偏差値だけに頼らない中高一貫校選び2026

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選ばれる私学 “本物の先進教育” [首都圏女子実力校編]神田女学園中学校高等学校

〒101-0064 東京都千代田区神田猿楽町2-3-6 TEL.03-6383-3751

詳しくはhttps://www.kandajogakuen.ed.jp/
ニュージーランド短期留学の様子。高校ではアメリカ、イギリス、カナダなどでのダブルディプロマプログラムも用意
ニュージーランド短期留学の様子。高校ではアメリカ、イギリス、カナダなどでのダブルディプロマプログラムも用意

多言語習得など、
グローバル教育を重視
独自の探究学習で、主体性を育む

 「誠愛勤朗」という教育理念を掲げ、創立135年という伝統ある同校。思考の基本となる「確かな基礎学力」を身につけた上でのグローバル教育や多言語習得、探究学習には定評がある。

「近年、英語や多言語教育に魅力を感じて入学した生徒たちの学びの意識の高さが学校全体の統一感にもつながり、それが進学実績にも現れています」(奥田礼章広報部部長)

 2025年度は東京外国語大学、国際教養大学、上智大学、立命館アジア太平洋大学などの合格実績があり、延世大学や梨花女子大学(韓国)など海外の大学にも進学を果たした。

 同校では英語に加え、中学3年から第二外国語(中国語・韓国語・フランス語の中から一つ)が必修。卒業時には3カ国語で相互理解を図れる力をつけることを目指している。海外留学制度にも力を入れ、高校のグローバルコースでは半年〜2年の中長期留学を実施。ダブルディプロマプログラムでは現地校の卒業資格も取得可能だ。

 同校を運営する学校法人神田女学園は新たに「神田女学園グローバル教育研究所」(K-GEL)を創設。これは海外の最新の教育手法や事例を学び、その成果を発信する研究機関で、ここでの研究活動は今後、同校のグローバル教育にも反映されることになるという。

独自の探究学習
「NCLプロジェクト」

 また、探究活動「NCL(ニコル)プロジェクト」も特徴の一つ。主体的に行動して深く考える力を養い、社会の最適解を探究していくことを目的としている。NCLは、Nature(自然)、Culture(文化)、Life(生命)の頭文字を取ったもので、これらに関わるテーマを設定し、情報やデータを収集しながら論文作成や、プレゼンテーションを行い、探究を深める。

「自分の考えを相手に伝えるスキルは役に立っているようで、卒業生が『大学のレポートや発表が楽に感じる』と報告してくれました」(奥田)

 20〜30代の意欲的な教職員が多く、生徒との距離感が近いことも、同校をより活気あるものにしている。

「多言語やグローバル、探究の学びは大切にしつつ、新たにAIの導入を進めています。学習や教育指導での活動に加え、生徒たちも授業などを通して活用し、AIリテラシーも高めていきます」(奥田)

外観
学校全体で英検®取得率をアップ

学校全体で
英検®取得率をアップ

 同校では英語教育を重視し、習熟度別授業を導入している。8単位のうち4単位は日本人による文法、4単位がネイティブによる英会話や4技能(聞く、話す、読む、書く)で、基礎学力を身につけていく。さらには、学内で年3回英検®を実施し、今年、中学3年の英検®3級取得率は85%、うち準2級以上取得者は55%となった。

「全校生徒が英検®を受験するようになり、合格への意識が高まっています。2次面接対策でネイティブ教員とのマンツーマンレッスン(20分)も行っており、取得率向上を目指します」(奥田)

奥田 礼章

奥田 礼章広報部部長

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❶ネイティブ教員が多数在籍❷「NCLプロジェクト」でのプレゼンテーションの様子❸全国各地75大学と高大連携の関係があり、亀田医療大学では看護体験を行った❹大学受験の小論文や面接対策も手厚く実施

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提供:神田女学園中学校高等学校

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

選ばれる私学 “本物の先進教育” [首都圏女子実力校編]恵泉女学園中学・高等学校園

〒156-8520 東京都世田谷区船橋5-8-1 TEL.03-3303-2115

詳しくはhttps://www.keisen.jp/
校内外3箇所にある畑では、園芸で生徒が育てた野菜が瑞々しい香りをはなつ
校内外3箇所にある畑では、園芸で生徒が育てた野菜が瑞々しい香りをはなつ

キリスト教を基盤に人間力を涵養
サイエンス教育で未来を拓く

 1929年の創立以来「聖書」「国際」「園芸」を教育の3本柱に、豊かな人間力を育んできた恵泉女学園中高。

「いずれも人生を主体的に切り拓く土台となります。礼拝では生徒が日ごろ思うことを『感話』にまとめ皆の前で述べます。聴く者を信頼した真摯な問いかけが、相互理解と心の成長を促します」と語るのは英語科の花岡尚子教諭。

 国際理解教育ではオーストラリア・カナダ留学やシンガポール訪問プログラムなどがあり、多様な価値観を理解し、受容する体験に。英語教育も定評があり、プレゼンテーションやスピーチコンテストが盛んです。

「仲間と協働で命を育てる園芸は、同時に生物・化学などサイエンスへの関心を引き出してきました」とは理科の宮﨑慶子教諭。時代の要請もあり、理数系分野を志す生徒は確実に増えています。

理系の授業や活動が
確かなキャリア教育に

 そこで本校は8年前から「探究実験」と「サイエンスアドベンチャー」を開始。前者は中3の3学期の理科授業をあて、生徒がチームで課題と実験手順を考案。検証結果をまとめ、考察し、プレゼンします。

「寒天培地でナットウ菌を培養し、梅干やワサビの抗菌力を調べたり、食材のビタミンC含有量を測定したり。ダンゴムシを迷路に入れ、左右交互に曲がる転向反応も検証しました」(宮﨑)

 後者は中3~高2が対象の放課後活動。4班があり地域のワカケホンセイインコの生態観察や、多摩に棲息する絶滅危惧種ホトケドジョウの調査などフィールドワークにも出かけます。

「校内のラボでは植物の色素を抽出し染色図鑑を作成する生徒、連携先の東京農大指導の下、ザリガニに色をつけ、食用化に挑戦する生徒など、ハイレベルな研究が進んでいます」(宮﨑)

 他にSTEAM講座やサイエンスデーに大学や企業の専門家を招き、ドローンの動画撮影や、マウスの神経細胞の研究など先端科学に触れる機会が満載。疑問、仮説、実験、検証の探究サイクルで科学的思考の可能性に目覚めた生徒の進学先は、東京大学理科Ⅰ類、北海道大学獣医学部、千葉大学工学部など多彩。

「将来を見据えた選択をする生徒が増え心強い。卒業生の中には北海道農業共済の獣医師から牛のワクチン開発のため製薬会社に転身した例も」(宮﨑)

 各自の賜物を生かし未来を拓く。歩みを止めず人に尽くし、世の光となる。恵泉で学んでよかったと確信できる学び舎です。

素粒子の未知の
世界へ踏み込む楽しさ

2016年度卒 古川 真林 (ふるかわ・まりん)

2016年度卒
古川 真林
(ふるかわ・まりん)

 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻の博士課程に所属し、スイスのCERN(欧州原子核研究機構)で国際共同実験に参加しています。素粒子物理の世界には暗黒物質の正体など未解決の問題も多く、私の課題は「新素粒子探索」。未知の領域に踏み込む実験はワクワク感に満ちています。原点は高校の化学で原子の謎に出合ったこと。先生たちは根気よく疑問に答えてくれ物理学に魅せられました。恵泉での自由闊達な日々が今も新しい実験に挑戦する勇気を与えてくれます。

花岡 尚子

花岡 尚子英語科教諭

宮﨑 慶子

宮﨑 慶子理科教諭

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❶絶滅危惧種ホトケドジョウを守るため、多摩の里山の水辺へ❷真剣なまなざしで取り組む探究実験の授業❸50回目を迎える英語スピーチコンテスト。世界に向けて発信❹礼拝では生徒が順番に「感話」を担当。省察し考えをまとめる力が養われる

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提供:恵泉女学園中学・高等学校

選ばれる私学 “本物の先進教育” [首都圏女子実力校編]麴町学園女子中学校高等学校

〒102-0083 東京都千代田区麹町3-8 TEL.03-3263-3011

詳しくはhttps://www.kojimachi.ed.jp/
高2中高一貫コースのシドニー修学旅行では現地学生と交流
高2中高一貫コースのシドニー修学旅行では現地学生と交流

好奇心と挑戦で「自主性」を育み
豊かな人生を
自らデザインしていく

 2025年、創立120年を迎えた本校。女子教育の伝統校として知られ、学び舎は、都心ながらも緑豊かで落ち着いた環境にある。校訓に「聡明・端正」を掲げ、「豊かな人生を自らデザインできる、自立した女性を育てる」ことを目標としている。

 大久保靖校長が今年4月から第18代校長に就任。長らく受け継いできた、大切なものは残しつつも、次世代を視野に入れながら、積極的に学びのアップデートをしていく姿勢を見せている。

「4月の始業式で、生徒のみなさんにお伝えしたのは、『知的好奇心を持つ』『チャレンジ精神を持つ』の2つ。好奇心がなければ動けないですし、知りたいと思ったことがあれば、自ら行動できるようになってほしいと思っています。挑戦についても、失敗を恐れず、むしろ失敗から学べる人間になってほしい。やっていくうちに自信にもつながります。中高の6年間でこの2つを育んでほしいし、教職員も全力でバックアップしていきます」(大久保校長、以下同)

探究活動「みらい科」で
自ら考える力を養う

 本校の特徴の一つとして、中学1年〜高校2年までの5年間に週1時間の授業として展開している探究活動「みらい科」がある。これは、自らチャンスを掴む女性の育成を目的としている。

「近年では、こちらの取り組みで作成した成果物を活用し、第一志望の大学に進学するケースも増えています。また、昨年度は内閣府主催の地方創生コンテストに参加し、沖縄県多良間村をテーマとしたグループが表彰を受けました」

 学業面でも、「Active English」と「Active Science」を通して、学力とともに自らの考えを表現するスキルを高めることを目指した学びを展開している。「Active English」は、「聞く・話す・読む・書く」の英語4技能のスキルを高め、コミュニケーションツールとしての英語習得を目指すものだ。「Active Science」は、実験や観察を繰り返すことで、プロセスを考える能力を養っていく。

「『豊かな人生を自らデザインできる、自立した女性』になるためには、自主性が不可欠。子どもの眼の前に高い壁がある時、壁の上から手を差し伸べるのではなく、教員が壁の下で自らが踏み台となる。自らの力で壁を乗り越えた方が達成感も得られます。そういう教育を目指します」と大久保校長は熱く話します。

外観
対外的な活動でも、多彩な成果を見せる生徒たち

対外的な活動でも、
多彩な成果を見せる生徒たち

 探究活動「みらい科」では、「地域創生★政策アイデアコンテスト」(内閣府主催)に参加している。2024年12月には、中学1〜2年のチームが取り組んだ「多良間村の環境問題」が沖縄総合事務局長賞を受賞し、最終審査に選ばれた。また、本校では毎年「ロボッチャ」(ボッチャの10分の1サイズのコートとボールを使い、投球用のオリジナルロボットを通じて楽しむスポーツ)の全国大会に出場。麴町学園の大築アリーナで2025年3月に行われ、「サイエンス探究クラス」の中学2〜3年が参加、熱い戦いを見せた。

大久保 靖

大久保 靖校長

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❶キャンプファイヤーを囲んで結束を固めた長野県での高1宿泊オリエンテーション❷「Active Science」の実験風景❸「Active English」開始後に英検®2級以上の取得率が大幅にアップした❹「みらい科」でのプレゼンの様子

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提供:麴町学園女子中学校高等学校

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
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選ばれる私学 “本物の先進教育” [首都圏女子実力校編]女子美術大学付属高等学校・中学校

〒166-8538 東京都杉並区和田1-49-8 TEL:03-5340-4541

詳しくはhttp://www.joshibi.ac.jp/fuzoku/
玄関の正面にあるエントランスギャラリーで生徒の作品を展示
玄関の正面にあるエントランスギャラリーで生徒の作品を展示

女子校で内部進学率が1位
環境を変えずに美術が学べる

 本校は美術が好きな生徒たちの「好き」を伸ばし、力にする学校です。入学してから美術好きになるのではなく、志望する時点で好きであることが大前提。そういう意味では受験する前から人を選ぶ学校です。美術に興味のないお子さんには向いていないので、保護者の方々はよく見極めることが重要です。

 本校は女子美術大学付属の女子校ですが、敢えて美術コースにせず、普通科として一般的な学力を重視しつつ、美術教育に力を入れています。中学では義務教育を大切にしつつ、2時間続きの美術の授業が週2回あることが特徴です。高1では実技が週6時間、美術史の授業が1時間あり、実技は絵画、デザイン、工芸・立体をすべて体験した上で、高2から各コースに分かれて10時間の実技。高校は普通科ですが、美術コース並みに美術の授業があります。また、教科横断型ですべての授業に美術が関連づけられているのも美大付属ならではといえるでしょう。

 本校は毎年、8割以上の生徒が内部進学を希望し、女子美術大に進学。他の美大も含めると約9割が美術関係に進学しています。内部進学の場合、美大予備校などに通う必要もなく、環境を変えずに大学でも安心して好きなことに取り組むことができます。また、女子大付属の中高一貫校の中で内部進学率が1位というデータもあります。さらに、中学受験においては辞退者が少ないことも特徴で、第一志望で入学してくる生徒が多い学校です。

留学制度を整備し
ターム留学も可能に

 中学の英語の授業は週5〜6回あり、美術用語や表現を英語で学ぶ「アートイングリッシュ」の時間は絵画の作品を見て英作文を書いたり、行きたい展覧会について英語で会話をしたりします。中学では自分の作品を英語で紹介することを目指します。高校では作品を紹介し、英語で質疑応答する実践的な対話形式の授業を行います。英語のネイティブ教員は2名中1名が美術専門です。高校生になると、希望者は海外研修プログラムに参加することができます。美術研修はフランスとイタリアを選択でき、それぞれのコースで多くの美術館を巡ります。オーストラリア研修では英語を学ぶほか、現地の高校生との共同作業による美術作品の制作や美術館見学など現地の美術に接する異文化体験も行います。さらに今年からターム留学も可能になりました。

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リーフレット「女子美に夢中!」が完成

リーフレット
「女子美に夢中!」が完成

 同校では、さまざまな業界で活躍する卒業生の様子を紹介するパンフレット「Fima」を発行しているが、2025年はそれに加え、中学受験生向けに手掛けたリーフレット「女子美に夢中!」が完成。小学生にもわかりやすく、女子美の卒業生がどのような仕事に就いて活躍しているのかを紹介している。裏面は卒業生の作品になっていて、折るとグッズのようになる遊び心のあるデザインは女子美ならでは。ぜひ一度手に取ってみてほしい。

並木 憲明

並木 憲明主幹教諭 広報部主任
(美術科)

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❶夢を叶えた卒業生の生いたちを描いたイラスト(リーフ:女子美に夢中!)❷フランス(パリ)またはイタリアで現地のアートに触れる美術研修❸女子美の象徴的な風景、絵画制作の様子❹美術用語や表現などを英語で学ぶアートイングリッシュ

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提供:女子美術大学付属高等学校・中学校

※みくに出版「進学レーダー」2024年6&7月号より