大人になってから本格的に英語を学び始め、今では全編英語の海外ドラマに出演するほど堪能な山下智久さん。小中学生向けニュース月刊誌「ジュニアエラ」4月号では、特集「英語が好きになる」のなかで、独自の勉強法や続けるコツなどを聞いた。

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――テレビ番組やSNSなどでその英語力を披露し「英語が上手な芸能人」ランキングでも常に上位にランクインする山下さん。初めて英語を意識したのはいつですか?

 12歳のときにジャニーズJr.の仲間と、初めてアメリカ・ロサンゼルスに行ったのがきっかけです。約1カ月の滞在でしたが、目に映るものすべてが日本とは違っていて、すごく驚きました。言葉や景色だけでなく、音楽も文化も全部。そして「英語ってかっこいいな、いつか話せるようになりたい」と漠然と思いました。このくらいの年齢ってスポンジのように柔らかくて、何でも吸収できるんですよね。当時はわからなかったけど、ジャニーさん(ジャニーズ事務所の創業者、当時の社長)の「小さいときにいろんな世界を見せてあげよう」っていう愛情だったんだと、今はすごく感謝しています。

――本格的に英語を学び始めたのは?

 実はだいぶ遅くて、20代の後半に仕事で海外に行く機会が増えてからです。現地の人との出会いを大切にしたい、その人たちと心が通じるコミュニケーションができるようになりたいという気持ちが強くありましたね。

――英語を学ぶうえで、山下さんが大切にしていることを教えてください。

 僕は普段から「聞く」「読む」「書く」「話す」をすべてやるようにしています。なかでも大切なのは「聞く」「話す」じゃないかな。息を吸って吐くのと同じようにね。この力は筋肉を鍛えるのと一緒で、使わないと衰えるし発達しない。常に刺激を与え続けることが大事だと思います。

 あとは英語を学ぶだけでなく、その国の文化を知ることも必要です。そのほうが相手とのコミュニケーションがより的確になるから。日本との考え方や習慣の違いや、笑いのツボの違いとかね。 

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AERA編集部
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