今回のニュースに触れて太陽に興味を持ち、自分でも観測したいと思った人がいると思う。その場合どんな観測方法があるのか、国立天文台の縣秀彦さんに教えてもらったので紹介しておこう。
「太陽を直接見ると目を傷め、失明の危険もあります。ですから、自分の目で観測したいときは、遮光板や日食グラスを使って観測します」
「投影法という観測方法もあります。これは、小型の屈折望遠鏡(※2)を通して、太陽投影板に太陽を投影するというものです」
「太陽投影板は望遠鏡メーカーごとに専用品があるので、それを使います。どちらの場合も、必ず理科の先生などの指導のもとで行ってください。太陽の黒点やフレアの画像は、インターネットの『宇宙天気予報』や『国立天文台太陽観測科学プロジェクト三鷹太陽地上観測』などのページで見ることができます」
(文/上浪春海)
ジュニアエラ 2024年 8月号 [雑誌]
朝日新聞出版
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