2 ゲーム・遊び要素を見極める

教材の中のゲームには、「ゲーム要素を取り入れた問題」と「報酬(ごほうび)として遊べる純粋なゲーム」の2通りがあります。前者は理解を早めるのに効果的ですが、その単元がクリアできたらそれ以上やってもあまり意味がありません。後者の報酬系ゲームはやる気アップになりますが、やりすぎに注意。

3 レベルの確認は市販のドリル等を使う

子どもの学習能力やレベルは、実は親でも把握しきれていないもの。まずは市販のドリルで、基礎、発展、応用を解かせてみて、理解度を確認しましょう。教科や単元ごとに得手不得手が異なるかもしれません。得意科目を伸ばせるもの、苦手科目を復習できるものなど、オンライン教材を選ぶポイントも見えてきます。

4 複数のオンライン教材を使うときは難易度や進み方に注意

複数のオンライン教材を使う場合は注意が必要。同じ教科を重複して学ばせるのは教材によって問題の難易度や進み具合が異なり、子どもにとってストレス過多になる場合も。例えば「国算理社はA社で、英語はB社」「得意な算数はC社で、あとは基本が学べるD社」など、教科ごとに組み合わせるならいいでしょう。

「AERA with Kids夏号」では、主なオンライン教材の特徴がわかるマトリクスや、使ううえでのQ&Aなども紹介しています。子どもにとって新たな学習の機会であり、親子にしかできないコミュニケーションを増やすオンライン教材。共に学ぶつもりで向き合ってみましょう。 

(取材・文=玉居子泰子)

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2020年 夏号 [雑誌]

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玉居子泰子
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