「コロナ感染は本人のせい」と考える傾向が日本は他国より強い 相談しにくい原因に (1/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「コロナ感染は本人のせい」と考える傾向が日本は他国より強い 相談しにくい原因に

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米ニューヨークの国連総会議場(写真/朝日新聞社)

米ニューヨークの国連総会議場(写真/朝日新聞社)

根本かおるさん(国連提供)

根本かおるさん(国連提供)

 今年は戦後75年。小中学生向けニュース月刊誌「ジュニアエラ」9月号の特集「戦後75年と国際ニュース 世界が仲よくなるには?」では、国連広報センター所長の根本かおるさんに、平和な未来をつくるにはどうしたらいいかを聞いた。

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 昨年末、中国で初めて確認された新型コロナウイルス感染症は、瞬く間に南極以外のすべての大陸に広がっていきました。感染のホットスポットは今もどんどん場所を変え、広がり続けています。

 グローバル化が進み、人々が世界中を行き交う今の社会では、世界中で協調・連帯して対策しなければ、十分な効果は得られません。たとえ自分たちの足元で抑え込めたとしても、医療体制が整っていない国や地域で感染が広がれば、すぐに状況は元に戻ってしまうからです。

 国連創設75周年にあたる今年は、くしくも「多国間主義」、つまり一つの課題に対して、多数の国で取り組むことの重要性を改めて強く感じる年になりました。

 今回のパンデミック(世界的大流行)では、女性や高齢者、非正規雇用の人々など、コロナでより大きな影響を受けてしまう、弱い立場に置かれている人々の存在が明らかになりました。今、まさに苦しんでいる人々に手を差し伸べるための対策は必要ですが、彼らの存在が注目され、多くの人が「このままではいけない」と危機感を持ったことは、けがの功名ともいえるでしょう。

 また、在宅勤務やオンライン授業などによって、働き方や学び方も大きく変わりました。「たった2カ月の間に2年分のデジタル革命が起きた」と言う専門家もいます。そして移動や人が集まる会議など、以前は当たり前とされていたことが、必ずしもそうでなくてもいいと気づき始めました。これからさまざまな活動が元に戻るなかでも、コロナ前とまったく同じにはならないでしょう。

 コロナは人類にとって大きな試練ですが、今までにない価値観や新しい発想で、よりよく変化できるチャンスだと前向きにとらえてほしいと感じています。


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