偏差値だけに頼らない中高一貫校選び2025

企画・制作/株式会社シーエム〈PR〉

選ばれる私学 “本物の先進教育” [首都圏共学実力校編]The best of both worlds 広尾学園小石川中学校・高等学校

〒113-8665 東京都文京区本駒込2-29-1 TEL.03-5940-4455

詳しくはhttps://hiroo-koishikawa.ed.jp/
海外大学キャンパスツアー。広尾学園(港区)と合同で、アメリカのカリフォルニアとボストンを交互に訪れている
海外大学キャンパスツアー。広尾学園(港区)と合同で、アメリカのカリフォルニアとボストンを交互に訪れている

「自律と共生」の精神で急成長
真のグローバルマインドを
身につける

 本校のインターナショナルコースの特色は"The best of both worlds"。日本の教育が持つ基礎学力や協調性の重視と、海外の教育が育む積極性や批判的思考を融合させ、バランスの取れた総合的な学力と広い視野を身につけることができます。教育連携校である広尾学園と同じプログラムを採用しながら、小規模ならではの良さを生かし、教員と生徒、生徒同士のコミュニケーションが非常に活発です。インターナショナルコース生の割合が多いので、校内には国際色豊かな雰囲気が漂っています。ただし、あくまで日本の学校なので、日本語での教育や文化、習慣の理解なども大切にしています。

 中学は、ほとんどが帰国子女のアドバンストグループ(AG)と、日本で生まれ育ち、4科受験をした生徒が多いスタンダードグループ(SG)があります。最初は英語力の差を気にする生徒もいますが、授業や学校行事を一緒に行うことで仲が深まり、共に成長していけるような信頼関係を築いていきます。「自律と共生」の教育理念のもと、互いの得意分野を生かして助け合い、真のグローバルマインドを磨いているのです。

海外大学への進学に自信
総合型選抜で国内難関大学も

 進路については、海外大学、国内難関大学どちらも目指せるようなカリキュラムを組んでいます。特に、海外大学への意識が高まるのが「海外大学ツアー」です。このツアーでは、生徒たちが実際にアメリカの大学を訪れ、キャンパスを見学し、教授や学生(OBOG学生含む)と交流する機会を持ちます。現地のキャンパスに通うイメージがわくのでしょう。帰国後は、生徒の意識が驚くほど変わります。海外大学進学は20人以上いる外国人教員がチームとなってサポートするので安心してお任せください。また、身近なロールモデルの経験や成功例を聞ける、広尾学園の卒業生によるガイダンスも大きな刺激になっています。

 10月に行われる学園祭の「いちょう祭」では、SGも、AGと同じく探究活動の成果を英語でプレゼンテーションします。それをさらに深掘りし、総合型選抜を利用して難関大学進学を果たした生徒もいました。熱心に学び、将来を真剣に考える生徒たちの姿勢に、教員も大いにインスパイアされています。生徒の選択肢を少しでも広げてあげたいという強い想いを持ち、日々の指導に情熱を注いでいます。

新校舎完成予想図 新校舎ラーニングコモンズ

2024年12月に
新校舎が完成予定

 さまざまな改革を進めている本校ですが、その一環として、2024年12月の完成を目指して、新校舎の増築工事が進んでいます。普通教室が増設され、カフェテリアや図書館を併設したラーニングコモンズも新設されるほか、1学年全体が入る講堂が設けられ、学校説明会などの他、著名な方をお招きしての講演会も開催予定です。これまで以上にゆとりのある空間になり、生徒たちが自由な発想でコミュニケーションを図ることができる充実した学びの環境が整います。

上田 美也子

上田 美也子英語科教諭

JOEL PLUNKETT

JOEL PLUNKETTインターナショナルコース
マネージャー・教諭

画像

❶海外大学出身の卒業生セミナーの様子❷初期の授業ではAGの生徒がSGの生徒にアドバイスしてフォロー❸学園祭「いちょう祭」では、中学1年から英語のプレゼンに挑戦❹アメリカ・イギリス・オーストラリアなど、多国籍の外国人教員20名以上が在籍

この学校について詳しく知る

提供:広尾学園小石川中学校・高等学校

選ばれる私学 “本物の先進教育” [首都圏共学実力校編]MUSASHINO CHALLENGE! 武蔵野大学中学校・高等学校

〒202-8585 東京都西東京市新町1-1-20 TEL.042-468-3256

詳しくはhttps://www.musashino-u.ed.jp/
生徒による学校説明会
生徒による学校説明会。出囃子にバラエティのBGMを使用して会場を沸かせた

100周年を迎え
さらに進化する探究的な学び
外部連携も強化し
将来のビジョンにつなげる

 本校は、2024年に創立100周年を迎えました。2019年に現校名にして中学を共学化し、2020年に高校を共学化、以降、合言葉を「チャレンジ」として、独自の探究活動に力を入れるなど、改革を推し進めてきました。今年度は共学化後の中学1期生(現高3)が卒業を控えているので、6年間の学びをどのような進路選択に結び付けて羽ばたいていくのか楽しみです。

 中学の探究は「言語活動」と「PBL(課題解決型学習Project Based Learning)」の2つを柱にしています。言語活動では、これまで培ってきた本校独自の探究内容をテキスト化した「言語活動オリジナルテキスト」を使用して読解力や論理的思考力、プレゼンテーション能力を養います。そこでつけた力を活用し、PBLでは、中1が「自己理解」、中2が「他者理解」、中3が「社会接続」と学年ごとのテーマを設け、自分を深掘りします。

 中学で学んだ内容を高校ではさらに発展させ、3つのコースごとの特性と目的に合わせた探究を行います(ハイグレード:「アカデミックマインド」・PBLインターナショナル:「アントレプレナーシップ」・本科:「LAM & My Vision」)。ますます将来の進路選択やキャリア形成に役立つでしょう。

 探究を進めるほど、データの見方は数学、プレゼンテーションのまとめ方や言葉、ストーリーは国語とつながっていることが分かり、教科の学びの重要性に気づきます。探究と教科の学びは相乗効果があるので、両輪で進めていくことが大切です。

探究テーマを掘り下げ
新たな関心を見つけることも

 高校ではこれまでも10以上の専門機関と連携し、自分の関心に沿った探究テーマに取り組んできました。企業との関わりの中でそれまで気づかなかった新たな興味を発見し、将来のビジョン形成につながることもあります。

 学校説明会に生徒が登場するのも本校の特長の一つです。毎回70名以上の生徒が協力を申し出てくれます。生徒が楽しむことも大事ですが、何より、参加者がこの学校に行きたいと思うような進行を心がけなければなりません。生徒ならではの柔軟な発想に驚かされることも多く、好評をいただいていますが、参加者のフィードバックを生徒とも共有し、課題については次回に生かすようにしています。

 探究活動を通じて得た知識や経験という素晴らしい力を活かして、将来の目標に向かってチャレンジしてほしいと考えています。

外観
100周年記念事業として新たな学びの場が完成予定
完成イメージ

100周年記念事業として
新たな学びの場が完成予定

 進学実績も年々向上しており、先輩たちが勉強している姿は後輩たちにも刺激となっているようです。そんな学びの意欲をサポートするために、図書館機能を備えた創造的な学びの施設「MUseion(エムユーセイオン)」が2025年に竣工予定です。ガラス張りの4階建てで、いわゆるラーニングコモンズのような施設です。同じく100周年記念事業として2024年に完成する「スポーツパーク」に続き、生徒の進路や夢を実現するために、環境面でも質の向上を図っていきます。

小幡 武憲

小幡 武憲入試広報部 部長

画像

❶ハイグレードコースのアカデミックマインドは教育機関「株式会社カルペ・ディエム」が監修❷高校のPBLのコースでは2クラス中1クラスが1年間留学❸高校本科コースのLAMの1つ「哲学対話」の様子。年間で2つのプログラムを受講❹自学自習のスペースが豊富。さらに新施設にも増設予定

この学校について詳しく知る

提供:武蔵野大学中学校・高等学校

※本コンテンツに記載されている会社名、サービス名、商品名は、各社の商標または登録商標です。

選ばれる私学 “本物の先進教育” [首都圏共学実力校編]ICT・Global・STEAM・学力 神奈川大学附属中・高等学校

〒226-0014 神奈川県横浜市緑区台村町800 TEL.045-934-6211

詳しくはhttps://www.fhs.kanagawa-u.ac.jp/
5万坪の自然豊かな環境も魅力
5万坪の自然豊かな環境も魅力

多様な体験を伴う学びで
「なりたい自分」を見つける

 創立40周年を今年迎える本校は、生徒の主体性を重んじ、「自ら考え、判断し、行動できる人へ」を合言葉に先進的な教育を実践しています。1989年に当時先端のPCを導入し、大学でICT教育を研究した私も活用を推進してきました。

 グローバル教育では単に英語力を高めることだけではなく、「世界を見る目」「世界の中で生きる力」の涵養を目標としています。3日間の“英語漬け”プログラムBEC(Breakthrough English Camp)で英語コミュニケーション力向上を目指します。また、問題解決型(ベトナム)、語学型(セブ島)、国際交流・文化体験型(英国)という3タイプの海外研修は生徒たちの視野と可能性を広げます。

先端科学に触れる
高大連携STEAM教育

 STEAM教育は探究活動と強く結びついています。中3で様々なワークショップに参加し、高1になると、ゼミでチームまたは個人による探究活動に取り組みます。宇宙エレベーターロボット製作(工学部)、DNA講習(化学生命学部)など、神奈川大学の研究室との高大連携により先端科学を実体験できることが特徴です。他にも大学教授が本校で講義をしたり、高2で大学の授業を100分受けたりするプログラムなど交流が盛んで、学ぶ意欲や自分の未来像を描く力の醸成に役立っています。

 新しい取り組みの一つはドリカムプロジェクトです。「なりたい自分に出会う」「なりたい自分になる」ためのきっかけづくりとして、大学、研究機関、企業の訪問、医療や法曹の専門家によるゼミ、模擬国連やビジネスコンテストへの参加など、多様な体験型プログラムを揃えました。

 日本情報オリンピックに参加した中2の男子生徒は、国際情報オリンピックの日本代表4人のうちの1人に最年少で選ばれました。中2の日本代表は11年ぶりの快挙です。

 進路は国公立・早慶上理・GMARCHへの進学が6〜7割を占め、東大推薦入学者も輩出。海外協定大学推薦制度の合格者は直近3年で18名です。

 創立者・米田吉盛の理念「教育は人をつくるにあり」を堅守し、建学の精神である「質実剛健」「積極進取」「中正堅実」を体現する人材を育てていきます。

外観

主体性を磨く「生徒が
主役の三者面談」

 生徒が担任と保護者に対して、年度目標や学んだ内容、努力したこと、今後の課題などをプレゼンするのが「生徒が主役の三者面談」。能動的な立場で三者面談に臨むことにより、自らの学習の状況、思考や行動を客観的に認識し、より高度な学びへと進んでいける。ICT教育や探究活動の学びを存分に活かす場でもあり、担任と保護者は生徒の成長を実感することができる。生徒にはポジティブな質問や助言を投げかけ成長を支援。生徒の創造性と個性を伸ばす姿勢が現れた取り組みだ。

小林 道夫

小林 道夫校長

画像

❶OBOGが支援する放課後自習室学習、東大生セミナーなど学習支援が充実❷ベトナムでの問題解決型海外研修❸第36回国際情報オリンピックエジプト大会(2024年9月開催予定)の日本代表に中2の生徒が最年少で選出❹卒業生の吉田龍央さんがジャパンモビリティショー2024年に搭乗型巨大ロボットを出展し注目された

この学校について詳しく知る

提供:神奈川大学附属中・高等学校

選ばれる私学 “本物の先進教育” [首都圏共学実力校編]探究・グローバルマインド・EQ教育 自修館中等教育学校

〒259-1118 神奈川県伊勢原市見附島411 TEL.0463-97-2100

詳しくはhttps://www.jsk.kojo.ed.jp
グローバルラウンジ
海外に行かなくても、校内でいつでも異文化に触れることができるスペース「グローバルラウンジ」がニューオープン

自主・自律の精神に富み
「自学・自修・実践」できる
生徒を育成

探究、グローバルマインド
EQ教育が3本の柱

 自修館中等教育学校は1999年に創立。神奈川県内では2番目にできた私立の中等教育学校です。同じ学園の向上高等学校と隣接していますが、別学校となっており、カリキュラムはもちろん、部活動などもそれぞれで行っています。「1学年120人という人数なので、教員と生徒の顔と名前が一致しやすいのがいいところです。創立26年となり、地域の中での認知度も上がってきて、近隣からの入学者が多く、地域に根付いてきたと感じています」と話すのは校長の小河先生。同校の教育目標は、「自主、自律の精神に富み、『自学・自修・実践』できる生徒の育成」で、「探究」「グローバルマインド」「EQ教育」を学びの柱とした教育を実践しています。「一人ひとりが夢中になれるものと出会い、勇気を出してチャレンジできる環境を用意しています。諦めずにチャレンジする力と自信を育てています」(小河校長先生)

独自の必修探究授業
「C‒AIR」プログラム

 同校では独自の必修探究授業「C‒AIR」プログラムを1年生から導入しています。教頭の大藤先生は、「本校は創立当初から探究活動に力を入れてきました。やりたいことを見つけ、好きなことを積み上げていきます。ただ好きなだけではなく、自分が興味のある分野から社会と向き合う。この社会で起きていることに対し、自分には何ができるのか。どう社会に貢献し、世の中とどうつながっていくのか。これらを踏まえて問いを立て、課題解決に臨みます」と話します。1・2年では伊勢原市役所、近隣の大学などと連携し、取材活動を行います。3年生からはゼミ方式となり、10人に2人教員が付く体制で探究学習を行います。所属するゼミは自分で選択します。問いをゼミごとに話し合いながら設定し、企業や大学などに連絡をとって訪問したり、オンラインで取材を行ったりします。3年生では探究発表会でのポスター発表やゼミ内のプレゼン発表を繰り返し、4年生になるとさらに取材を重ねてブラッシュアップし論文にまとめます。5年生ではゼミを解散し、有志グループ、個人など自由な方式で研究を行います。「多様な人々との協働」を念頭にテーマを構想し、1年間かけて形にします。6年生では選択制授業で自由課題による探究活動を行うことができます。総合型選抜など入試の方式を意識して選択する生徒もいれば、探究の授業が好きだからという理由で選ぶケースもあります。

多様な価値観を持つ人と
協働するグローバル教育

 グローバル教育も同校の教育の柱のひとつです。英語科の小野先生は、「本校では英語はツールという考えのもと、『多様な価値観を受け入れ、世界の仲間と協働して共通課題に取り組んでいける人』の育成に向けてグローバルマインドを養います」と話します。6年間を1・2年、3・4年、5・6年の3段階に分け、生徒の発達段階に応じたグローバルプログラムを展開。1・2年生では英語に興味を持つところから異文化への関心を高めます。3年生以上になると海外研修に参加し、実際に異文化体験、交流を行うことができます(セブ島語学研修は1年生から参加可能)。4年生からはターム留学、長期留学に参加することも可能で、海外大学進学希望者は支援を受けることもできます。また、同校では2人のネイティブ教員が入るAE(アクティブイングリッシュ)という授業を全学年で展開。日常英会話からペアワーク、プレゼンテーションなどを行い、ライティングやスピーキングにも取り組みます。さらに、ネイティブ教員によるショートホームルームの時間や、夏休み、春休みの「イングリッシュデイ」など、国内でも英語に親しめる機会を多く設けています。

人間力を高めるEQ教育

 同校では、EQ(Emotional Intelligence Quotient)と呼ばれる「こころの知能指数」を育てる「EQ教育」を実践しています。「EQというのは感情と行動の間にあるものだといわれています。嫌な思いをしたときに苛立ちを人にぶつけるのか、冷静になって考えられるのか。それはEQによるところなので、EQがきちんと醸成され、高まっている人であれば、その場に応じて適切な行動がとれます。EQはトレーニングによって高めることが可能です」(入試広報室長・古跡先生)

 同校のEQ教育は道徳的な内容も組み合わせ、情熱を持って困難な目標に挑む力や、相手の状況を読み取り、共感や理解を土台としたコミュニケーションを築く力など「人間力」を高めます。学期に1回EQ診断を行い、診断結果から自分の性格や特性を知ったうえで他者への感情や行動をどのくらいコントロールできているかを客観視します。SS(セルフサイエンス)授業ではその分析を通して自分と他者の感情や行動の違いを再確認し、コミュニケーション能力や感情をコントロールする力を発達段階に応じて育みます。他者理解、自己理解を深めることにより、自己肯定感を高めることにもつながります。

外観
図書館「com+com」

図書館「com+com」と
豊富な自習スペース

 同校の図書館「com+com(コムコム)」は、従来の図書館とはひと味違う、アットホームな空間。名前の由来は「Communication、Company、Comfortable、Combination、Common、Community」のComで始まる6つの単語から成っている。館内のイベントスペースでは同校が創立当初から力を入れてきた探究の成果を自由に発表することができ、箱根駅伝、いきもの、組立ブロックなど好きなものを研究した作品が展示されている。生徒が企画したイベントも不定期で開催されており、本に親しむことはもちろん、好きなことを仲間と共有できる図書館となっている。卒業生を含む縦横のつながりが密なのも特徴。また、同校は広々とした廊下が特徴で、校内のさまざまなところに自習スペースが設けられている。

小河 亨

小河 亨校長

大藤 行央 教頭

大藤 行央 教頭教務センター室長

画像

「自学・自修・実践」できる生徒の育成のため、「探究」「グローバルマインド」「EQ教育」を学びの柱とした教育を実践

小野 琴美

小野 琴美英語科主任

古跡 雅宣

古跡 雅宣入試広報室長

画像

❶1・2年生の探究では取材活動に出かける❷3・4年生では一人ひとりが決めたテーマについて探究活動を行い、論文にまとめて発表する❸1年生から参加できるセブ島語学研修❹2~6年は、ハワイやニュージーランドなど短期から1年留学までメニューが豊富❺本だけでなく人の魅力を存分に発揮できる図書館「com + com」(コムコム※詳細はコラム参照)

この学校について詳しく知る

提供:自修館中等教育学校

選ばれる私学 “本物の先進教育” [首都圏共学実力校編]湘南学園ESD・探究 湘南学園中学校高等学校

〒251-8505 神奈川県藤沢市鵠沼松が岡4-1-32 TEL.0466-23-6611

詳しくはhttps://www.shogak.ac.jp/highschool/
丹沢での植樹活動
毎年春と秋に実施される「ミニESDツアー」丹沢での植樹活動

持続可能な社会の創り手を
育てる新時代の教育
「湘南学園ESD」に注力

 本校は、さまざまな学びを総合的にとらえる「湘南学園ESD」の理念のもと教育活動を展開しています。ESD(Education for Sustainable Development)は「持続可能な社会の創り手」を育てることにつながる、すべての教育活動のことで、2023年からは「ESDツアー」がスタート。2025年度にはESD的探究科目もスタートします。

 これからの時代、自分はどうありたいか、どんな社会を望むかを考え、他者の痛みを自分事にしていく、より一層の力が必要です。

新たな視点を得て
成長するESDツアー

 ESDツアーの前身は東北や熊本の被災地支援。テレビだけでは決してわからない“ナマの現実”を知り、学びました。

 昨年は、市町村合併を拒み、「百年の森林もり構想」で地域づくりに取り組む岡山県西粟倉村にしあわくらそんと、小水力発電と地域づくりで“限界集落”の実状を一転させた岐阜県の石徹白いとしろ集落へ(右記写真❶❷❸)。原生林を歩いたり、地元の人々と交流しながら、視点を変え違った角度からものを見ることの大切さを学びました。生徒たちはそれぞれ、自分の興味があることに気づき、新たな課題意識を持つなど、学びを深めESDを体感しています。

25年度よりスタートする
大胆なカリキュラム改革

 自己理解や問題意識の醸成、論理力を鍛えるという観点からもESDの重要性、価値に重きを置き、高校2、3年生を対象に新カリキュラムがスタート。「グローバル地域研究」「ソーシャル・リサーチ&デザイン」「サステナブルキャリア」の3つが必修選択に組み込まれます。生徒たちの大いなる未来の選択肢になることを期待しています。

外観

地域菓子パッケージで
社会課題に向き合う

高校3年 志澤 舞 さん
高校3年 志澤 舞 さん
環境省や小田原市からアワードを受賞

 ESDツアーや丹沢での植樹の参加がきっかけとなり、「自分の目で確かめて行動すること」の大切さを知りました。元々パッケージに興味があり、地域のお菓子の包装紙を「地域資源」と捉え、ポーチなどにアップサイクルするプロジェクトに取り組んでいます。環境問題だけでなく地元メーカーの伝承、地域の人たちを巻き込んでコミュティの活性化にもつながることがわかり、菓子メーカーや市役所の方々と一緒にワークショップなども行っています。たとえば「クルミッ子」の(株)鎌倉紅谷さんはこの取り組みに共感してくださり、地元の人々に声をかけて包装紙を集めてくださいました。将来はデザインと地域の仕組みづくりの両輪で活躍したいと思っています。

有薗 和子

有薗 和子社会科教諭

画像

❶西粟倉村の木質バイオチップに埋もれ、「木の香りっていいなぁ」と癒される生徒たち❷豊かな原生林では環境問題を考える感性を磨く(西粟倉村)❸石徹白集落では現地の子どもたちとも交流し、持続可能な農村体験❹高2研修旅行は自分たちで行きたいコースを決める。主体者を育てるカリキュラムが組み込まれる

この学校について詳しく知る

提供:湘南学園中学校高等学校