ファイナンシャルプランナーの関口博美さんが、子育て世代の「消費・浪費・投資」を見直して、お金の使い道をアドバイス! 読者のお金に関する悩みに答えてくれました。子育て情報誌「AERA with Kids」(朝日新聞出版)からお届けします。

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覚悟はしていたけれど、想像以上にかかる教育費

 今春、下のお子さんの中学受験も終わり、親子ともどもほっと一息ついている東京在住のHさん一家。今気になるのは、お子さんたちの大学進学までにどのように教育費をためていけばいいのか。

Hさん「今春、次女が私立の中高一貫校に進学し、長女(高1)も私立の中高一貫校に通っています。2人分だと覚悟はしていたものの、引き落とされた授業料にびっくり。しかも年3回授業料の引き落としってあるんですよね……」

関口さん「家計簿の子ども費の20万4千円は、ほぼ学費ということなんですね。うちは子どもが6人いるのですが、その経験からもお話しすると学費がダブルでかかるというのは思っている以上に負担が大きいですよね」

Hさん「今は2人とも習い事もピアノぐらいしかしていませんが、長女は大学受験のためにいずれ塾に通い始めると思いますし、大学は理系に進学する可能性があります。今は定期的な貯金などはしておらず、今後の教育費のため方について相談したいです」

関口さん「上のお子さんの受験が始まるまでに、貯金がもっと増えるように家計診断してみましょう」

診断1 来春の住宅ローンの 完済後、貯蓄の増やし方は?

 来春住宅ローンを完済しますが、その分のお金はどこにスライドさせたらいいでしょうか? 教育費はもちろん、老後の資金作りも気になります。今現在、クレジットや学費などいきなりどかんと引き落とされるのが怖くて、貯蓄口座にお金を入れることができません。できても月5万円ぐらいかなと思っています。いくらためればいいのかもよくわかりません。

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AERA with Kids編集部
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