全編英語のドラマ、Huluオリジナル「THE HEAD」に出演した山下智久さん。小中学生向けのニュース月刊誌「ジュニアエラ」8月号では、このドラマへの思いなどを語った。また、小学生からの素朴な質問にも答えてくれた。
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僕が演じた微生物学者のアキは、学ぶことに情熱を持っている男です。だから、世界的な研究をしている教授のもとで働きたくて、南極の科学研究基地の研究員になるんですが、そこで大変な事態が起きて……。スリリングだし、緻密に計算されているので、犯人の考察しがいがあるドラマになっていると思います。
セリフは全編英語。母国語じゃないから覚えるのも、自分の言葉にしていくのも時間がかかりました。しかも台本がどんどん変わるんですよ。それに対応していくのはすごく大変で。セリフを覚えるコツ? 口に出して反復練習を繰り返すしかないですね。僕がこの作品のためだけに英語を勉強していたとしたら間に合わなかったと思う。改めて実感しましたね、「継続は力なり」だなって。
撮影はスペインのテネリフェ島やアイスランドで行いました。現場に飛び込む前は怖かったけど、いざ飛び込んでみたら、みんな「いい作品をつくりたい」という情熱は同じ。いろんな国のキャストやスタッフが集まっていましたが、国境を超えて分かり合えたし、自然と仲良くなって″ファミリー”という感覚にもなれました。
ドラマのエンディングは僕の新曲。世界中の人に聞いてもらえるのは感動ですね。作詞もしたんですが「愛の答えはどこにあるの?」という内容なので、ドラマ同様、自分なりの答えをひもといて感じてもらえたらうれしいですね。
【教えて山P!】
ジュニアエラでは毎号たくさんの読者からお悩みが寄せられます。今回は、山Pにアドバイスをしてもらったよ。
Q.1 先生や大人は「個性を大切に」と言います。「いい個性」と「悪い個性」があると思いますが、「悪い個性」も大切ですか? (かじったりんご 11歳)
A.誰にとって「悪い個性」なんだろう? 僕は人に迷惑をかけなければ、自分らしさとして貫いていいと思う。自分は世界に一人しかいない。自分だけの感覚を大事にして、個性をどんどん磨こう。
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