中学受験の準備は小3夏から始まっている！？　失敗しないための3つのステップとは

【STEP.3】

　子どもが納得して決めた計画がうまくいったら、「いい調子だね」とほめてあげよう。やってみたらできたという体験をさせることで自信がつく。何回も失敗すると、子どもがやる気をなくしてしまうので、できれば1回で成功させてあげる方がいい。

「いちいち親子で話し合って決めるなんて面倒くさいなぁと思うかもしれませんが、ここは多少手間がかかってもやってください。なぜなら、勉強はやらされ感があると、続かないからです」

　さらに入塾準備でやっておきたいのが、入塾テスト対策。大手進学塾では例年２月に新学年のカリキュラムがスタートします。そのクラス分けをするための入塾テストが前年秋ごろに行われます。まわりも勉強する中で、入塾後にたびたび行われるクラス替えテストでクラスを上げるのは至難のワザ。そこで、最近では入塾テスト対策を夏のうちからしっかりやっておいて上位クラスで好スタートし、そのままクラスをキープする親子が増えているようです。

　入塾テストの対策で重要になってくるのが、スピード感を持って問題を解くのに慣れておくことです。

「大手進学塾の入塾テストは国語と算数の2教科ですが、問題量が多く、学校のテストの2.5倍～3倍はあります。算数では計算問題を速く正確に解く練習、国語ではまとまった文章を読んで設問に答えるドリルなどをしておくといいですね」

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2018年 夏号 [雑誌]

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AERA編集部