●フィンランドで女性の最年少の首相誕生
フィンランドで2019年、34歳の女性首相が誕生した。サンナ・マリン首相だ。
同国の女性首相は3人目、現職の指導者としては世界最年少だ。世界経済フォーラムの男女平等ランキングでは、フィンランドは3位。同国の政治の場には女性だけでなく、若い世代も多い。今回誕生した政権は5党の連立だが、ほかの4党の党首もすべて女性で、うち3人は35歳以下だ。被選挙権は18歳で、高校や大学に通いながら地方議員に立候補する人もいるという。
日本の場合、19年秋に内閣改造があったが、安倍内閣の閣僚の平均年齢は61歳以上だ。「高年齢の男性ばかり」が日本政治の最大の特徴といえるかもしれない。(朝日新聞編集委員・秋山訓子)
※月刊ジュニアエラ 2020年3月号より
ジュニアエラ 2020年 03 月号 [雑誌]
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