怒るより、褒めて伸ばすほうがいい

――魔裟斗さん自身が勉強を教えることはあるんですか?

 それは意図的にしないようにしています。そもそも得意じゃないですし、教えると「なんでこんなこともわかんないの」ってイライラしてしまうこともあるので。

 やっぱり褒めて伸ばすほうがいいと思うんですよ。僕もあまり親から怒られなかったですからね。でも他人の子どもなら我慢できることも、自分の子どもだとつい怒ってしまうこともある。だから、お金はかかりますが、そこは割り切ってプロに任せるようにしています。

――お子さんたちの習い事は、それぞれどんなことをされているのですか。

 長女は学習塾と英語、あとは次女もですが、ダンスをやっていますね。息子は水泳をしていて、小学校に入ったらサッカーをさせたいと考えています。

 習い事については、これまで「嫌になったらすぐにやめて、合う別のものを探せばいい」と思っていろいろ挑戦させてきました。ただ、最近は少し考えが変わってきて、「壁にぶつかったときにクリアする力」を子どものうちからつけさせたいなと思うようになりました。

 僕自身、幼稚園から中学3年生ぐらいまで水泳をしていたんですが、毎日、お正月も休みなく10キロぐらい泳がされていたんです。当時の僕としては、やめたくて仕方がなかったんですが、それを耐えて乗り越えた経験があったから、格闘技と出合っていろんな壁にぶつかっても乗り越えられたんだと思います。

――それでも「やめたい」と言われたときはどうします?

 長女と次女がダンスをやり始めたのは、次女が幼稚園のころ「ダンスがやりたい」といったことがきっかけなんです。でも最近、レベルが高くなってきたし、先生もちょっと厳しいので次女が、「パパ、ダンスやめたい」と言い出したんですよ。でも、「とりあえずは小学生のうちは続けよう。中学生になったらそのとき考えなさい」と伝えました。

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