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最新中学受験ナビ 選ばれる私学 探究的学びと大学進学 首都圏女子実力校編

女子聖学院中学校高等学校

校長 山口 博 東京都北区中里3丁目12番2号 TEL.03-3917-2277
公式サイト http://www.joshiseigakuin.ed.jp/

フューチャールームを
生かした探究学習

 本校の探究学習は、キリスト教教育を土台とし、これまでも行ってきた社会課題に目を向ける教育活動をベースに行われています。また、学びの3ステップinput(情報を収集すること)→intake(得た情報を知識として深めていくこと)→output(得た情報を自分のことばで発信すること)を学びのサイクルとして大事にしています。これらは生徒がより深く、本質的な学びができるよう授業を中心に、様々な活動で大切にされています。これらは本校の教育目標“Be a Messenger”「語ることばをもつ人を育てる」大切な取り組みとなっています。
 その一例として、中1、中2で行っている「聞く・話す」という取り組みがあります。この授業では、言葉を「読む」「書く」「聞く」「話す」力を磨くことを目的としています。今年の中2では、国際的環境活動家グレタ・トゥーンベリさんのスピーチ映像を視聴。そこで受けた感動を胸に、生徒たちも相手に伝わるプレゼンテーション作りに取り組みました。生徒たちはそれぞれのテーマをみつけ、調べたことを1000字のスピーチ原稿にまとめ、さらに相手に伝わる表現を考えパワーポイントを作成し、プレゼンテーションを行いました。本校では昨年の9月にフューチャールームを開設。正面と廊下側の壁面一杯のホワイトボードに電子黒板機能と4機のプロジェクターがあり、生徒たちは連動するiPadを利用し、学びのICT化と探究できる場として活用しています。

ICTを活用し、
よりインタラクティブな学びへ

 更なるICTの活用としては、中1英語授業の会話表現を学ぶ単元で、iPadを使い、スキットをドラマ仕立てに動画で表現する取り組みが行われました。生徒同士がアイデアを形にしていく中で、インタラクティブでクリエイティブな作業を加える工夫が、ICTの活用で更に生かされました。
 また、今回の新型コロナウイルス感染症による学校休校措置として、4月13日からオンライン授業の配信に取り組みました。この実施においても生徒とインタラクティブに関わる取り組みをデザインしています。オンラインでも毎朝礼拝から始まり、授業時間に合わせて動画での学習、個人面談やホームルームなどを実施。生徒たちは想像以上に主体的に学び、学校とのつながりを続けています。この経験から、つながる相手を信頼できる心の力がより必要であると実感しています。
 昨年度の大学進学実績は、卒業生126名中、1/6にあたる26名が指定校推薦で、ICU・青山学院・立教・法政・東邦大看護などに進学。また公募推薦で上智にも2名が進学。一般入試を前に、5割以上の生徒が進路を決定しました。この実績は、本校の「語ることばを持つ人を育てる」という教育が実を結んだと実感しています。推薦入試では、6年間の学びを生かし、大学で何をどのように学びたいと考え、かつ志望大学、学部でどう生かしたいと考えているか、を語れなければならないからです。
 今後は、何を学び、どのように社会貢献していけるのか、と更に問い続けながら、ICTを活用した探究学習に取り組んでいきたいと考えています。

※iPadは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。

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提供:女子聖学院中学校高等学校