【意外と知らない、一万円札の豆知識】
<福沢諭吉の右側に3本線が入ってる!>
すかして見ると、3本の縦棒が入っているのがわかる(すき入れバーパターン)。5千円札は2本、千円札は1本という違いがあるんだよ。
<目の不自由な人も触れば金額がわかる!>
表の左右下にある、縦棒と横棒が合わさったようなマーク(Lと)は、触るとザラッとしている。5千円札は八角形、千円札は横棒だけという違いがあるから、目の不自由な人も、触ると金額がわかるんだ!
<線にしか見えないけど、拡大するとちっちゃな文字が!>
遠くから見ると、ただの波線にしか見えない。でも、拡大すると、とても小さな文字で「NIPPONGINKO」と印刷されている! あまりにも小さくて、マネしようとしても表現することは困難だから、ニセモノを防ぐのに役立つよ。
<1カ所に3つの模様が隠されている!>
キラキラ光って見える部分は、角度を変えると異なる図柄が見える「ホログラム」というもの。少しずつ傾けていくと、「日本銀行のマーク」「10000」「桜」の三つの模様が次々に現れるんだ。とても高度な技術が使われているよ。
<光にすかすと福沢諭吉が!>
中央の丸の中を光にすかしてみると、福沢諭吉の肖像画が現れる。これは、印刷するより前の、お札用の紙をつくる(紙をすく)ときに、紙の厚さを変えることでつくる、「すき入れ」という技術が使われているんだ。