公開中の映画「ライアー×ライアー」に主演しているSixTONESの松村北斗さん。映画では最強のツンデレ男子に!? 小中学生向け月刊誌「ジュニアエラ」3月号では、映画について、また子ども時代の思い出について松村さんに聞きました。

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――この映画のお話が来たときの思いは?

 ついに少女漫画を原作にした映画のお話をいただけたといううれしさと、自分が主演で務まるのか、座長としてやっていけるのかという不安もあって。月並みですけど、クランクインまではかなり緊張しました。でも基本的にお芝居をしているときは楽しいので、そういう意味ではずっと楽しかったです。

――松村さん演じる透は、W主演の森七菜さん演じる、両親の再婚によって同い年なのに義姉となってしまった湊にはクールに接する。一方、湊が変装したギャルJKの「みな」にひとめぼれして、みなの前では激甘男子になる。ツンとデレを演じ分ける難しさは?

 難しさは……クールだけど、怖くなりすぎないように感情や言い方の足し引きをして気をつけたことかなぁ。でも、透は言われたことを真に受けてしまうピュアさもあって。湊とみなを本当に別人だと思って接しているので、僕も自然と切り替えて演じることができました。ラブコメでしか起こりえない展開だと思うかもしれないけど、透本人になってみるとね。意外と疑いなく、こういう現実もあるんじゃないかという感覚になるんです。そんなことを知れたのも新しい経験でした。

――恋愛経験ゼロで地味だけどよく見るとかわいい女子大生湊と、人目を引く華やかなギャルのみな。松村さんはどちらがタイプですか?

 みなのような、こういう方(ギャル)って結構、信念を持ってやってたりするじゃないですか。意思表示がハッキリしていてわかりやすいという面でいいなと思いますけど、湊みたいな子は“なじみ”がありますよね(笑い)。人類の総数でいえば、湊タイプのほうが圧倒的に多いと思うので、そういう意味での安心感はありますね。

――透と湊は複雑な思いを抱える義理の姉弟ですが、松村家のきょうだい事情は?

 兄がいるんですが、仲いいですね。3歳違いにしてはずいぶん僕をほほえましく見守ってくれていたなと思います。でも「俺についてこい」というよりは、物静かで物腰が柔らかいタイプ。ちょっとマスコットキャラクターみたいなんですよ。僕よりも身長が低くてふくよかで童顔で、可愛い可愛い兄です(笑い)。親もそうなんです。可愛げのある家族に囲まれて育ったので、僕は可愛げのある人が好きなんだと思う。なんか安心します。

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大道絵里子
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