「子どもが自分の性器をいじっている」「親のセックスを見られたら」――。こんなとき、親はどうしたらいいのでしょう。小学生の親たちのQ&Aを、産婦人科医の高橋幸子先生に聞きました。子育て情報誌「AERA with Kids」からお届けします。
【図】第二次性徴で、からだがこんなに変わる
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Q. 友達同士でカンチョーをしてふざけている
Q. 自分の性器をいじっている
Q.アダルトサイトを見た履歴がある
Q.子どもにセックスを見られた
Q.男の子の射精や包茎については男性から教えるべき?
Q. 友達同士でカンチョーをしてふざけている
「絶対にだめ」と教えましょう。自分のプライベートゾーンだけでなく、人のプライベートゾーンも大切で、だれかが勝手に触ってはいけないこと、おふざけの延長だとしても、相手は傷つくことがあると説明してください。スカートめくりやズボンおろしも、同じ理由でしてはいけないと教えるといいでしょう。
Q. 自分の性器をいじっている
頭ごなしに否定せず、「性器は自分で触ると気持ちがいいところだよね」と受け止めてください。まだ性的な意味合いはないかもしれません。セルフプレジャー(自慰行為) について説明する場合は、特別な気持ちよさを感じることがあり、悪いことではないこと、ただプライベートなことだから人前ではしないことを伝えましょう。
Q.アダルトサイトを見た履歴がある
親はショックかもしれませんが、性教育のチャンスです。子どもを責めるのではなく、アダルトサイトの問題点について話しましょう。そうした動画は、主に男性側の「こうだったらいいのに」というファンタジーで作られていて現実とは違うこと、搾取や暴力を含むことがあり、お手本ではないと伝えてください。
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