偏差値だけに頼らない中高一貫校選び2026

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選ばれる私学 “本物の先進教育” [首都圏共学実力校編]	東京農業大学第一高等学校中等部

〒156-0053 東京都世田谷区桜3-33-1 TEL.03-3425-448

詳しくはhttps://www.nodai-1-h.ed.jp/
中学1年で実施する稲作体験、知耕実学な行事の代表例
中学1年で実施する稲作体験、知耕実学な行事の代表例

本物に触れ、自らの体感を通し
社会に役立つ知を耕す学びを展開

実学を充実させる
化学反応に期待

 「知耕実学」を教育理念に掲げる。本物に触れ、自らの体感を通してやがて社会に役立つ知を耕す学びを重視してきた。

 2025年4月に完全中高一貫校になった。「共創し、新たなステージへ」というスローガンを掲げる学び舎には、共に創り上げていく点で大きな進化を遂げる気配が漂う。19年4月に開校した東京農業大学稲花小学校の卒業生が今年度から中等部に入学してきたためだ。中等部の奥田修司教頭が指摘する。

「東京農業大学の同じ系列校出身の中学1年生たちは、実学を軸とした実践的な6年間を過ごしてきました。一方、公立小学校を含む多様な環境で学び、中学受験の勉強を頑張ってきた中学1年生も大勢います。各々がこれまでの学びを軸とする個性から刺激を受け合い、体験重視の実学をさらに充実させる化学反応が起こっていくはずです」

実体験を通し
学びの自走力がつく

 本物に触れる「知耕実学」の例は豊富だ。中学1年生は初夏に東京農業大の施設である専用農場で田植えを行い、その後、雑草を刈りながらイネの成長を観察。秋には稲刈りに励み、自分たちで育てた米を食べるまでの過程で、文字どおり多くの収穫を得る。中学1年生にとっては、秋に3泊4日で行われる予定の北海道自然体験研修も貴重な体験となる。たとえば各自が大きな鮭と向き合い、処理から塩揉みなどの作業を通じて、新巻鮭づくりをやり遂げる。

 中学2年次には「お米の科学」という時間が設けられており、東京農業大の実験室で顕微鏡を使って新米と古米の違いを調べるなど、研究の第一歩を踏み出す。中学3年次には東京農業大の教授から発酵や麹などに関する講義を受け、大学の食品加工技術センターで味噌づくりを体験。ほかにも投票用紙を使った模擬選挙を行ったり、国語の教科書に出てきた作家にゆかりのある場所を訪れる文学散歩を楽しんだり、中等部だけでも「知耕実学」の例は数えきれない。奥田教頭が話す。

「実体験を重視しているのは、学びが楽しくなるからです。教科書を読むだけで終わるのと、自分の五感を通した学びとでは全く違う実感があります。自ら本物と向き合う刺激のなかで『もっと知りたい!』『なぜこうなんだろう?』という知的好奇心や探究心がかき立てられますし、学びの自走力がつきます。実際、本校の生徒たちは楽しそうな笑顔で授業を受けています」

 学びを楽しむ時間の一つに「課題研究」が挙げられる。自分の興味関心を追究して論文を仕上げる活動で、これまでは中学3年生が対象だったのが、完全中高一貫校化に伴いより内容を色濃くするために高校1年生が取り組むことになった。これまでは「マイクロプラスチックとこれからの生き方」「昭和と令和における音楽から見た感性の違い」「日本メディアの外国人インタビューにおける翻訳は正しいのか」「歌の記憶について」といった研究が行われてきたが、生徒自らが大学の教授や専門家に連絡を入れ、聞き取りを行い論文に反映させるケースも少なくなかったという。実体験を重視した「知耕実学」の環境のもと、知的好奇心や探究心を刺激され続けている生徒たちには、間違いなく自走力がついている。

 奥田教頭いわく、「中等部からさまざまな体験を積む機会が多いのは、引き出しを増やすため」。知的好奇心や探究心の引き出しを増やしておけば、あとからいくらでも知識は入れられるという考え方だ。「もっと知りたい!」「なぜこうなんだろう?」という思いが多いほうが、遅かれ早かれ学びに向かう力が強まっていく。

「一中一高ゼミ」や
「Tゼミ」で成長を後押し

 知的好奇心や探究心の引き出しを増やす探究学習が、中高の壁を取り除いた「一中一高ゼミ」だ。自由参加型の学びの場で、放課後に年間で80ほどの講座が実施されている。掛け持ちも可能で、単発のゼミもあれば、一年間を通じて行われるゼミもある。24年度は「東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部訪問」「医療時事に強くなろう~より良き医師を目指して~」「数学を目でみよう」「リスニング対策としてのスピーキング」など、幅広い分野で知が耕された。24年度には初めて生徒が立ち上げた「一中一高ゼミ」の講座も行われ、ここでも自走力が感じられるという。

 放課後には、進路実現に向けた後押しも充実している。奥田教頭が説明する。

「東京大学や京都大学を代表とする最難関大学を目指す高校生の希望者に向けて『Tゼミ』を開講しています。国語、数学、英語を中心にした受験対策で、教師陣は生徒たちの個別添削指導もとことん行います。また、中学3年生から高校3年生の希望者を対象に、最難関大入試と同レベルの校内模試『D模試』を実施しています」

 奥田教頭は「『知耕実学』の『実学』は『学びが実る』とも読めますよね」と続ける。6年間を通じて知的好奇心や探究心などの引き出しを増やしながら社会に役立つ知を耕してきた生徒たちは、それぞれの進路先でさらに学びを実らせていく。

外観
多様な職業の保護者が「キャリア授業」を実施

多様な職業の保護者が
「キャリア授業」を実施

 生徒の引き出しを増やす取り組みとして、キャリア教育プログラムも充実している。中学3年生を対象とした「キャリア授業」では主に保護者を講師として学校に招き、土曜日に50分の講演を4コマ行ってもらっている。奥田教頭は「保護者のなかには医師や弁護士、テレビのプロデューサーなど、さまざまな職業の方がいます。早い段階で将来の夢に刺激を与えることで、どういった分野なら自分が活躍できるのかを考えるきっかけとなります」と話す。

 高校生の希望者が対象の「卒業生を囲む会」は、進路決定に一役買っている。卒業生10名程度から大学での学びや生活に関する話を聴くことで、生徒たちは自らが進む道を真剣に考える。

奥田 修司

奥田 修司教頭

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2023年に完成した2号館ラウンジ。休日も生徒が利用している

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❶ブレイクスループログラムinシアトル(夏期:高校希望者)❷一中一高ゼミ:「数学を目で見よう」のようす❸北海道自然体験研修:シャケを加工するようす❹課題研究発表:現在は中3で実施❺味噌づくり:身近な「食」をテーマに発酵を学ぶ

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本校卒業生によるチューター制(チューターによる指導のようす)

この学校について詳しく知る

提供:東京農業大学第一高等学校中等部

選ばれる私学 “本物の先進教育” [首都圏共学実力校編]三田国際科学学園中学校・高等学校

〒158-0097 東京都世田谷区用賀2-16-1 TEL.03-3707-5676

詳しくはhttps://www.mita-is.ed.jp/
2025年秋に完成予定の「ZERO to ONE(ゼロワン)」は、自由な発想を生み出す場
2025年秋に完成予定の「ZERO to ONE(ゼロワン)」は、自由な発想を生み出す場

自ら問いを立て行動に起こす
ゼロからイチを生み出す人へ

変化の激しい時代
変化を起こす人になる

「『社会で活躍する人材の育成』を教育理念に掲げる本校は、校名に「三田」を加えて10年目を迎えた2025年、校名を『三田国際学園』から『三田国際科学学園』に改称しました。本校は1902年、女性の自立と社会貢献の実現を目指し、女子教育からスタートしましたが、時代の変化に対応して2015年に共学化に踏み切りました。校名が変わっても、創立以来一貫して行っているのは、時代に対応した実学を身につける教育です」(今井副校長)

 今、私たちはかつてないほど大きな変化の時代を生きています。そんな時代に求められているのは、ただ変化に対応するのではなく、自ら変化を起こせる人です。

 同校の教育目標は、国際社会で活躍しうる「発想の自由人」の育成。変化し続ける世界で求められる12のコンピテンシー(資質・行動特性)として、共創、創造性、探究心、リーダーシップ、問題解決能力、コミュニケーションといったスキルを、授業だけでなく、学校生活のあらゆるシーンで身につけ、高めていけるようシラバスを組んでいます。なかでも重視しているのが共創です。さまざまなバックグランドや価値観を持つ仲間と意見を交換しながら、新たな気づきを得て、新しいものを生み出していく。そんな空気が学校全体に満ちあふれています。

 世界標準の教育を実現するための教育キーワードは、「THINK & ACT」「INTERNATIONAL」「SCIENCE」の3つ。

「自ら問いを立て、考え、行動に起こす『THINK & ACT』。この主体的な姿勢が、本校のすべての学びと活動のベースにあります。そして、それを支えるものとしてグローバル化が進む社会において不可欠な多様性の受容の『INTERNATIONAL』、文理にとらわれず変わり続ける時代を生き抜くために必要な事象分析の基礎となる科学的・論理的思考『SCIENCE』があります。この3つを教育の柱としながら、一つでも多くのコンピテンシーを身につけ、自律した学習者になってほしいと考えています」(今井副校長)

学園の枠を超えて
外部にも積極的に発信

 同校には生徒たちの「得意」や「興味関心」に応じて、ISCクラス、ICクラス、中2から加わるMSTCクラスの3つのクラスがあります。すべてに共通しているのは、中1生全員が必修科目として、サイエンスリテラシーを学ぶこと。

 サイエンス教育を牽引する、教頭でMST部長の辻教諭はこう話します。「私たちの日常にはさまざまな不思議や疑問があります。すぐに答えの出るものもあれば、なかなか出ないものもあります。でも、物事には必ず原因がある。それを信じて、問いを立て、現状をよく観察して情報を集め、原因を分析し、根拠のある答えを見つけていく。この科学的アプローチは理系分野に限らず、すべての人に必要な普遍的なスキルです」

 中1で科学的アプローチサイクルを学び、中2・3ではゼミナール形式でテーマに沿った探究を行い、高校ではリベラルアーツや研究など、学内の枠を超えて外部と連携を図りながらより発展したプロジェクトに挑戦していきます。

 自分で見つけた答えは、意見として表明することで、社会に貢献できる。同校では、学内にとどまらず、外部のさまざまなコンテストにも積極的にチャレンジするよう生徒たちの背中を押しています。

 例えば、MSTCの女子生徒は、「疾患原因となるアミノ酸異変の解析」をテーマに、ビッグデータを用いて、疾患リスク予測の新たな可能性を研究。科学技術の自由研究コンテスト「JSEC2023(高校生・高専生科学技術チャレンジ)」で「日本ガイシ賞」を受賞し、昨年5月にアメリカで開催された「国際科学技術フェア(ISEF)2024」に日本代表として派遣され、英語で発表しました。その生徒は帰国生ではなく中1から英語を学びましたが、会場で上がった質問に対しても、英語で堂々と答えていました。

 また、ISCの男子生徒は、デジタルデバイスが使いこなせない高齢者の孤立を問題視し、高齢者の情報格差を減らすにはどうしたらいいかを考え、行政にアプローチしてみることに。さらに自分の活動をより効果的に世の中に伝えたいとデジタル大臣に直接コンタクトをとってみたところ、その行動力を評価され、高校生でデジタル推進委員を任されることになりました。

「こうした成果はもちろん素晴らしいことですが、自分が面白い、やってみたいと思ったことを人に伝えてみて、興味を持ってもらえたという手応えを得られることが、生徒たちの自己肯定感を高め、自ら学んでいく姿勢を育てていると感じます」(辻教頭)

発想を生み出す場所
新校舎「ゼロワン」誕生

 ハード面でも生徒たちの探究心をバックアップしています。すでに大学研究レベルのカルチャーラボとサイエンスラボが各3つある中、2025年秋には新たに「ZERO to ONE(ゼロワン)」という発想を生み出すための施設が誕生。

「これまでの生徒たちとのやりとりを振り返ってみると、雑談やブレストの中で思考が整理できたり、新たな発見に気づいたりすることが多々ありました。ゼロワンは1階が3Dプリンターなども使える工作室、2階はフリースペースにしてざっくばらんに話しながら考えを広める場所に、3階はレクチャーなどが行える大きな教室と、一人または二人でじっくり考えを深めるプライベート空間を用意。1つの建物の中にさまざまスタイルの『考えるための場所』を作りました。ここからまた新たなものを生み出していく。ゼロワンにはそんな思いが込められています」(辻教頭)

 自分の「好き」や「興味関心」を原動力に、自ら学ぶ姿勢を身につけた生徒たちは、さらなる志に向かって進路を選択。25年度の大学入試では、卒業生224人中、東大など旧帝大を含む国公立大17名、医学部医学科5名、早慶上理ICU133名、GMARCH179名ほか、海外大学合格者は123名と確かな実績を出しています。

「多様なバックグランドや価値観を持つ仲間と一緒に学んでいく中で、新たな発想が生まれ、新たな自分を創り上げていく。中高の6年間でさまざまな経験をし“自分モデル”を創っていってほしいですね」(今井副校長)

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海外大学進学を
夢で終わらせない

 「世界基準の教育」を実践している同校では、国内の大学にとどまらず、海外の大学にも進学する生徒が多いのが特徴。海外大学進学をバックアップする環境として、日本と西オーストラリアの高校卒業資格が取得できるDDPに加え、2025年から新たにアメリカの大学進学に有利なAPプログラムも導入。また、柳井正財団の海外奨学金プログラムに採用されて、海外の大学へ進学する生徒も(4年連続採用)。今年度は3名の生徒が取得し、海外に飛び立ちました。

今井 誠

今井 誠副校長・広報部長

辻 敏之

辻 敏之教頭・MST部長

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微生物の培養、遺伝子組み換えなど高度な実験も可能なカルチャーラボ

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疾患リスク予測の新たな可能性を研究した生徒は、「ISEF」に日本代表として派遣され、英語で発表

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「ドローンのプロペラを静かに回すにはどうしたらよいか」を研究した生徒は、東京大学「UtokyoGSC-Next」に選抜

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さまざまなバックグランドと専門性を持つ38名(2025年度)のインターナショナルティーチャー

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提供:三田国際科学学園中学校・高等学校

※ ISC:インターナショナルサイエンスクラス、IC:インターナショナルクラス、MSTC:メディカルサイエンステクノロジークラス

選ばれる私学 “本物の先進教育” [首都圏共学実力校編]安田学園中学校・高等学校

〒130-8615 東京都墨田区横網2-2-25 TEL.03-3624-2666

詳しくはhttps://www.yasuda.ed.jp/
ニューヨーク研修の国連本部訪問。修学旅行、海外留学、語学研修など、異なる文化や価値観に触れる機会が豊富
ニューヨーク研修の国連本部訪問。修学旅行、海外留学、語学研修など、異なる文化や価値観に触れる機会が豊富

学び力・進学力伸長システムで
国公立大と難関私大合格を実現

きめ細かな指導で
人間力と確かな学力を
身につける

「自学創造」。安田学園の教育理念は、自ら考え学び、創造的学力と人間力を身につけ、21世紀のグローバル社会に貢献する人材を育てることです。

「創立は大正12年。安田財閥の総帥として金融・経済の礎を築き、日本の近代化に尽力した安田善次郎の衣鉢を継ぐ学び舎です。校訓に誠実・明朗・奉仕を掲げ、実学をもって実業界の発展を担う、多くの有為な人物を輩出してきました」と、稲村隆雄校長は語ります。

 根底にあるのは豊かな「人間力」の涵養でしょう。週1回の道徳の時間は安田善次郎をモデルとした『生き方の探究』を副読本に自らを省察。そこで育まれる自己肯定感と自律、他者との共生、利他の精神は、学校生活を照らす道標となります。

「本校は生徒一人ひとりの発達段階に応じたきめ細かな教育に定評があります。6年間を2学年ずつ3ステージ制とし、Ⅰで学習習慣の定着、Ⅱは学習課題の分析と検証。Ⅲでは探究的学びを深め、国際社会や将来への視座を獲得します」(稲村)。

 それを勉学面で具現化したのが「学び力伸長システム(1~5年2学期)」と「進学力伸長システム(5年3学期~卒業)」です。前者は基礎学力定着のため週4回の英数チェックテスト、年5回の定期テスト、年2回の到達度テスト、中学集大成テストを設定。定期テスト前には学習計画を立案・実行する「独習ウイーク」を、テスト後は結果を踏まえ長期休暇の学習課題を考える「独習デー」を設け、生徒を支援するのだそう。

 教頭の土屋道明教諭は「チェックテストの基準点が満たない生徒には担当教員による放課後補習、自習室には卒業生チューターが詰め、生徒の質問に答えます。長期休暇は学力に応じた講習がずらり」と解説。生徒全員が「スコラ手帳」を持ち、学習計画や勉強法の相談などを書き、担任と共有します。

 一方、進学力伸長システムは進路実現に向け、難関大学入試対策に特化。授業に加え放課後進学講座、共通テスト模試演習、進学合宿、夏期・冬期講習、入試直前ゼミなど盛りだくさん。

「学校完結型をモットーに、すべて本校教員が講座を担当。ステージ毎に統括主幹以下、ステージ主任、学年主任、担任、教科担当が生徒の情報を共有しているので、個々の実力に応じた指導が可能です」(土屋)

 受講に特別な費用は不要で、自習室は20時(中学生は18時)までオープン。原則、塾へ通う必要がなく保護者にも好評だといいます。

「その成果が実を結び、進学実績が着実に伸びています。城東エリアでは都立両国高校と比肩し、国公立大学合格が2025年は67名といずれ3桁を狙う位置に。早慶上智レベルは125名、GMARCHレベルは342名。医療・工学系も増え、“リケジョ”も活躍中」(稲村)

探究プログラムで
イノベーションを起こす

 安田学園の人気の秘訣は、きめ細かな教育に加え、論理的思考力を鍛える探究プログラムの充実にもあります。探究の授業では「観察→疑問→仮説→検証→考察」の探究サイクルを取り入れています。フィールドワーク主体の授業で、生徒の知的好奇心と創造力、表現力を活性化しています。

「1年生の『一番飛ぶ飛行機選手権』は、試行錯誤の中で自然科学の楽しさと出合えます。2年生は新潟県十日町を訪ね、『トキの生態』研究。佐渡に営巣するトキがなぜ十日町に定住しないのか、天敵やエサを観察しながら検証します」(土屋)

 4・5年生は個人の問題意識を発展させ、ゼミ形式で専門性を深め論文にまとめます。

「当地墨田区は千葉大学と教育地域連携を行っており、ゼミで『ドクターヘリ』を課題とする生徒は、教授からアドバイスを得られました」(稲村)

 安田学園の科学的思考力は部活でも遺憾なく発揮され、生物部は屋上で飼育するミツバチの生態を研究。国際学生科学技術フェア(ISEF)に日本代表として連続招待を受けています。

グローバル時代の
未来を切り拓く

 国際舞台で活躍する人材の育成には、感性の瑞々しい10代に、異文化や異なる価値観に触れることが肝心。海外留学・修学旅行は中学3年生を対象とする夏期ニュージーランド短期留学と、5年生のオーストラリア修学旅行があり、他にもニュージーランド語学研修、ニューヨーク研修、日韓交流プログラムなど多彩です。

「グローバル教育の基本となる英語は、4技能5領域をしっかり網羅。AIによる記憶定着システムを活用しており、中3で英検®準2級以上85%を実現。高3で準1級を目指します。第2外国語として中国語、仏語、韓国語を用意」(土屋)

 スピーチコンテストや英単語コンテストも年々活況。ICTのオンライン英会話や留学疑似体験で、アウトプットに自信をもつ生徒も多いといいます。

「学力を土台に、探究プログラムや海外研修など多様な経験を積むことで、生徒たちは自らの将来を具体的に描けるようになります。本校では学年ごとにキャリアデザインのテーマを示し、進路・進学先、資格、企業・職業などをフォーカス。各界で活躍するOB・OGの講話も励みになりますね」(稲村)

 明日に向けて、安田学園は確かな歩みを進めている。

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安田系の学校法人の
支援で職業教育を

 安田学園教育会役員には、安田財閥の系譜をひく芙蓉グループ数十社が名を連ねます。みずほファイナンシャルグループ、沖電気、岡谷電機産業、ヒューリック、帝国繊維、明治安田生命保険相互会社、損害保険ジャパン、安田不動産、東京建物などジャンルも多彩です。

 学園ではこのつながりを生かし、キャリア教育の支援を乞う企画が進行中。日本経済を最前線でけん引するビジネスパーソンのリアルな経験談は、中学・高校生にとってワクワクと胸が躍るドラマでしょう。各社、女性管理職の登用も進み、女子生徒にとっては良きロールモデルとなるはず。新しい試みに、保護者からも期待が寄せられています。

稲村 隆雄

稲村 隆雄校長

土屋 道明

土屋 道明教頭・広報部長

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全生徒が自律のために学習計画を書き込む「スコラ手帳」

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“取りこぼし”を防ぐため、英数は基準点に満たない生徒は放課後補習でケア

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❶探究課題のドクターヘリを選んだ生徒の渾身のルポ❷中2~高2の希望者で第二外国語講座を実施。中、韓、仏の言語の講座を用意❸運動会は代々木第一体育館。チアリーダーは全国レベルの実力派。ちなみに中学男子バレーは全国優勝をしており文武両道を実践❹ハチの研究で国際大会の常連となっている生物クラブ❺安田善次郎をロールモデルとした副読本「生き方の探究」

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提供:安田学園中学校・高等学校

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