【ゴマフアザラシ】


コハル(メス)/3月17日生まれ/マリンワールド海の中道(福岡県福岡市)
父はマスオ(7歳)、母はハルコ(13歳)。そのほか、別のペアから4月3日にサクラ(メス)、4月4日にシシオ(オス)が生まれた。誕生すると母と子は鼻をくっつけて匂いを確認しあい、約1時間後には授乳する。生後2、3週間でエサを食べるようになり、親から離れて、子どもたち3頭で水に浮いたり潜ったりして、気ままに暮らしている。

【ミーアキャット】
コゲラ(オス)、ヒバリ(メス)/3月1日生まれ/秋吉台サファリランド(山口県美祢市)
父はアナゴ(7歳)、母はキンクロ(4歳)。昨年10月に生まれた兄2頭と一緒に、家族6頭で暮らしている。3月生まれの子たちはよく動き回り、やんちゃ。兄たちがよく世話をしている。仲良く穴を掘ったり、じゃれあったりする家族団らんの様子が見られる。5月に同じ親から5頭の赤ちゃんが新たに生まれ、ベビーラッシュを迎えている。

【チーター】
しばふ(仮名、メス)/3月2日生まれ/姫路セントラルパーク(兵庫県姫路市)
父はピース(11歳)、母親はパール(5歳)。チーターの誕生は全国的にめずらしい。野生では一度に複数の子が生まれるが、今回は1頭だけの出産。母親のミルクの出が悪かったため、人工飼育に切り替えた。5月上旬には肉も食べるようになり、元気にあばれまわっている。人工飼育の影響もあり、とても人なつこい。6月には模様もはっきりしてくる。

(動物学者・今泉忠明)

※月刊ジュニアエラ 2020年7月号より

ジュニアエラ 2020年 07 月号 [雑誌]

ジュニアエラ 2020年 07 月号 [雑誌]
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今泉忠明
日本動物科学研究所所長 今泉忠明

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