モデル、タレントとして活躍する押切もえさんは、海外の絵本を翻訳するなど、英語力を生かした活動もしています。小1の男の子と2歳の女の子の母として、子どもの教育についてどのように考えているのか、話を聞きました。※前編<押切もえが語る2児子育て 長男の”卒園動画づくり”で「人間力を育ててもらった気がします」>から続く

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「自分で考える」を育てるために

――ご夫婦ではお子さんの教育方針についても話し合っているのですか?

 「こういう子になってくれたらいいよね」という話はよくしています。でも主体は子どもなので、何か「これに興味がある」というサインをみせたら、そこを伸ばす機会をつくろうと考えています。

――具体的にどういうことをしているんですか?

 たとえば小1の息子はロボットが好きなんです。工作も好きなので、おもちゃのロボットを買い与えるのではなく、段ボールや空き箱を組み合わせて、色を塗って、ロボットを作る体験をさせてあげたいな、と。

 でも最初から大人が作り方を教えるのではなく、子ども自身に考えてほしい。だから、私は一緒に作りながら不自然なくらい困ったり、悩んだりします。「困ったなぁ、うまくいかない。なんかいい方法ないかな~」みたいな感じ(笑)。そうすることで、息子からアイディアがでてくるんです。

 部屋中にダンボールや空き箱、折り紙や薄紙なども置いています。ひらめきのための「まき餌」とでもいうんでしょうか(笑)。「あ! ここにこんな紙があるよ」とか「この箱、何かに使えそうだよねえ」など、子どもたちと発見を繰り返しています。Eテレの『ノージーのひらめき工房』も、息子は大好き。私もいっしょに観て、番組に出てきた材料をさりげなく置いておくこともあります。

――子どもが自分自身で考えることを大切にしていらっしゃるんですね。

 はい。でも子どもですから、どんなに考えて作っても失敗することってありますよね。そのときこそ、考えるチャンスだと思っているんです。「じゃあ、どうすればうまくいくかな?」といっしょに考えるようにしています。

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神素子
神素子

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