長男が小さいころ、畑を借りて野菜を育てたことがあったんです。そのお陰か長男は苦手な野菜も食べるようになり、料理に興味を持ち始めました。子どもたちは、自然とキッチンに集まるようになりました。

 子どもたちの教育に関しては、幼くても気持ちを聞くようにしています。長男は小学校受験をしたのですが、お受験の塾に見学にいったら「楽しかった」と言ったので、挑戦してみることに。しかし次男は塾に行きたくないと言ったので、小学校受験はやめてしまいました。三男は日本の幼稚園とインターナショナルスクールを見学したら「日本語の幼稚園がいい」と言うので今は日本語の幼稚園に通っています。ただ、何が正解かは分かりません。どの選択をしても選んだ道が正解なんだと信じています。

「日々勉強する」その姿を子どもに見せられている

 私自身、親に一度も「勉強しなさい」って言われたことがないんです。「勉強しなさいと言われなかったけど、東大に入った」みたいな話も聞きますよね。でも私の場合、高校に入ったら本当に勉強しなくて両親もびっくりしていました(笑)。それをいま私は後悔しているので、息子たちには勉強する大切さを伝えられたらうれしいです。大学に通う私をみて、「勉強って当たり前にやることなんだ」と言葉ではなく背中で伝えたいです。

 長男と次男はつい最近野球を始めました。急に長男が「野球を始めたい!」と言って、次男も「僕もやりたい!」とスタートしました。週末は朝から夕方まで家族みんなで野球の生活がスタート。自分からやりたいものを見つけ、仲間と切磋琢磨する姿を近くで見られることがとてもうれしいです。大変ですが、できる限り応援したいと思います。

 先日、次男が「今日は習い事に行くのがめんどくさい」と言ったのですが、長男が「行かせてもらえるだけありがたいと思いなよ」と言っていました。働くこと、お金を稼ぐことの大変さをわかってくれているのかな。

 ある日、テレビで株の特集を見ていた長男から「ママ、30年持てる日本の株を買ったほうがいいよ」と言われました。私は興味があるなら誕生日プレゼントに買ってみる?と言うと、株式チャートなどを見ながら自分で銘柄を選びました。今後もさまざまなことに自分から興味を持って挑戦してくれたらうれしいです。

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