木星と土星が近くに並ぶ今夏は肉眼で観察するチャンス 月を目印に簡単に見つける方法とは? (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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木星と土星が近くに並ぶ今夏は肉眼で観察するチャンス 月を目印に簡単に見つける方法とは?

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上浪春海AERA#ジュニアエラ
ペルセウス座流星群。時間をあけて撮影した流れ星を一枚の写真に合成している(2013年8月12、13日撮影、写真/佐藤幹哉)

ペルセウス座流星群。時間をあけて撮影した流れ星を一枚の写真に合成している(2013年8月12、13日撮影、写真/佐藤幹哉)

 真東を向いて、天頂に目を向けたときに見える三つの明るい星が、夏の大三角です。いちばん明るいのがベガで、ほかの二つはそれよりやや暗く見えます。

 月が明るい夜は1等星でも見づらいので、月の影響を受けにくい8月6日以降に改めて観察すると、見やすいでしょう。空の暗いところなら、このあたりに双眼鏡を向けると、天の川を構成している無数の星々が見えます。大都市の郊外では難しいかもしれませんが、双眼鏡があったらぜひ試してみましょう。

 毎年決まった時期に、流れ星がたくさん現れることがあり、これらは「流星群」と呼ばれています。流れ星は、宇宙空間に漂っている砂粒のようなものが地球の大気圏に飛び込んできて、高熱になって空気と反応し、光るものです。地球は1年かけて太陽のまわりを回っていますが、その軌道上には流れ星のもとになる砂粒がまとまって存在するところがあります。地球は、毎年同じ時期にそこを通過するので、このときに流星群が出現するのです。

 8月11日夜から14日朝にかけては、「三大流星群」の一つ、「ペルセウス座流星群」が観測できます(見ごろは13日の午前3時ごろ)。ペルセウス座のあたりから流れ星が飛び出すように見えることからつけられた名前ですが、実際には空全体に現れるので、ペルセウス座を見つける必要はありません。条件がよければ、都市の郊外でも1時間に10~15個ぐらいは見えそうです。

 観測に適した時間帯は、午後11時ごろから夜明けにかけて。街明かりが少なく、建物や木立が目に入らない開けた場所をあらかじめ探しておき、当日、地面にレジャーシートを敷いて寝転がるなどして、月や街灯が目に入らない方向の空に目を向けます。明るいところから来て、暗い夜空に目が慣れるまでに15分ぐらいかかるので、気長に見続けましょう。

 夜空に目が慣れたら時計を見て、11時~11時30分、12時~12時30分のように、キリのよい30分間にいくつ流れ星が現れたか数えてみましょう。記録をとっておくと、後で振り返るときや別の流星群を見るときの参考になるので、観測がより楽しくなりますよ。

●星空を見るときの注意
夜、公園や河原などに行くときは、必ず、おうちの人など信頼できる大人と一緒に出かけよう。絶対に、子どもだけで出かけないで! 手元を照らす小さな明かり(懐中電灯でOK)、メモ帳と筆記用具、時計、レジャーシート、虫よけスプレーなどを持っていこう。(サイエンスライター・上浪春海)

※月刊ジュニアエラ 2020年8月号より


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