■タイヤみたいに転がる旅行ケース発明!(2016年10月4日 長崎市)

 タイヤのような形で、悪路や石畳でも簡単に転がり、回転を利用してスマホの充電もできる─そんなユニークなキャリーケースが話題になっている。

 開発したのは市内でフリースクールを開いている元中学教師。中国旅行の際、未舗装の道路でキャリーケースが動かなかった経験から思いついた。試作品を昔の教え子に見せたところ、「スマホの充電ができたらいい」「柄を変えられるといい」などのアイデアが寄せられ、発売に向けて会社も設立。そんな経緯を、現在教えている高校の生徒が知り、ツイッターでつぶやいたところ、日本中に拡散した。発売は2017年夏の予定。

■ドラえもんの「ほんやくコンニャク」が実現!?(2016年10月1日 東京都)

 しゃべった言葉をその場でほかの言語に翻訳し、音声で流す最新技術の実験が、京浜急行電鉄の羽田空港国際線ターミナル駅改札で始まった。

 2020年開催の東京五輪・パラリンピックで訪日外国人が増えることに備えて研究が進められているもの。自動翻訳装置つきのメガホン「メガホンヤク」を手に持った駅員が、「大きい荷物をお持ちのお客様は、エレベーターをご利用ください」と話すと、英語、中国語、韓国語に翻訳された文章が上部の画面に表示される。ボタンを押せば音声も流れる。

 研究が進めば、食べるだけで外国語を話せるドラえもんの秘密道具「ほんやくコンニャク」が実現することも期待される。

※月刊ジュニアエラ 2017年2月号より

ジュニアエラ 2017年 02 月号 [雑誌]

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AERA dot.編集部
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