〒422-8021 静岡県静岡市駿河区小鹿1440 TEL.054-285-9136
詳しくはhttp://www.s-seiko.ed.jp/「なぜ学ぶのか」を見つける
探究活動で未来を見据えた
幅広い進路選択を可能に
静岡聖光学院はアカデミックな男子ミッションスクールとして創立されました。初代校長を務めたピエール・ロバートは『風の中に種をまく』という言葉を残しています。まさに教育の営みというのは、子ども達に対してさまざまな学びを進めさせ、社会に送り出していくというのが役割であり、この建学の精神を大いに社会で役立ててほしいというのが一番の願いであります。
寮の存在が
多様性を生み出す
本校には、静岡県だけでなく東京、神奈川、その他都道府県、さらには最近ではインドやタイからの留学生も入学しています。多様性を尊重することが求められる時代にあって、寮があるがゆえの教育ができるという本校の強みが、時代の先駆けとして生かされているのではないでしょうか。中高6年間を多様性の中で過ごすことでコミュニケーション能力が非常に高くなり、さまざまな絆がつくられます。
本校では伝統的なカトリック教育の価値観を尊重するとともに未来を先取りした学びも進めています。海外大学への進学支援では、2021年度に日本の学校で初めてAレベル試験に対応したプログラムを導入しました。また隣接する静岡大学との中高大連携協定の締結のほか、先日も文部科学省が実施する「DXハイスクール」にも採択されるなど、新しい教育政策も積極的に取り入れています。
他方、高校ラグビー部が昨年、花園の全国大会に出場を決めるなど活躍しています。ラグビーによって海外の学校とも姉妹校提携ができており、スポーツを通して世界につながるという一面もあるのが本校で、これら多様な教育環境のすべてが本校のグローバル教育を豊かなものにしているといえます。
難関国公立大や
医学部受験にも対応
進路・受験指導においては、中高一貫教育を生かした探究活動などをもとに推薦やAO入試の活用もしていきますが、学力をしっかり伸ばすこと、難関国公立大や医学部受験への対応にもかなり注力しています。横浜の姉妹校である聖光学院と連携した受験対策講座の開設や教員研修によって、指導のノウハウが年々蓄積され始めています。
創立から50年以上を経て、地元静岡で活躍する多くの卒業生や、世界有数の模型メーカー「タミヤ」はじめ地元企業も本校を応援してくれています。本校の生徒がミニ四駆のモデルの運用に関わったり、ホビーショーを手伝ったりと、企業体験やインターンシップができる環境にも恵まれています。これからの新しい学びの中では抽象的な思考能力を養うことに合わせてさまざまな体験を積むこともまた大切で、生徒たちにとって多くの糧となるだろうと思っています。
「なぜ学ぶのか」を
自分自身で見つける
「風の中に種をまく」という言葉の元となるのが聖書にある「地の塩、世の光」という聖句です。「自分の賜物を見出し、磨き、他者のために貢献をしていく」という意味の一節ですが、そうした生き方を見つけるためにも、学びに天井をつくることなく、幅広い進路選択やキャリア形成を実現していくことをめざしています。
本校では、こうした伝統的価値観を大切にしながら、探究活動やAレベルプログラム、STEAMなど新しい教育も積極的に取り入れ、数年を経て指導体制や環境が整い機能し成果が実り始めてきています。よく進路を山に例えるのですが、全員が富士山のてっぺんを一様にめざすのではなく、八ヶ岳のようにそれぞれ自分が登りたい山を見つけてとことん追求して登っていくことを、私たちは全力で応援するという姿勢です。
だからこそ学びへ向かう動機付けはとても大切です。本校では探究活動を「なぜ学ぶのか」を見つけるキャリア形成の機会としても位置付けています。静岡大学との教育提携を生かして中学段階から細分化したゼミを始め、高校の個人研究では大学水準の教育、探究活動も行えます。大学入試のみを目的にせず、その先の将来のことも見据えています。
帰国生も注目
Aレベルプログラム
探究活動の過程の中で、文系理系の選択があったり、好きな研究をとことん続けたりして推薦入試へとつなげることもあるでしょう。一方、最難関大学や医学部へ挑戦したいという生徒に対しては、それに対応した受験対策講座などを用意しています。もちろん海外大学進学という選択も可能です。昨年の本校の帰国生入試では受験者数が大幅に増加しましたが、2020年に全国に先駆けて導入したAレベルプログラムの認知度が高まっているのを感じています。比較的低コスト、短期間で海外大学への直接進学の資格が得られることや学校側のサポート体制が整っていることも選んでいただいた理由ではないかと考えています。
こうした自分が本当に学びたいことを学べるカリキュラムがあって、それらは目的に応じた組み合わせが可能です。枠にはめずに一人ひとりの個性を大事にしていくという考え方は、プログラミングや21世紀型を取り入れた中学入試にも表れています。今この瞬間熱中していることがあり、得意なことを伸ばしていきたいという子は、ぜひ静岡聖光学院で思いきり学んでほしいと思っています。
Aレベルプログラムで
海外名門大を選択肢に
ケンブリッジ大学国際教育機構(CAIE)の認定を受けた英国のオンラインインターナショナルスクールと静岡聖光学院が日本で初めて提携した。英国学校教育の経験を積んだ講師によるオンライン・双方向の講義は、主に学校の授業時間帯に受講可能で日本にいながら英国の義務教育と同等の学習を積むことができる。他の海外大学進学方法に比べて低コスト・時間短縮という特長もある。高校2年間のプログラム終了後に資格認定試験に合格すれば、世界中で通用するAレベル(一般教育終了上級レベル)資格保有者として国内だけでなく海外名門大学を直接受験が可能。中学生からAレベル取得までを段階的に学べるコースも用意している。
工藤 誠一理事長・校長
聖光学院中学校高等学校(横浜市)
静岡聖光学院中学校・
高等学校(静岡市)
田中 潤教頭
静岡聖光学院中学校・
高等学校(静岡市)
静岡大学との教育提携を締結
❶❷STEAMの拠点ビギリオンガレージで行われるプログラミング授業。生徒同士が肩を寄せ合い議論したり、一人で黙々と作業をしたり、取り組み方はそれぞれだ❸高校ラグビー部は昨年2年ぶり8回目となる全国大会、通称「花園」への出場を決めた
静岡大生の指導のもと行われる中2の工学ゼミ