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東京芸大出身の漫画家が語る母校・女子学院「東大、医学部が正義じゃない進路指導のおかげ」

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「2人しかいない美大希望者のために美術クラスを作ってくれた」と今日マチ子さんは語る(※写真はイメージです/GettyImages)

「2人しかいない美大希望者のために美術クラスを作ってくれた」と今日マチ子さんは語る(※写真はイメージです/GettyImages)

 名門・女子学院中高を卒業し、東京藝術大学に進学した漫画家の今日マチ子さん。表紙イラストを手掛けたAERA MOOK『偏差値だけに頼らない 中高一貫校選び2022』(朝日新聞出版、現在発売中)で、中学受験の経験と中高での日々を語った。

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「中学受験は、ただただ楽しかった」と今日マチ子さんは振り返る。人生で初めて、自分で決めて努力した体験だったからだ。

「小学生時代、私はクラスで少し浮いている存在だったんです。外遊びも運動も苦手で、テレビに興味がなく本ばかり読んでいた。友だちとは薄い壁がありました」

 小3の終わり、スイミングスクールをやめたくて「塾に行きたい」と母に伝えた。塾は、新聞の折り込み広告を見比べて自分で決めた。

「図書館の隣にある小さな塾でした。先に図書館で本を読んでから行けるので、私にとって理想的! 授業はスピード感があっておもしろく、『私はこういう勉強がしたかったんだ!』と気づいた感じです」

 第1志望も自分で決めた。水泳の授業が少なく、自由で楽しそうな女子学院。決め手になったのは、意外にも塾の合格体験記だったという。

「いろんな人の合格体験記を読みまくって『この人の体験談はしっくりくるなぁ』と思ったものをピックアップしたんです。圧倒的に多かったのが女子学院合格者でした」

 家にあった親向けの受験指南本も、繰り返し読んだ。「おかしな小学生ですね(笑)。でも何かに夢中になれた初めての体験でした」

■個性豊かな友人と安心して夢を探した

 そして見事合格した女子学院。入学1日目にはもう「ここが自分の居場所だ!」と確信したそうだ。

「まず、先生が生徒を一人の人間として信頼してくれていることがうれしかった。通学路の説明のとき、『困ったことがあったら、周囲の人に助けを求め、自分で考えて動きましょう。あなたたちはそれができる年齢です』と言ってくれたのが印象的でした」

 それからの6年間を、今日さんは「夢みたいな日々」と表現する。個性豊かな友人たちと、安心して夢を模索し続けられた時間。特に忘れられないのが礼拝の時間だという。


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