©Austrian National Tourist Office/ Paul-Bauer
©Austrian National Tourist Office/ Paul-Bauer

オーストリアは国全体が世界遺産と言われるほど、建築物や風景が美しい国。家族旅行で本場のクラシック音楽や美術、雄大な自然に触れることは、子どもたちの好奇心を刺激し、豊かな心や創造力を育むことでしょう。
今回は、たくさんの見どころの中から特に、親子で楽しめて子どもたちの学びにもなるスポットを厳選してご紹介します。

■歴史や伝統に彩られた音楽と美術。本物の魅力を堪能できるスポット

長い歴史を持つ劇場や世界的に重要な作品を所蔵するミュージアムが数多くあるウィーン。優雅な雰囲気の中、子どもでも親しみやすく、見ごたえたっぷりな芸術に触れることができる場所なので、必ず訪れたい。

ウィーン国立歌劇場
150年以上の歴史あるオペラ劇場。9月から翌年6月まで、オペラやバレエをほぼ日替わりで上演。毎日2~3回催行のガイドツアーでは、舞台裏や皇帝夫妻が使った貴賓室など普段見ることのできないオペラ座内部をじっくり見学できて、日本語ツアーも不定期で開催。数多くの作品の中から親子で鑑賞するなら、バレエがおすすめ。目にも華やかな衣装とダンスに親子で魅了されて!

©WienTourismus/ Christian Stemper
©WienTourismus/ Christian Stemper
©WienTourismus/ Paul-Bauer
©WienTourismus/ Paul-Bauer

ベートーヴェン博物館
子どもたちが学校で習う、偉大な作曲家たちのゆかりの場所を巡るのもおすすめ。ベートーヴェン博物館では、聴覚を失ったベートーヴェンが音を聴けるようにフードを取り付けたピアノが展示されている。

©Austrian National Tourist Office/ Tokyo
©Austrian National Tourist Office/ Tokyo

ベルヴェデーレ宮殿
1723年に完成した、バロック建築の傑作との誉れ高い宮殿。現在は美術館となっており、クリムトの「接吻」は門外不出なので、ここでしかできない体験を親子でするなら、必見。

©Austrian National Tourist Office/ Crane
©Austrian National Tourist Office/ Crane

■体験型や趣向を凝らした展示で、楽しみながら学べるスポット

遊びながら芸術や歴史を学べる、地元の子どもたちにも大人気のスポット。体験型の展示は、子どもだけでなく大人の興味をそそるぐらい、クオリティが高い。

シェーンブルン宮殿子ども博物館
テーブルセッティングを学んだり、当時の衣装を着て写真撮影したり、本物の宮殿内でプリンセスさながらに宮廷文化に触れることができる。
※予約制で子どもの誕生日パーティを開催することもできる。

©Austrian National Tourist Office/ Paul-Bauer
©Austrian National Tourist Office/ Paul-Bauer

広大なシェーンブルン宮殿には、動物園のほか生垣で作られた迷路庭園があり、親子で一日中楽しめるスポットが満載!

©Schloss-Schoenbrunn-Kultur-und-Betriebsges-m-b-H/ Severin-Wurnig
©Schloss-Schoenbrunn-Kultur-und-Betriebsges-m-b-H/ Severin-Wurnig

ウィーン自然史博物館
マリア・テレジアの宝石の花束ほか、鉱石、動物、昆虫、化石や隕石まで幅広いジャンルの収蔵物を展示。また、ウィーン旧市街からウィーンの森に至るまで、壮大なパノラマが楽しめる屋上を歩く特別ガイドツアーもおすすめ。

©Austrian National Tourist Office/ Jinho Kim
©Austrian National Tourist Office/ Jinho Kim

まるで宮殿の中に恐竜がいるかのように展示されているので、子どもも大人も思わず目が釘づけに。

© WienTourismus/ Gregor Hofbauer
© WienTourismus/ Gregor Hofbauer

■アルプスの大自然の中で、深い歴史と雄大な景色を感じるスポット

塩坑の巨大な塩の結晶、アルプスに生息する動植物や氷河など、長い年月をかけて作られた美しい自然は、親子で環境問題を考えるきっかけにもなるはず。

ザルツカンマーグートの岩塩坑
ハルシュタットにある世界最古の一つである、岩塩坑を見学するツアー。山で塩が採れる理由や、採掘方法など、子どもにもわかりやすく学べる内容になっている。

©Austrian National Tourist Office
©Austrian National Tourist Office

かつて労働者たちが下の階層へ素早く降りるために使っていた滑り台で坑内を巡って、親子でスリル満点な体験を楽しもう。

© Oesterreich Werbung/ Muhamad AbuShakra
© Oesterreich Werbung/ Muhamad AbuShakra

グロースグロックナー山
オーストリア最高峰3798メートルのグロースグロックナー山を中心とした、ホーエ・タウエルン国立公園を巡るバスツアーが夏季のみ開催。オーストリア最大の氷河を望む迫力満点な景色を眺めたり、アルプスに生息する動植物に出会えたり、大自然に触れながら地球の成り立ちや自然環境を学ぶこともできる。

©Grossglockner Hochalpenstrassen AG/ Michael Koenigshofer
©Grossglockner Hochalpenstrassen AG/ Michael Koenigshofer
(写真左)©Austrian National Tourist Office/ Jinho Kim(写真右)©Grossglockner Bergbahnen Touristik GmbH/ Peter Maier
(写真左)©Austrian National Tourist Office/ Jinho Kim
(写真右)©Grossglockner Bergbahnen Touristik GmbH/ Peter Maier

■子連れにも優しい、ウィーンのおいしいカフェ

2011年にはウィーンのカフェ文化がユネスコ無形文化遺産になるほど、オーストリアはカフェ天国。老舗からローカルな雰囲気のお店まで一日中、いつ訪れても食事が楽しめるカフェも多く、レストランよりも気軽に利用できるのがポイント。子どもと一緒に、お気に入りのお店を探してみて。

1847年創業の皇室ご用達菓子店「ゲルストナー」。豪華な宮殿の一室がそのままカフェになった空間は、親子で特別な雰囲気を味わいたいときにぴったり。

©Austrian National Tourist Office/ Harald Eisenberger
©Austrian National Tourist Office/ Harald Eisenberger

5つ星ホテル「インペリアル」内のクラシックなカフェ。オリジナルのインペリアルトルテのほか、ウィーン伝統料理もおすすめ。

(写真左)©Hotel Imperial(写真右)©Hotel Imperial Wien/ imperialvienna.com
(写真左)©Hotel Imperial
(写真右)©Hotel Imperial Wien/ imperialvienna.com

オーストリアは治安が良く、鉄道などの公共交通機関も充実しており、観光客にフレンドリーな人たちが多いので、子連れでも快適な旅行が可能。映画『サウンド・オブ・ミュージック』の撮影地巡りや、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の映像の前で指揮者体験ができるハウス・デア・ムジークなど、子どもたちの学びの場としても最適なスポットがまだまだたくさんあるオーストリアに、家族でぜひ足を運んでみて!

詳しくはこちら >

提供:オーストリア政府観光局