和スイーツを販売する安原さん
(左から)白木さんが作るのは、身に着ける人も作る人も幸せになれるエシカルなジュエリー。「和洋折衷、温故知新」をテーマに和と洋を融合させた和スイーツを販売する安原さん

 ただ、この映像はそれだけでは終わらない。女性起業家が、アスリート同様あきらめずに自らの力で困難を乗り越えようと奮闘する姿をも映し出している。

「それぞれのスタジアム」の公開に合わせ、東京の街並みを再現したバーチャルシティ「SK-II City」内にもうけたバーチャルストリートでは、女性起業家たちの店舗を紹介。来場者はオンライン上でこの店舗に立ち寄り、それぞれの起業家から商品への思いなどを聞き、着物への思いや和菓子へのこだわりなど、彼女たちの声も体験することができる。

●50万ドルを拠出し、女性起業家のためのプログラムを展開

 SK-IIは、別の形でも女性起業家の支援を展開している。今年3月に立ち上げた「#CHANGEDESTINY 資金」を、コロナ禍による影響を受けた女性起業家や女性事業主の支援に活用することを決定した。

「#CHANGEDESTINY 資金」は、「SK-II STUDIO」の映像1再生につき1ドルを、本年の拠出額50万ドル(約5500万円)を上限として、女性のための支援活動に拠出する取り組み。これまでに、「SK-II STUDIO」の作品は全世界で7億回の再生回数を記録しており(※2)、準備された50万ドルは、中小ビジネスを経営する女性起業家・事業主を支援するための年間プログラムの費用に充てられる。

(上から時計回りに)「『苦しい時こそお花やグリーンで癒やされたい』というお客さまの声があって続けてこられた」と語る橋本さん。おにぎりやスーパーフードによって人々を健やかにすることを目指す米山さん。「日本の民族衣装である着物をもっと気軽に着てもらいたい」と語る小田嶋さん
(上から時計回りに)「『苦しい時こそお花やグリーンで癒やされたい』というお客さまの声があって続けてこられた」と語る橋本さん。おにぎりやスーパーフードによって人々を健やかにすることを目指す米山さん。「日本の民族衣装である着物をもっと気軽に着てもらいたい」と語る小田嶋さん

 SK-IIと渋谷区、そして女性起業家ネットワーク「meeTalk」の3者で運営されるこのプログラムは、「学ぶ」「つながる」「発信する」という三つのアプローチで、女性起業家・事業主が直面する課題に取り組む。

「学ぶ」では、Facebook JapanやGoogleの協力も得て、デジタルプラットフォームの構築やマーケティングについて学ぶ機会を提供するほか、海外展開などのテーマについてのワークショップや個別のコンサルも展開。

「つながる」では、中小ビジネスを経営する女性起業家・事業主の課題である、ビジネス上でのネットワークへの接続を支援し、適切なロールモデルとのマッチングを行う。

「発信する」では、女性起業家・事業主が、世界中の多くの人々に自らのビジネスを発信できるよう、「SK-II City」などのプラットフォームを通じて商品やブランドに関する発信の機会を提供していく。どれも個人の力だけではなかなか難しいことであるだけに、困難な時代を生き抜こうとする女性起業家にとって大きなチャンスになるだろう。


 起業家に限らず、女性たちの日常はこの1年で大きく変化した。仕事でも家庭でもその変化に急速に対応することを求められ、先が見えない毎日に不安を感じたり、無力感に陥っていたりする人もいるかもしれない。そんな時はぜひ、「SK-II STUDIO」の作品を見てほしい。

 自らの手で運命は変えられる。SK-IIの発するこの力強いメッセージは、起業家のみならず、すべての働く女性へのエールになるはずだ。

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本文脚注)
※1 Entrepreneurship at a Glance 2016, OECD Publishing, Paris.
※2 2021年6月21日時点

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提供:P&Gプレステージ合同会社