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偏差値だけに頼らない中高一貫校選び 2024

選ばれる私学・本物の先進教育 東大・医学部・海外大学進学 東日本実績校 東大・医学部・海外大学進学 東日本実績校

「世界水準の学びとは」WEB座談会

東日本を代表する高い進学実績を持つ6校の校長が語ったのは「本物」教育の大切さ。さまざまな体験を通して、自身で考える力を深める学びだ。コロナ禍の終息を迎え、生徒たちがいかに世界で活躍すべきか、語り合った。

座談会参加者の写真
森上教育研究所 代表 森上 展安司会・進行

森上教育研究所 代表

森上展安(もりがみ・のぶやす)

学習塾運営を経て森上教育研究所を設立。中学受験塾や私立中高一貫校に向け、情報発信やコンサルティング等を行う一方、保護者の悩みに応える「わが子が伸びる親の技(スキル)研究会」を主宰。

参加校

開成中学校・高等学校 校長 野水 勉

開成中学校・高等学校

校長 野水 勉(のみず・つとむ)

駒場東邦中学校・高等学校 校長 小家 一彦

駒場東邦中学校・高等学校

校長 小家 一彦(おいえ・かずひこ)

聖光学院中学校高等学校 校長 工藤 誠一

聖光学院中学校高等学校

校長 工藤 誠一(くどう・せいいち)(静岡聖光学院中学校・高等学校兼務)

武蔵高等学校中学校 校長 杉山 剛士

武蔵高等学校中学校

校長 杉山 剛士(すぎやま・たけし)

北嶺中・高等学校 校長 谷地田 穣

北嶺中・高等学校

校長 谷地田 穣(やちだ・みのる)

広尾学園中学校・高等学校 校長 南風原 朝和

広尾学園中学校・高等学校

校長 南風原 朝和(はえばら・ともかず)

Q1

教育理念・教育目標・
校訓

Q2

我が校の、
誇れる教育とは

Q3

進化する学び

Q4

在校生や卒業生の
活躍は

司会:森上
司会:森上

Q1. 教育理念・教育目標・校訓

本日は「世界水準の学びとは」というテーマで、
6校の校長先生にお集まりいただきました。
まずは学校のご紹介からお願いします。

強い精神力で、新しい分野を切り開く人材を育てる

教育理念としては、「質実剛健」、「進取の気性」、「自主自律」と共に、校章にもなっている「ペンは剣よりも強し」を掲げています。「ペンは剣よりも強し」は、いかなる権威にも屈しない学問の優位性の精神を表しており、自立した強い精神力を持ち、新しい分野を切り開いていく人材を育てるというのが学校の理念です。部活動や学校行事の委員会活動を強く奨励し、自由にのびのびと学園生活を過ごし、一人ひとりの生徒の個性を磨いて伸ばすというのが、本校の教育方針です。年に2回、いじめアンケートとともに、「学校は楽しいですか」という質問をしていますが、中1から高3まで各学年で95%以上の生徒が楽しいと答えています。

野水(開成)
野水
(開成)
小家(駒場東邦)
小家
(駒場東邦)

科学的精神に基づき、自分の頭で考える力を養う

本校は、東邦大学を創立した額田豊博士が、元都立日比谷高校校長の菊地龍道を招請して作った学校です。二人は自主独立の気概と科学的精神を教育の柱に据えることで意気投合しました。イデオロギーではなく、本物に触れて自分で考える学びを目指したのです。校章は富士を象っていますが、頂上を目指そうと言うのではありません。富士の高みは裾野が広いから実現するということを忘れず、こつこつと誠実に学ぶ力を蓄えていくことを重要視した教育を行っています。身の回りの現象を自分の感受性で捉え、自分で考えて発信していく学習活動を愚直に積み重ね、それが伝統となって若い教員たちにも引き継がれています。

「紳士たれ」をモットーに強い意志を優しい心を育てる

本校はキリスト教教育修士会が作ったカトリックの学校で、紳士たれをモットーに、強い意志と弱者をいたわる優しい心を育てる教育を行っています。学びの面でも、塾に行く必要がないと言われるぐらい充実した授業を行っており、進学指導も定評があります。生徒の好奇心を発露させるための多彩なプログラムも用意してあり、生徒一人ひとりが輝ける場を作ることをモットーに、さまざまな宿泊や体験型の行事を通して、リベラルアーツ教育を実践しています。

工藤(聖光学院)
工藤
(聖光学院)
杉山(武蔵)
杉山
(武蔵)

100周年を迎え、「新生武蔵」を旗印に改革を遂行

武蔵は、創立者の根津嘉一郎が渡米実業団に参加したことをきっかけに「社会から得た利益は社会に還元しなければならない」との信念を抱いて設立した学校です。建学以来の3理想は、いまでも本校の教育の根幹を成しています。変化の激しい今の時代にあって、特に「自ら調べ自ら考える力のある人物」を重視しています。昨年創立100周年を迎え、新生武蔵の旗を掲げ、今までの武蔵の強みを生かしながらさまざまな改革を進めているところです。

心と体を鍛える「文武両道」。医学部合格実績に定評あり

本校は北海道教育委員会委員長だった山口末一先生が、「文武両道の学校」を目指して設立しました。足は北海道の大地に根ざし、高い志を持って高みを目指すという意味を込めて、山の頂を意味する「嶺」を校名に取り入れています。全員が北海道で一番高い旭岳に上り、体育は中1から柔道とラグビーを取り入れています。山口先生はイギリスのパブリックスクールをモデルにしており、寮生活も学びの場と考え青雲寮コースを設け、生徒の約半数が入寮しています。北海道以外の生徒も多く、現在は3分の1以上の生徒が本州から入学しています。本校のモットーは、何にでも全員で取り組むという事であり、それが最大の特徴だと思います。

谷地田(北嶺)
谷地田
(北嶺)
南風原(広尾学園)
南風原
(広尾学園)

生徒が作る「伸びやかでまっすぐな」校風

本校の前身は、明治時代の女子教育者・下田歌子を校長として創立された順心女学校です。2007年に共学化し、校名を広尾学園と改めました。中高時代は一般に、努力することをダサい、格好悪いと揶揄することがありますが、本校にはそれがありません。努力することを互いに尊重し合う文化があり、それが伸びやかでまっすぐな風土として育まれています。教育理念である「自律と共生」は、目標に達するために自分を律し、他者と力を合わせる姿勢を目指しています。

Q1

教育理念・教育目標・
校訓

Q2

我が校の、
誇れる教育とは

Q3

進化する学び

Q4

在校生や卒業生の
活躍は

司会:森上
司会:森上

Q2. 我が校の、誇れる教育とは

ここから今回のメインテーマである「世界水準の学びとは」、
これからの時代に必要な学びについて
お話していただけたらと思います。

熱意ある教員が行う、高いレベルの授業

開成の教育の特徴は、個性をもった熱意ある各教員が教科書だけでなく独自の副教材を用いて高いレベルの授業を行っている点です。専門性を追求し、生徒の興味を引き出して考えさせる教育を展開しています。
 2年前に創立150周年を迎え、記念事業として高校新校舎の建て替えを進めました。この夏には95%が完成する第2期工事が終わり、新しい魅力的なデザインの建物が完成します。
 日本の進学校の高校生は、世界トップレベルの学力を保持しています。特に数学と理科分野に関しては秀でていると思います。英語力さえあれば世界に伍していけます。本校の英語教育は、この10年でずいぶん進化しています。英語を母語とする教員が専任教員2人に非常勤講師6人と計8人おり、他の日本人の英語教員全員が英語で授業できます。

※文部科学省・国立教育政策研究所 「OECD(経済協力開発機構)の生徒の学習到達度調査(PISA2018)」より

野水(開成)
野水
(開成)
小家(駒場東邦)
小家
(駒場東邦)

教育の柱は「本物に触れる体験」

本校を貫くのは、本物に触れる教育です。その機会を一人ひとりがしっかりとつかむことができるように、少人数教育を行っています。理科の他に中1、中2に「実験」という授業があり、クラスを2分割して担当教員と実験助手がきめ細かく指導します。実験の後は、レポートを書いて提出します。英語と数学も同様に複数の学年で、クラスを分割して行っています。
 さらにいろいろな教科で、自分の言葉で表現する形を取り入れています。たとえば国語では班毎に文庫本1冊を担当し発表します。担当した生徒の本は、注目箇所に貼られた付箋で倍以上の厚さに膨れます。公民では生徒自ら政党を作り模擬選挙を行います。政策を表すキャッチコピーには思わずナルホドと唸ります。また、授業以外にも、昭和女子大と合同で中学生は昭和女子大と合同で「ジェンダー」や「アンコンシャスバイアス」について研究発表を行ったり、「海洋プラスチック問題」を研究し全校の小中高校と結んでオンラインサミットを行ったりなど、教員のこだわりにより様々な活動が展開されてきました。

生徒の好奇心を刺激する「アカデミック」な講座

学習講座の「聖光塾」は、自由参加の啓蒙的な講座です。本校の教員が専門的な知識を生かし、さらに外部から講師を招いてアカデミックな教養を身につけます。たとえば「宇宙エレベーター」「バイオ実験」「模擬刑事裁判」「ロボット工学のいま」などの講座を開講しています。中3の選択社会科演習では世界遺産の屋久島、白神山地、小笠原などに出かけ大自然の中で学びます。本校はキャンプ場を持っており、テント生活を体験するのも特色のひとつです。
 豊かな感性を育むための「選択制芸術講座」も本校ならではの学びです。毎週土曜日の3、4時間目に実施。講座はヴァイオリン、パイプオルガン、声楽、演劇、陶芸など10種類以上あり、指導は専門の講師が行います。音楽系と演劇の講座は学内で発表会を開き、美術系は聖光祭で作品を展示します。

工藤(聖光学院)
工藤
(聖光学院)
杉山(武蔵)
杉山
(武蔵)

生徒と教員がおりなす「わくわく、わいわい」する学び

本校の校風を語るうえで、欠かせない要素が3つあります。ひとつは自然です。川が流れ180種以上の樹木が植えられている自然豊かなキャンパスです。2つめが学問。本校の教員は、それぞれ専門の研究テーマを持っており、生徒の学びに対する姿勢の手本になっています。3つめが少人数教育です。それほど規模の大きな学校ではないのですが、分割授業も多く、少人数で授業を行っています。こうした武蔵の特性を生かしながら、生徒の好奇心を刺激する「わくわく」と、生徒と教員が授業でおりなす「わいわい」から、自調自考の校風が生まれてくるのだと思います。
 武蔵の学びの特徴である「本物教育」は、2017年に竣工した理科・特別教室棟にも現れています。4階天井から吹き抜けに吊されたフーコーの振り子、天体ドーム、学園創立以来の数々の標本庫を整備。国語は原典資料の講読、社会は中3で卒業論文の執筆、理科は中3で清里高原での天文実習を実施しています。高校の総合講座では、対馬、沖縄、東北でのフィールドワークなどを行っています。

設立当初から国際人教育遂行、米国の伝統ある名門大学を訪問

山口先生は設立当初から、国際人の育成に力を入れており1期生から海外2週間の修学旅行研修を実施しています。現在は高1生全員が「グローバルリーダー養成プログラム」で、ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学に行き、大学教授の講義を受講したり学生と一緒にワークショップを行ったりしています。その後はニューヨークで国際連合の本部を訪れます。毎年1月には、ハーバード大学の学生が10人ほど来校し、寮に1週間泊まり込んでもらって、ハーバード大学での取り組みの予行演習的な「ハーバードキャンプ in 北嶺」を中3・高1を対象に実施しています。
 また8つのプロジェクトを実施し、本物に触れる取り組みにも力を入れています。その中では、北海道の雄大な自然を生かしたプロジェクトも実施。世界遺産の知床を探訪したり、ウポポイを訪れて先住民族の文化を学んだりもします。

谷地田(北嶺)
谷地田
(北嶺)
南風原(広尾学園)
南風原
(広尾学園)

「医進・サイエンスコース」では、6年間通して研究活動

本校は、文系理系の枠を超えて幅広く学ぶ「本科コース」、世界で活躍する人を育てる「インターナショナルコース」、医学や科学への関心に応える「医進・サイエンスコース」の三コースで展開しています。
 医進・サイエンスコースは、6年間通して研究活動に取り組みます。中学は「理数研究」として医療、分子生物、現象数理など6つの分野に挑み、高1は「科学と人間生活」をテーマに、理論物理などが加わります。高2からは任意の活動として臨みます。
 今回の座談会のテーマは「世界水準の学び」ですが、日本の進学校は世界でもトップクラスの学力を保持しています。特に数学と理科教育において、日本は進んでいます。課題は、この力を大学以降も保持し向上していけるような、しっかりとした素地と将来への展望を形成することだと思います。

※文部科学省・国立教育政策研究所 「OECD(経済協力開発機構)の生徒の学習到達度調査(PISA2018)」より

Q1

教育理念・教育目標・
校訓

Q2

我が校の、
誇れる教育とは

Q3

進化する学び

Q4

在校生や卒業生の
活躍は

司会:森上
司会:森上

Q3. 進化する学び

東日本を代表する高い進学実績を持つ6校であっても、
学びのスタイルは常に進化が必要ですよね。
現在、さらに力を入れている取り組みがあれば教えてください。

英語のスキル上げ、トップレベルの海外大への道を開く

中学の早い時期からモチベーションを高めるために、さまざまな工夫に取り組んでいます。たとえば中3の英語学校では、日曜の1日を英語漬けの日として、午前・午後にわたって様々な分野の講演やアクティビティがあります。参加は自由ですが、学年の半数弱の生徒が参加しています。海外のサマープログラムへの参加も支援しており、中3、高1を中心に年間50人前後が参加しています。さらに高校生対象に、毎日7、8時限目に高校英語特別講座を開講し、実践的な英語力養成と海外大学へのサポートを行っています。これらの取り組みが奏功して、英語力も底上げされており、高3の卒業時には半数の生徒がCEFR B2レベル、TOEFL-iBT® 80レベルに達している模様です。さらに1割にあたる40人近くは、TOEFL-iBT® 100レベル、CEFR C1レベルに達しており、海外トップレベルの大学へこの6年間に毎年5~10名が直接進学しています。

野水(開成)
野水
(開成)
小家(駒場東邦)
小家
(駒場東邦)

境界領域を超えていく感受性と思考力を高めるために

有機的に配置された宿泊行事には、本物に触れて考察を深める機会がふんだんに用意されています。中1の霧ヶ峰林間学校では各自テーマを選んで自然観察を行い、データを収集してレポートを作成します。中3秋の奈良京都研究旅行は、中2の三学期から文献調査にとりかかり、自分でテーマを決めて仮説を立て、調査方法を綿密に練った上で現地調査に赴きます。研究成果は本格的な論文に仕立てます。高2の修学旅行は、目的地や行程から、事前学習の方法までを生徒自身が話し合って決め、他にはない旅行を作り上げます。
 真の意味でのグローバリズムとは、対立概念の境界領域を自在に行き来することであり、そのためには、本物を体験することを通じて、感受性を磨きそれに基づく思考力を鍛えることが重要であると考えます。そしてその暁に、人類の福祉に貢献するべく世界に羽ばたいて欲しいですね。

ICTを活用した、最先端の学び

生徒は社会に出て、IT化の時代を生きていかなければなりません。そのスキルを身につけるため、中1から全員が端末機を持ちグーグルのアカウントを所持します。中3の情報では統計の基礎や表計算、プログラミングを学び、その応用としてロボット、プログラミングを用いた3Dゲームを制作します。ほかの授業でも国語は作文の共同編集、高校の数理研究では政府統計などのデータ分析、理科ではさまざまな現象をシミュレーションしたり、地理ではデータを用いて横浜の課題探求などに取り組んだりしています。Adobeのソフトが自由に使えるので、動画や映像の制作を手がける生徒もいます。中学2年生以上は、オンラインでマンツーマンの英会話を学ぶシステムがあります。今後は、海外大学入学資格になるA-Level対策を導入する予定です。
 7年前に校舎を建て替えました。1500人が収容できる音楽ホールがありハンドメイドのパイプオルガンが設置され、生徒は自由に使うことができ、コンサートを開いたりしています。数学研究会や英語劇などはあえて同好会にして、部に所属しながら複数の活動をできるようにしています。将来世界に出たときに、他国の若者に引けを取らないものを中高の6年間で身につけさせたいと思っています。

工藤(聖光学院)
工藤
(聖光学院)
杉山(武蔵)
杉山
(武蔵)

グローバル教育をさらに充実、「もっと先へ」

創設者の嘉一郎が渡米したことで刺激を受けたように、創立以来武蔵はグローバル教育を重視し てきました。第二外国語の独仏中韓を履修した生徒を対象に、提携校に約2ケ月間派遣します。「REDプログラム」は科学を英語で学ぶ取り組みで、放課後や夏休みに行われ、他校の中高生も参加しています。さらに武蔵大学がロンドン大学と提携したパラレル・ディグリー・プログラムを、本校の生徒も受講できるようになりました。また海外サマースクール参加への資金支援、海外大学へ進学する生徒への初年度の学費支援など、経済面からも海外を目指す生徒を支えています。新生武蔵においてもグローバルを重点ポイントとし「思い切って外へ、もっと先へ」をスローガンに、これまでの取り組みをさらに進めていきます。

生徒のやる気を引き出す、多彩な「本物」に触れ合う経験

本校は医学部に進学する生徒も多く「メディカルスクール」として医師との座談会や診療科別のワークショップ、医療機関を探訪するブラックジャックセミナー、離島医療研修などを行っています。サイエンスプロジェクトではJAXAやNASAを訪問します。コロナで2年間実施できていませんでしたが、今年のNASA研修ではスペースX社のロケットの打ち上げを見学でき、生徒のモチベーションがぐんと上がり、改めて本物に触れる体験は大事だと実感しました。
 理系だけでなく「ロースクール」では弁護士による研修、裁判所の見学や傍聴、模擬裁判を実施。社会の第一線で働くビジネスリーダーの講演会、座談会も開催しています。「北嶺カルチェラタン」として情操教育にも取り組み、米国研修ではボストン交響楽団の公演を聞いたり、ブロードウェイを見たり、メトロポリタン美術館に行ったりしています。
 首都圏から離れているので、高2、3生を対象に東大キャンパスツアーを実施し、大学入試に向けて気持ちを作ります。その時にはOBによるキャンパス案内、OBとの座談会を行います。国連職員のOBに話をしてもらったことがあるのですが、国連というと雲の上のような世界に、卒業生がいることで国連を身近に感じられたようです。

谷地田(北嶺)
谷地田
(北嶺)
南風原(広尾学園)
南風原
(広尾学園)

一歩進んだ、海外進学。世界のトップ大学に挑む

本校では2015年度からインターナショナルコースに、大学初級レベルのカリキュラムを提供する「アドバンスト・プレイスメント(AP)」を取り入れました。高2、3年対象に「AP Chemistry(化学)」や「AP Macroeconomics(マクロ経済)」など10科目を開講しています。これらの成果で、23年度の海外大の合格者は148人に達しました。この1~2年と比べると数としては減っているのですが、だんだん自分たちのレベルがわかり、上位の大学に焦点を絞るようになってきたことの結果です。
 キャリア教育としては毎年3月に「広学スーパーアカデミア」の日を設けています。サイエンス、美術、法律など、いろいろなジャンルがあって、その分野で一線の先生を呼んで講座を開講します。この講座を受けられることが本校に進学した理由だと話す生徒もいます。

Q1

教育理念・教育目標・
校訓

Q2

我が校の、
誇れる教育とは

Q3

進化する学び

Q4

在校生や卒業生の
活躍は

司会:森上
司会:森上

Q4. 在校生や卒業生の活躍は

最後に在校生や卒業生の活躍を教えてください。
受験生や保護者へのメッセージとして。

数学オリンピックや俳句甲子園で活躍。芸術家の卒業生も

在校生は世界数学オリンピックや情報オリンピック、日本生物学オリンピック、物理チャレンジ2022、化学クラブ研究発表会GSC ジュニア賞など、国内外の大会に果敢にチャレンジし、優秀な成績を収めています。理系だけでなく俳句部が俳句甲子園で3連覇を達成しました。多くの卒業生がさまざま分野で活躍していますが、芸術家が少なくないのも特徴です。最近の話題では、角野隼人さんがショパン国際コンクールのセミファイナリストでYou Tuber Cateen としても名を馳せており、嘉屋翔太さんはフランス・リスト国際ピアノコンクール最高位入賞、鷲見雄馬さんはジョージア国立バレー団に属した後、帰国後はITエンジニアをしながらフリーダンサーとして活躍しています。
 これから受験を迎えるみなさんは、ただ知識を詰め込む勉強ではなく、様々な好奇心を育てるような中学受験にしていただければと思います。

野水(開成)
野水
(開成)
小家(駒場東邦)
小家
(駒場東邦)

個性的な歩みを支えるのは、「面白がる」気質

ユーグレナの創業者、出雲充さんは、駒東時代の学友の、他者の取り組みを面白がる気質に背中を押されて、ミドリムシの研究を進めたと語っています。「自在化身体プロジェクト」の研究総括に当たった東京大学先端科学技術研究センターの稲見昌彦さんは、本当に「透明人間」を作ってしまいましたが、その基盤は本校化学部での活動にあったと述べています。その他、アナウンサーから自動車メーカーの広報部に身を投じた森田京之介さんなど、自分の世界にこだわりを見せる人が多いですね。
 中学受験を迎えるみなさんは、不安を感じることも多いと思います。でも、為すべきことにしっかり向き合っているからこそ、不安を感じるのです。むしろ、その不安な気持ちを大切にして、自信を持って受験に臨んでほしいと思います。

さまざまな分野で活躍する、多彩な人材

本校を代表する有名人と言えば、ミュージシャンの小田和正さん。医学部の教授を辞して福島の被災地に赴いた中山祐次医師、ショパン国際ピリオド楽器コンクールで2位に輝いた川口成彦さん、宇宙飛行士の大西卓哉さん、世界大会のボート日本代表に選ばれた荒川龍太選手など、多彩な人材を輩出しています。

工藤(聖光学院)
工藤
(聖光学院)
杉山(武蔵)
杉山
(武蔵)

100年の歴史の中で、気骨ある人材を輩出

100年の歴史のなかでさまざまな卒業生を輩出していますが、2人紹介します。馬渕俊介さんは1996年度卒とまだ若いのですが、23年度の東京大学の入学式で来賓祝辞をした人物です。グローバルファンドの保健システム部長として、途上国の保健医療システムとパンデミック対策を担当しています。もうひとりのLIXIL社長兼CEOの瀬戸欣也さんは本校の講演会で「武蔵の教育は人生のドライバーズ・シートに座り続ける勇気を育ててくれた」と、語りました。つらい受験勉強の中で、芽の出ないときもあります。でも必ず芽は出る。それを信じてがんばって下さい。

卒業生の三割が医師の道へ

本校はまだ歴史が浅く、卒業生は3,500人ほどですが、そのなかで約900人ほどが医師として活躍しています。升田晃生さんのように父親の後を継ぎ、最北の島、礼文島で献身的に医療活動を行っている卒業生もいます。起業家ですと、デジタルアートなどを手がけるチームラボという会社を立ち上げ、その取締役をしている堺大輔さんがいます。
 雄大な自然の中で、寮生活をおくることで知識だけでなく人間力も磨き、心のこもった教育をしていきたいと思います。

谷地田(北嶺)
谷地田
(北嶺)
南風原(広尾学園)
南風原
(広尾学園)

マルチに活動する広尾学園らしさ

広尾学園になってからまだ16年しかたっていないので、社会で活躍している卒業生は少ないのですが、大学で活躍している卒業生は多いです。たとえば特色入試で京都大学医学部に進学した宮脇里奈さんは、京大全体の「活躍している女子学生」に選ばれ、大学理事と女子学生3人との座談会が大学案内に掲載されています。ダンスサークルのキャプテンを務めるかたわら、テニス部の女子の代表をしたり、「京都大学医学教育を考える学生の会」の活動もしたりしています。在校生にも共通する、マルチに活動する広尾学園らしさが止まらないなぁと感じました。
 保護者の方からは、本校に入学した兄や姉を見て、下の子も希望しました、という話をよく聞きます。リピート率が高いのですね。国際色豊かな環境にくわえ、生徒自身が作り出す風土が評価されているのだと思います。

座談会を終えて

この「東大・医学部・海外大学進学実績校編」座談会は、各学校様のご協賛を頂き、2005年に初開催しました。それ以来、毎年一回、日本を代表する名門私立中高が、創立者が掲げた理念のもとで、どのような取り組みをしているのか、紹介して参りました。各校に共通しているのは、本物を体験する重要性です。効率的な知識の習得ではなく、一見回り道とも思えるような体験を通して、生徒の感性、想像力、思考力を伸ばすべく努力しています。これからも日本を支える、気骨ある人材を輩出して下さることと思います。

ご一読頂ければ、これから学校選びをする受験生や保護者ならず、教育関係者のみなさんにも参考になることが多々あると思います。

企画が実現できたことを、司会進行を担当していただいた森上先生、参加して下さった、学校代表者の先生方に、心より感謝しております。

株式会社シーエム

座談会の様子写真
教育理念と学びの特色

開成中学校・高等学校

〒116-0013 東京都荒川区西日暮里4丁目2番4号 TEL.03-3822-0741

2023年夏、新校舎完成

2021年に創立150周年を迎えた本校では、記念事業としてグラウンド人工芝化、高校新校舎建設を進めてきました。2021年より普通教室などの一部はいち早く完成しましたが、今夏には学生ホール(食堂)、図書館、特別教室や音楽・美術の実習室を含むほぼ全施設が完成します。

開成の校名は、易経の「開物成務」に由来し、人々の知識を開発し、世の中の事業を成し遂げることを教育理念としています。生徒たちは文武両道を目指し、勉学だけではなく、運動にも芸術にも力を入れています。得意分野を生かし、部・同好会活動や学校行事など課外活動で活躍。開成の二大イベントである運動会・文化祭は、生徒が自主運営し、リーダーシップや協調性、問題解決を学ぶ絶好の機会となっています。

新しい校舎で生徒活動がより活発となり、生徒たち自身が開成の未来をつくり、また開成の学び舎で育った人材が将来、日本の未来、世界の未来を切り開くことを期待しています。

完成間近の新校舎(4月下旬)完成間近の新校舎(4月下旬) 毎年5月に実施される運動会「棒倒し」の様子毎年5月に実施される運動会「棒倒し」の様子
この学校について詳しく知る→

提供:開成中学校・高等学校

教育理念と学びの特色

駒場東邦中学校・高等学校

〒154-0001 東京都世田谷区池尻4-5-1 TEL.03-3446-8221

自ら考え、自ら行動する

「自主独立の気概」と「科学的精神」を養い、人類の福祉を高める仕事に活躍できる人材を育成するという教育目標のもと、1957年の創立以来、科学的思考を重視した探究学習を実践してきました。

学びのモットーは「自ら考え、自ら行動する」。創立当初よりクラスを分割した少人数教育を取り入れている英語・数学そして理科実験をはじめ、すべての授業において、与えられた課題をこなす学習よりも、生徒自らが本物に触れて感得したことについて、自らの言葉で論理を組み立て、議論し発表するといった学習活動が多く行われます。

中1の林間学校では自然観察の様子をレポートにまとめ、中3の奈良京都研究旅行では文献調査・現地調査を経て本格的な論文を仕上げ、高2の修学旅行では行程から事前学習の方法まですべてを生徒主体で練り上げ実施するというように、有機的に配置された宿泊行事のほか、あらゆる学校行事において生徒主体の活動が展開されています。

完成間近の新校舎(4月下旬) 中1・霧ヶ峰林間学校の様子自然豊かな霧ヶ峰でのフィールドワークを通して、観察方法、データの収集、レポート作成。等基礎的な研究スキルを身に付けます。(中1・霧ヶ峰林間学校)
この学校について詳しく知る→

提供:駒場東邦中学校・高等学校

教育理念と学びの特色

聖光学院中学校高等学校

〒231-0837 神奈川県横浜市中区滝之上100番地 TEL.045-621-2051

学力+非認知能力で、未来を切り拓く

「Be Gentlemen(紳士たれ)」という精神のもと、責任感や義務感が強く、高い識見や教養を身につけた人物を育成している学校です。生徒と教員が尊敬と信頼のきずなによって結ばれた、カトリック校らしい家庭的な雰囲気があり、さらに豊かな教育環境が整えられているのが自慢です。

塾に行かなくてよいといわれるほどに授業が充実しており、進学指導では定評がありますが、学力だけでなく、生徒の好奇心を発露させる、様々なイベントや宿泊行事を用意しています。たとえば学年の枠を超えた、体験型学習講座である「聖光塾」や、豊かな感性を育む「選択芸術講座」、さらに多様なスタイルの海外研修などがあります。授業で学んだ人文科学や自然科学の知恵と、体験型の学びを有機的に融合させ、学力とともに非認知能力高めて欲しいという願いがあります。

これからも生徒全員が輝ける場を、学校内外に設けていきたいと思います。

校舎学内の設備も充実しており、学生生活を快適に送りやすいものとなっています 聖光学院ラムネ・ホールにて、創立65周年を記念して、「第九の演奏会」を開催聖光学院ラムネ・ホールにて、創立65周年を記念して、「第九の演奏会」を開催しました。オーケストラと男声合唱はほとんど生徒が務め、女声パートは保護者が出演しました。(2022年12月)
この学校について詳しく知る→

提供:聖光学院中学校高等学校

教育理念と学びの特色

武蔵高等学校中学校

〒176-8535 東京都練馬区豊玉上1-26-1 TEL.03-5984-3741

自調自考のエンジンで世界へ

昨年、創立100周年を迎えた本校は、創立当初から「東西文化融合のわが民族理想を遂行し得べき人物」、「世界に雄飛するにたえる人物」、「自ら調べ自ら考える力ある人物」の三理想を教育理念にしてきました。特に、その根幹をなす、自ら調べ自ら考えるという「自調自考」の考え方は、不安定な時代を生きていくためにますます重要になっています。

これらの力を身につけるため、武蔵大学との連携や研究心にあふれる教師陣、一学年4クラスでさらに分割授業などの学習環境を整えました。緑豊かな自然に囲まれ、心身ともに伸び伸び成長できるでしょう。生徒の好奇心を刺激する「わくわく」と活発に対話する「わいわい」の教育の中、生徒たちは「自調自考」のエンジンを装着します。これまでに培った、武蔵の「学びの土壌」の伝統を受け継ぎつつ、「新生武蔵」では独創的で柔軟な真のリーダーとして世界をつなげて活躍できるような人を育てたいと考えています。

校舎 理科・特別教室棟「学びの水脈と対話の杜」である武蔵のキャンパスに加わった理科・特別教室棟(2017年竣工)。中1科学では自分で作成した岩石のプレパラートを顕微鏡で観察してスケッチする
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提供:武蔵高等学校中学校

教育理念と学びの特色

北嶺中・高等学校

〒004-0839 札幌市清田区真栄448番地の1 TEL.011-883-4651

めざすなら高い嶺

北嶺は豊かな自然に囲まれた札幌郊外にある、完全中高一貫の男子校です。1学年120名の少数精鋭からなり、その半数は学校に併設された青雲寮で生活しています。開校以来「めざすなら高い嶺」を合言葉に、将来は世界で活躍するグローバルリーダーの育成に努めています。

教育の特長は、難関大学に現役で合格できる独自の6か年カリキュラム、思考力・判断力・表現力を育成する多彩な探究型学習、英語・グローバル教育です。グローバル教育の集大成として、高校1年生全員がハーバード大学・マサチューセッツ工科大学にて英語特別研修を受講します。さらには、ニューヨークにて国際理解研修に取り組みます。

北嶺では文武両道に力を入れ、授業で全員が柔道とラグビーに取り組み、柔道では心技ともに強さが認められ、ほぼ全員が黒帯を取得して卒業していきます。

校舎 ハーバード大学・マサチューセッツ工科大学特別研修英語・国際理解に特化したグローバルプロジェクトでは、ハーバード大学・マサチューセッツ工科大学で特別研修を行います
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提供:北嶺中・高等学校

教育理念と学びの特色

広尾学園中学校・高等学校

〒106-0047 東京都港区南麻布5-1-14 TEL.03-3444-7271

教育の本質に触れ、高め合う

2007年に共学化してからも、「インターナショナルコース」、「医進・サイエンスコース」を設置するなど、「進化を続けてきた」学校です。一方で、学園の歴史は古く、板垣退助夫人の絹子らが設立した大日本婦人慈善会にルーツがあります。女子教育と女性の福祉・地位向上に向けられた先人の思いは、共学化した今も、性別をこえて互いを尊重していく学園風土に受け継がれています。

広尾学園が追究するのは、本質的な教育。本物に触れることで刺激を受け、生徒自身が自ら学び、高め合うことを期待しています。教育理念に「自律と共生」を掲げ、一人ひとりが最適なルートで夢を実現するために、「本科コース」を合わせた3つのコースで学びます。

中1から、各分野のトップレベルで活躍する方の特別講演会やスーパーアカデミアなどを実施。本物との出合いに刺激され、自らの情熱を注ぐものを見つけていくでしょう。

校舎 医療系進学希望者対象の「病理診断講座」医療系進学希望者対象の「病理診断講座」で実際の手術に立ち会う生徒たち
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提供:広尾学園中学校・高等学校

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本物に触れる教育

学習院女子中・高等科

学習院女子
中・高等科

一人ひとりを大切にする教育

横浜雙葉中学高等学校

横浜雙葉
中学高等学校

心豊かなリーダーの育成

江戸川学園取手中・高等学校

江戸川学園取手
中・高等学校

アーツ・サイエンス・イングリッシュ

青山学院大学系属浦和ルーテル学院小中高等学校

青山学院大学系属
浦和ルーテル学院
小中高等学校

探究・グローバル教育

八千代松陰中学・高等学校

八千代松陰
中学・高等学校

グローバル・探究・STEM

武南中学校・武南高等学校

武南中学校・
武南高等学校

未来への学び

桜丘中学・高等学校

桜丘
中学・高等学校

Global・STEAM・進学

芝国際中学校・高等学校

芝国際
中学校・高等学校

探究・グローバル・進学

淑徳中学校・高等学校

淑徳
中学校・高等学校

進学教育・国際教育・福祉教育

順天中学校・順天高等学校

順天中学校・
順天高等学校

探究

東京農業大学第一高等学校中等部

東京農業大学第一
高等学校中等部

探究学習・グローバル教育

城西大学付属城西中学・高等学校

城西大学付属城西
中学・高等学校

グローバル教育・キャリア教育

広尾学園小石川中学校・高等学校

広尾学園小石川
中学校・高等学校

Think&Act・Science・International

三田国際学園中学校・高等学校

三田国際学園
中学校・高等学校

独自の探究型教育

明星学園中学校・高等学校

明星学園
中学校・高等学校

ICT・Global・STEAM・学力

神奈川大学附属中・高等学校

神奈川大学附属
中・高等学校

探究・グローバル

関東学院六浦中学校・高等学校

関東学院六浦
中学校・高等学校

湘南学園ESD・探究

湘南学園中学校高等学校

湘南学園
中学校高等学校

探究

清泉女学院中学高等学校

清泉女学院
中学高等学校

ダブルディプロマ・教養プログラム

国本女子中学校・高等学校

国本女子
中学校・高等学校

探究学習・SDGs・国際教育

晃華学園中学校高等学校

晃華学園
中学校高等学校

Active Science・Active English

麹町学園女子中学校高等学校

麹町学園女子
中学校高等学校

My Compass Project

女子聖学院中学校高等学校

女子聖学院
中学校高等学校

探究・ICT

白梅学園清修中高一貫部

白梅学園清修
中高一貫部

探究

東京家政学院中学校・高等学校

東京家政学院
中学校・高等学校

先進・探究・国際

中村中学校・高等学校

中村
中学校・高等学校

志共有・探究・グローバル

足立学園中学校・高等学校

足立学園
中学校・高等学校

Think & Share

世田谷学園中学校・高等学校

世田谷学園
中学校・高等学校

「to be myself,...」

須磨学園高等学校・中学校

須磨学園
高等学校・中学校

ICT・20 分テスト

金蘭千里中学校・高等学校

金蘭千里
中学校・高等学校

探究・言語技術教育

履正社中学校・高等学校

履正社
中学校・高等学校

探究・サイエンス

帝塚山学院中学校高等学校

帝塚山学院
中学校高等学校

探究・「知・情・意」

樟蔭中学校・高等学校

樟蔭
中学校・高等学校

本物にふれる体験

洛星中学校・高等学校

洛星
中学校・高等学校

「土台力」の養成・探究ゼミ

東山中学・高等学校

東山
中学・高等学校

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