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進路実現し、社会貢献する人へ
「共学部」を併設、
新機軸を打ち出す
親和中学校・親和女子高等学校は、創立138年を迎える神戸市内では長い歴史を誇る女子校です。中高一貫の進学校として各分野で活躍する人材を輩出してきましたが、ここ数年、次々に新機軸を展開、注目されています。
最大の改革は2025年度から「共学部」を新設したことで、同じコース設定での「女子部」「共学部」の併設は中高一貫校としては珍しい。中村晶平校長は、「次世代を担う生徒たちが男子、女子ともに助け合い、切磋琢磨しながら成長していってほしい」と新設の意図を語ります。
新中1生は「共学部」4クラス、「女子部」2クラスの計6クラスでスタート。「男女が仲良く、学校生活を楽しんでいます。男子が混じることで、違う価値観を知るなど、学園全体に良い化学変化が起きることを期待しています」(中村校長)。
カリキュラムを一新
実績を上げ名門復活へ
未来社会に求められる「サイエンスマインド」「グローバルマインド」の2つのマインドを培うことを最優先しています。共学部・女子部ともに入学時は2つのコースに分かれます。両部に共通する「スーパーサイエンスコース」は、 先進の理 数教育を取り入れ、他のコースも各自の志望に沿った教育内容を充実させています。どのコースも、2年毎に基礎期・発展期・充実期と、段階的に先取り学習を進め、学校全体で講習に取り組み、夢実現を目指します。これらにより、「東大・京大・阪大・神戸大へ20名合格」など難関大学への合格を目標にしていて、大学進学を経て、好きなこと、得意なことを活かし社会に貢献する人材を育てるという親和学園本来の教育理念を実現させ、“名門復活”をめざします。
探究的学びも充実しています。同校の探究学習は10年以上前から取り組まれてきましたが、さらに日々の授業の中でも自ら考え、解決し、まとめ、発表するスタイルを実践しています。これらの成果は近隣の学校との共同発表会の場などで発表されるとともに、研究の成果を大学の総合型選抜に応募して、合格する生徒が多数います。
新しい風が吹く同校ですが、教師と生徒の距離感が近く、高校生が新入生の相談にのる「シスター制度」があるなど、伝統校らしい温かさに満ちた校風はそのまま。多くの卒業生が『親和で学んでよかった』と口を揃えるというのもうなずけます。

兵庫県私立校で唯一※、
SSH校に指定
2024年、兵庫県内の私立校で唯一、文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に指定されました。もともと理数教育に強い学校として定評がありましたが、2023年度からは「スーパーサイエンスコース」を設置、「プログラミング」「実験理科」などの科学教育を行っています。物理・化学・生物の各実験室には、高度な実験機器も整備されました。また、自走 ロボット制作・天体観測・大学研修なども行っています。さらにSSH指定校の全国発表会や近隣の県立高校と英語での合同発表会を行い、多くの刺激を受けています。

中村 晶平校長

❶2025年に始動した「共学部」❷兵庫県の私立校唯一のSSH指定校として理数教育を推進している❸例年、私立5校協同で探究学習のポスターセッションを行う❹文化祭でのダンス「マイムマイム」は先輩から後輩へと受け継がれる恒例プログラム