
進学や進級によって新しいステージがはじまる季節。学びの基礎を固めつつ、興味を広げるのに大切な時期である中学生は、どのような点に気をつけて勉強をすればいいのでしょうか。
そこで、成績上位層の習慣から分かった、家庭学習における3つのポイントを紹介。さらに、それらを実践するために便利なタブレット学習にも注目します。
■その差、わずか9分。成績上位層と中位層の学習時間
新学年を迎える春、学習面で好調なスタートを切るために必要なこととは――? そんな問いにヒントを提示するデータが、このたび明らかになりました。
ベネッセ教育総合研究所が東京大学社会科学研究所と共同で行った「子どもの学びと生活に関する親子調査2021」によると、中学生における成績上位層と中位層の1日の学習時間には、わずか「9分」しか差がないことが判明。その差のほとんどは、塾や宿題以外の自主的な家庭学習時間にあることも分かりました。成績向上のためには勉強時間をただ増やすよりも、家庭学習の内容自体が重要だと示されたのです。

「中学生の学びでは、将来に向けてさまざまな価値観に触れるための幅広い教科の学習と、自分の好きなことや得意を伸ばしていくことの両立が求められます」
そう話すのは、「進研ゼミ中学講座」商品責任者の山根伊都子さん。中学校の定期テストでは、理解度の確認だけでなく、自分なりの学習法を身につけて学びを両立し、目標達成のために努力する練習も兼ねられているといいます。そこで、成績上位層が実践している具体的な学習法に着目してみましょう。

■何が違いを生む? 家庭学習の3つのポイント
今回の調査で、成績上位層と中位層の勉強に対する姿勢に顕著な差がみられたのは、次の3つのポイントでした。
1.苦手を客観的にとらえて、克服すること
2.問題の背景や意味を理解すること
3.複数の視点から解き方を考えること
勉強のやり方について聞いた項目では、「テストで間違えた問題をやり直す」「自分にあった勉強のやり方を工夫する」「何がわかっていないか確かめながら勉強する」の選択肢において、成績上位層の多くが「する」と答えて中位層に差をつける形に。上位層は自分の苦手を客観的にとらえ、意識的にその克服に取り組んでいることが分かります。

「学びが本格化していく中学生の時期に苦手を放置しておくと、積み上げ型教科である英語や数学の理解は特に困難になっていきます。上位層の子どもほど、自分の苦手な箇所を明確に答えられる傾向にあります。つまり、教科の中でどの範囲が不得意なのかをしっかり絞り込んでいけば、やみくもに勉強することなく、短時間で学習効果が得られるでしょう」(山根さん)
得意なことを聞く設問では、「わからないことや知らないことを調べること」と答えた成績上位層が目立ち、問題の背景や意味を理解するために疑問をそのままにせず、きちんと調べる時間をとっていることが特徴として浮かび上がりました。
また、「問題の解き方を何通りも考えること」を得意と答えたのは、成績中位層の31.4%に対して、上位層では55.0%。複数の視点から解き方を考える習慣を身につけることが、成績向上のカギとなることが分かりました。

■タブレット学習で叶う、理想の学びのスタイル
デジタル学習が進む今日では、「進研ゼミ中学講座」でも、専用タブレットと紙の教材を組み合わせた「ハイブリッドスタイル」が人気。実はここに、前述した学習法を実践できる、便利な機能やサービスが含まれています。
まず、勉強に取り組める時間や学習目的、目標点をタブレットに入力すると、日々の学習プランを自動で作成。短時間で効率的に学ぶことができます。間違えた問題はその場でヒントや動画解説を確認でき、その場でも解き直しできるとともに、教科によっては時間を置いて再出題されるので、分からないことや苦手が置き去りにされません。


「進研ゼミでおなじみの『赤ペン先生』が添削する課題も、タブレットから提出可能になりました。記述式の問題も多く、さまざまな視点からの解き方を提案してもらえます」と山根さん。
重要な単元を専任講師が集中的に講義するオンラインライブ授業も定期的に開催されています。リアルタイムで解法のポイントを教えてもらうことで理解度アップにつながるほか、チャット機能を使ってその場で質問もできます。

「従来の通信教育の枠を超えた、リアルタイムでの双方向の学びの提供には、離れていても私たち進研ゼミが応援しているよというメッセージを伝えたいという思いをこめています。コロナ禍で家庭学習の必要性が高まる中、支えになれればうれしく思います」(山根さん)
個人に最適化したタブレット学習と、講師や全国の中学生たちとの交流は、家庭での学びを充実させ、新学年の自信につながります。
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