編集部の鈴木(3児の父)です。東京・上野の国立科学博物館で開催している「大哺乳類展3」に、動物好きの小1息子と行ってきました。

 なにげなく「哺乳類」ということばを使っていますが、「そもそも哺乳類ってなんだろう?」を知るところから、展示が始まります。「母親が乳を与えて子を育てる動物」が哺乳類の定義。乳首の数は動物によって異なり、イヌは一般的には5対10個なんだそう。犬を飼い始めたばかりのわが家、息子は「家に帰ったら数えてみよう!」と興味津々でした。

 大小さまざまな哺乳類・約200体の剝製標本が並ぶゾーンは大迫力でした。ヒトと同じ哺乳類の仲間に、これほど多様な動物がいるのかと驚きます。息子は、動物たちの後ろに回っておしりから見るのにハマったようで、図鑑や動物園ではあまり見られない姿を楽しんでいました。一方、小動物の骨格標本も見どころが多く、サルの細くて長い四肢の骨や、リスの仲間の尻尾の先まである骨などに見入っていました。

 今回の展示のテーマは「分類=わける」と「系統=つなぐ」とのこと。グループが違う動物が「環境に適応する結果として同じような見た目になった」という例が、大人の私にはおもしろかったです。また、最近になってもクジラの新種が発見されるなど、「未知の哺乳類」がまだたくさんいるらしいという話、子どもと想像を膨らませてワクワクしました。

 「大哺乳類展3」は6月16日まで開催しています。お休みのおでかけのご参考になれば幸いです。https://mammals3.exhibit.jp/

(編集部/鈴木顕)

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AERA with Kids+編集部
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