校長 大場 一人 東京都大田区西馬込1-5-1 TEL.03-6303-7683
公式サイト https://www.rissho-hs.ac.jp/
本校では、大田区西馬込の新キャンパスに移転した2013年に「Rプログラム」を開始しました。これがまさに探究的な学びといえます。
Rは学園のイニシャルでもありますが、「Research(調べる)」「Read(読み取る)」「Report(表現する)」という3つの力を育成することが目標です。その具体的な柱となっているのが「コラムリーディング」と「キャリアデザインプログラム」です。
「コラムリーディング」は、新聞、雑誌、WEB上のコラムを読み、要約して、自分の意見をクラスで発表。発表者だけでなく、聞いている生徒も他者の意見を尊重する姿勢が身に付き、そこから知識を得ることもできます。その結果、読解力、文章力、傾聴力などを習得。普段の授業の取り組みも向上し、結果的に大学入試の小論文対策にもなっています。
もう一つの「キャリアデザインプログラム」も中1から高3まで続きます。まず、中1の「職業講話」は、本校出身の社会人から苦労話ややりがい、その職業に就くまでの道のりなどを聞きます。中2では学校近辺の職場に行き、3日間のインターンシップを実施。中3でもインターンシップを行いますが、今度は自分で行きたい職種を選びます。このように中学では社会を知り、自分の将来像を描き、そのためにどんな努力が必要かを考えます。
次のステップである高校のキャリアデザインプログラムでは、様々な大学を訪問したり、学生とディスカッションするなど、自分の目標にふさわしい大学を選ぶための内容になっています。
高校卒業後、立正大学に進学する生徒は約2割で、他大学が圧倒的です。文系が多いものの理数系の大学に進む生徒もいますし、音大や防衛大、それに外国の大学など実に幅広い。教員も生徒たちの希望を叶えられるように一人ひとりに寄り添った個別指導をしています。
仏教系の学校ですが、寺院の継承者が入学するケースは少数で、多くが一般家庭の子ども達です。本校としてはご縁があった生徒には最善の教育を提供していきたいですし、建学の精神である「行学二道」(学んだことを実際の行動で示すという意味)を実践して、社会に貢献できる有益な人材を一人でも多く育成していきたいと考えています。