小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』で連載中の「パックンの今すぐ通じる英会話」。今回は「動詞+money」です。

パトリック・ハーラン(パックンマックン)/1970年、アメリカ生まれ。ハーバード大学卒業。93年に来日し、97年お笑いコンビ「パックンマックン」を結成。テレビ番組などで活躍中。東京工業大学非常勤講師(撮影/家老芳美)
パトリック・ハーラン(パックンマックン)/1970年、アメリカ生まれ。ハーバード大学卒業。93年に来日し、97年お笑いコンビ「パックンマックン」を結成。テレビ番組などで活躍中。東京工業大学非常勤講師(撮影/家老芳美)

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 今月号の特集は「お金」なんだってね。ということで、このコーナーでもお金に関する英語を取り上げてみよう。まず、「お金」は英語でmoney。これはみんな知ってるよね。「簡単な動詞+money」の組み合わせをいくつか覚えておけば、お金に関するさまざまな話ができるよ。たとえば「お金を稼ぐ」は“make money”。makeは「作る」という意味だけど、moneyと組み合わせると「稼ぐ」になる。で、稼いだら使うよね。「お金を使う」は“use money”。使わないで貯めるのもいいかもしれない。「貯金をする」は“save money”。ただし、「お金を節約する」という意味で使うこともある。saveをどちらの意味で使っているのかは、会話の流れから判断しよう。それから、お金を落としたりなくしたりすることは“lose money”、無駄づかいしちゃうことは“waste money”という。

 金額を聞きたいときには“how much”(どのくらい)を使って疑問文を作ろう。“How much money do you have?”(いくらお金を持ってますか?)のようにね。haveをmakeに変えれば稼いでいる額を、saveにすれば貯金の額を聞くことができる。答えるときには、two thousand yen(2000円)のように具体的な金額を言ってもいいし、a lot(たくさん)やa little(少し)のように答えてもいいんじゃないかな。

 最後にお金に関する慣用表現を一つ紹介しよう。“Save a penny, make a penny”(1ペニー[※]を節約することは、1ペニーを稼ぐことと同じ)。つまり、節約が大切だということだね。みんなもこの表現を覚えて、ぜひmoneyしてね、なんちゃって!

※ペニーは1セント硬貨の呼び名。

【ワンポイントアドバイス】
貯金箱は、英語ではpiggy bank。直訳すると「子ブタ銀行」。でも、ブタ以外の貯金箱もpiggy bankと呼ばれることが多いよ。

※月刊ジュニアエラ 2018年3月号より

ジュニアエラ 2018年 03 月号 [雑誌]

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AERA dot.編集部
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