健人 アハハ。紫耀は……久しく一緒に仕事してなかったから、彼の人物像を忘れかけてたんだけど、ホントに素直。うん。礼節をわきまえたうえで喜怒哀楽を素直に出すから、人間として面白いなと思った。

紫耀 でも僕、最初はこんなに健人くんとしゃべれなかったですよ。ジャニーズJr.時代、バックにつかせてもらってたし、僕らがCDデビューしてからも、いろんなところで活躍してるのを見て、「すげえなぁ」って思わせてくれる先輩の一人だったので。

健人 紫耀とは深掘りした話をしたことなかったよね。でも今では家族よりも一緒にいるし、いろんな場所で「同じ空気」を吸ってる仲間。そんな仲間にはなかなか出会えないし、それがこういういいヤツなのはうれしいですね。俺の財産になると思う。まぁこれからじっくり育んでいくんですけど。

――ドラマ「未満警察 ミッドナイトランナー」では、健人くんが理論派の快、紫耀くんが体力派の次郎を演じます。真逆の役で相棒という設定ですが、どう思いました?

紫耀 俺、健人くんとやるなら、絶対、恋愛ものだと思ってました。

健人 俺もまさか警察学校の話だとは思わなかった。でもこういうテイストで逆によかった。楽しいよね?

紫耀 楽しいです。僕、こういう泥臭い役やったことなかったから。最近はラブコメで役を演じさせていただくことが続いたんで、人間味がある役をやってみたかったですし。

健人 今までで一番武骨で人間くさい役なんじゃない? 紫耀演じる次郎は、このドラマの「陽」の雰囲気をずっと担う立ち位置なんですよね。どんなことがあっても変わらない「光」のような部分を持っていて、みんなに好感を持ってもらえる役だと思う。

紫耀 快くんは頭、いいっすよね~。まだ前半のお話を撮影中ですけど、もう教官と競り合ってる。僕と快くん、片野坂教官(伊勢谷友介さん)、及川助教(吉瀬美智子さん)の4人で事件について話をするシーンがあったんですけど、僕以外めちゃめちゃしゃべってて。次郎ちゃんはバカだから全然会話に入れなくて、すげぇアウェー感がありました。

健人 あのシーンね。でもかわいいシーンなんだよなぁ。

紫耀 次郎ちゃんは、ただ黙って聞いてるんだけどよくわかってないから、とりあえず「快くんスゲ~」って顔で見てるんです(笑い)。

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