――今だからこそ「長期の休み」にやっておいたほうがいいな、と思うことは?
小中学生のころは、もう好きに楽しいと感じることをやったらいいと思う。僕は小学校1年生のときにダンスが好きになってレッスンに行き始めたので、夏休みはダンスレッスン地獄でした。でも、それがすごく楽しかった。その経験が今、直接、自分の力になっているので、宿題も大事だけど、まずは好きなことに打ち込んでみてほしいですね。結果的にそれが仕事になったら一番いいと思う。
――好きなことは、どうすれば見つかる?
いろいろ経験することじゃないかな。気になったらとにかく試してみる。親がそれを快くやらせてくれるかはわからないけど、本当にやりたければ、反対されても説得できると思うんですよ。僕もダンスがもっとやりたいという気持ちを親に主張して、レッスンに通えるようになりました。でも「将来につながりそう」とかは考えなくていいし、ホントにちょっとした興味でいいと思う。グミが好きだからもっといろいろなグミの種類を調べてみようとか、作り方を研究しながら実験的に作ってみるとかね(笑い)。今を楽しんでね☆
【教えて紫耀くん!】
ジュニアエラには毎号たくさんの読者からお悩みが寄せられます。今回は、紫耀くんにアドバイスをもらったよ。
●靴下に穴があきます。どうすれば穴があかなくなりますか?(ゆこだ・11歳)
僕もちっちゃいころ、よくあいてたけど、大人になったらあかなくなったな。なんでだろ? でも穴があくぐらい歩いたり、運動したり、頑張って動いたりしているということ。努力の証しと思ってください。ポジティブに捉えよう。
●忘れ物が多くて自分が嫌になります。(わしこ・小5)
僕もそうだった。もう、ランドセルに全部つけるのは? S字フックを買って。で、外さない。そしたら絶対忘れない(笑い)!
●怖いものを見たら悪夢を見そうで夜なかなか眠れません。(みおわるる・小3)
わかる~。でもそういう体験をしたときも、べつに怖い夢も見ないよね。僕の経験上ですけど。だから逆に、こういう夢を見たいと思って見られたことあるかな?と考えてみたらいいと思う。見ることできないよね?
●マスクをしているので知らない人を友人と間違えてしまいました。再発防止にはどうしたらいい?(りりあん・小6)
僕もよくあるんですよ、この人たぶん……ってこと。やっぱり間違えたら恥ずかしいから、相手から声をかけてもらうように仕向けよう。リップクリームを塗るフリをして顔を見せ、「平野ですよ!」みたいな(笑い)。
(ライター・大道絵里子)
※月刊ジュニアエラ 2021年9月号より
朝日新聞出版