オンラインでつながる母親コミュニティーが話題! トラブルが生まれないたった一つのルールとは?

2020/10/02 11:30

(鈴木奈津美さんの話)
 2019年1月にオンラインで「母親アップデートコミュニティ」(HUC)を立ち上げ、今年8月に一般社団法人「母親アップデート」を設立しました。きっかけはソーシャルメディア「NewsPicks」の落合陽一さんと高濱先生の対談収録に参加したことです。この日、現代の母親の課題について40人のママたちと話し合いました。高濱先生の「母親はつながりの中に自分を置くといい」という言葉を聞いて、その場で、「オンラインコミュニティーを立ち上げます」と手をあげました。驚くことに最初の1カ月で約100人のメンバーが集まり、今では200人ほどの会員がいます。
 
 参加メンバーは、年齢も住む場所も職業もさまざま。それぞれが自分の興味や特技を生かして、オンラインで育児、教育、キャリアなどの情報交換や勉強会を開催するのがメインの活動です。昨年は、子連れで100人規模のリアルイベントも行いました。

 生き方も、子どもの年齢も異なる人たちとの情報交換は面白いです。先輩ママから、例えばPTAや発達障害、不登校、受験などそれぞれのステージの体験談を聞くと、少し先の子育てにも心の準備ができます。

 ただHUCでは子どもの話をしていても、自分を主語にして話すことを大事にしています。母である“私”をどう楽しめるか、どう自分を変えていけるか、そんな思いをシェアし合っています。

 運営にあたって一つだけ決めたルールは、「誰も否定しない」こと。多様な価値観を持つ人が集まるので、意見や視野が異なるのは当然です。お互い安心して話せる場にするため、批判せず違いを受け入れることが大切という認識を大事にし、メンバーにも伝えています。だからこそ、つらい体験や深い悩みもシェアできるし、お互いのチャレンジを応援できる。

 コミュニティーを通し、100人100通りの母親像があっていいんだ、と実感できたことで、私自身の視野も広がり、子育てが楽しくなりました。(取材・文=玉居子泰子)

※発売中の「AERA with Kids秋号」では高濱正伸先生が特別編集長を務め、「今の時代に欲しい!子育ての軸」を大特集。誌面ではママコミュニティーの実例も多く紹介しています。

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