〒156-8520 東京都世田谷区船橋5-8-1 TEL.03-3303-2115
詳しくはhttps://www.keisen.jp/「聖書」「国際」「園芸」を柱に
自ら考え、発信する力を育てる
恵泉女学園中学・高等学校は1929年の創立当初から「聖書」「国際」「園芸」を教育の3つの柱に据え、生徒たちの主体性、多様性、協働性を育んでいます。
「創立者の河井道先生は北海道に住んでいた時に園芸の楽しさを知り、これを教育に導入しました。現在も園芸の授業は受け継がれ、中1と高2の週2時間ずつ、必修科目となっています。仲間と協力しながら自分の手で『いのち』を育て、自然を肌で感じながら、その楽しさと厳しさ、尊さを知り、感謝する心を養います。校地内には生徒たちが育てている四季折々の花が咲いています。また、野菜、稲など農作物も育て、収穫したものを調理して食べたり、飾ったりするところまでを学んでいます」(松井先生)。
身近な話題を礼拝で共有し
自分と向き合う「感話」
同校ではキリスト教(プロテスタント)の信仰を教育の基盤に置き、毎日の礼拝や聖書の授業を行っています。中でも、礼拝で述べられる「感話」は自分自身と向き合う大切な時間です。感話とは生徒が登壇し、自分の身近に起こったことや社会問題などの中から、感じたり、考えたりしたことを文章にまとめて話をするものです。礼拝ではクリスチャンか否かに関わらず様々な先生が話をします。その内容は先生自身の子育てのことなど身近な話題も多く、生徒たちは礼拝の時間を通して、さまざまな人たちとともに生きるための共感力を身につけています。
英語を通じて異文化理解を
深め、国際的視野を持つ人に
同校では異文化理解を深め、国際的視野を持ち、世界平和に貢献する人を育てたいという思いから英語教育、国際交流に力を入れています。「本校は中学で初めて本格的に英語を学ぶことを前提としたカリキュラムです。小テストや毎日の宿題などきめ細かい指導で基礎固めをします。中学入学から英語を始めても高2になる頃には海外進学を視野に入れられるレベルになり、高3の約2割が英検®準1級を取得しています」(花岡先生)。また、低学年から英語でエッセイを書く機会を設け、中3からはスピーチコンテストに参加。クラス予選からスタートし、校内入賞者は外部のコンテストで上位入賞するなど、高いレベルを誇っています。また、希望者はオーストラリア、カナダに短期留学できるなど、海外プログラムも充実しています。
進路選択につながる
キャリア教育
進路選択のきっかけは同校で取り組んでいるキャリア教育や高大連携行事であったと話す卒業生も少なくない。例えば、ある生徒は東京都市大学と日産自動車との合同プログラムに参加したことで、材料工学に関心を持つようになり、東京理科大学のマテリアル創成工学科に進学したという。同校ではさまざまな業界で活躍する卒業生に話をしてもらうことも多い。ただ漠然と大学受験に臨むのではなく、卒業生の姿を、自分自身の具体的な将来像を思い描くためのロールモデルとしているようだ。
花岡 尚子英語科
松井 信行副校長・園芸科
礼拝では生徒が日頃感じたり、考えたりしていることをまとめ、「感話」として述べる
❶英語スピーチコンテスト。校内入賞者は外部コンテストに出場し、上位入賞した実績も多数❷約9万冊の蔵書が揃うメディアセンターで自習する生徒
下校する生徒たち。自由服は同校創立からの伝統
提供:恵泉女学園中学・高等学校
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
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