
立命館小学校
ウェブデザイン/ヨネダ商店 企画・制作/AERA DIGITAL ADセクション、株式会社シーエム
「好き」から始まる
わたしたちの学びの場
「学校は、教えを受ける場ではなく、共に学び合う場である」
このおもいを根幹に、本校は″ラーニング・コミュニティ”を通じた学びを核に据えています。知識の受動的な習得から脱し、子ども自らが問いを立て、他者と対話を重ねる探究的な学びを重視しています。
例えば、生活科の授業で「ドングリ」を拾いに行く時間があります。このとき、行き先は教員ではなく、子どもたちが決めます。本校周辺には宝が池、船岡山、京都御苑など、豊かな自然があり、いずれも生きた体験を得られます。
本校には「保護者サポーター」制度があり、行事や取り組みごとに学校から募集をし、ご都合がつく保護者の方に参加していただいています。そうした協力のおかげで、例えば賀茂川での学習でも、数人のグループに保護者が関わる形で、安全に、充実した活動ができました。また、水生昆虫の専門家である大学教授や漁業協同組合の方が同行してくださり、捕まえた水生昆虫や魚の説明をしてくれました。
こうした経験を通じて子どもたちは、「好き」や「知りたい」という気持ちが、学びの原動力となることを体感しています。本校では、個々の関心に寄り添いながら 探究的に学ぶことを重視しており、そのために教科の枠を超え、また、教室という枠を越えて、保護者や学園、企業、専門家の方とつながって共に学び合い、「学びの場」を広げています。

立命館小学校の京都学
~I grew up in KYOTO~
本校は、京都にある学校という地の利を生かし、「京都学」にも力を注いでいます。例えば、茶道の授業には裏千家の先生に来ていただき、所作一つひとつにこめられた意味やおもてなしの心を学びます。6年生になると、保護者の方を招いて「お茶会」を開きますが、その際、自分で草木染をした布を縫った古帛紗や、図工科で造ったお抹茶茶碗を使用し、日頃の感謝を伝える機会になっています。他にも、日本舞踊、お箏、西陣織、北山杉など京都の文化や伝統を題材に、調査・体験・発信の一連のプロセスを通して、子どもたちは、京都で学び育った人として、自らのルーツに根ざした学びを深めていきます。また、この学びが国際交流の場でも生かされています。
卒業生の声Voice of Graduate
小学5・6年生の時、オーストラリアの提携校に10週間留学しました。つたない英語でも、今も連絡を取り合う友人ができたことは、大きな自信につながり、新しい環境に臆せず飛び込めるようになりました。コロンビア大学への進学を決めた時も、この経験が大きな後押しになりました。また、立命館小学校の、”英語“を”学ぶのではなく、”英語で”学ぶ授業が、挑戦する習慣を育んでくれました。中学3年では、多様性を学ぶボードゲームを開発・起業。今もその姿勢を大切に、アメリカでの大学生活に活かしています。

中野 実桜さん
コロンビア大学 物理学部 1年生
受験
情報
男女合わせて定員120名の児童を募集。目指す児童像「五つの誓い」や、子ども・教職員・保護者が共に学びあう「ラーニングコミュニティ」という本校のビジョンに賛同できる子どもと保護者の出願を期待している。≪五つの誓い≫わたしたちは、かけがえのない一人ひとりの命を大切にします。/わたしたちは、言葉を大切にし、心をみがいていきます。/わたしたちは、知りたいという気持ちを大切にし、あらゆることから学び続けます。/わたしたちは、たくましく生きていくために必要な根っこをきたえます。/わたしたちは、身につけた力を、進んで他の人に分かち伝えていきます。

立命館小学校
- 〒603-8141 京都府京都市北区小山西上総町22番地
- TEL:075-496-7777
- 詳しくは公式サイトをご確認ください

子どもたちは授業や日常の学校生活を通して育んでいる英語力を用いて、海外の学校とオンラインで繋がり、京都や日本文化をプレゼンするとともに、自分で浴衣を身につけ、日本舞踊を披露します。英語はあくまで「わたしを伝える」ための手段であり、「京都学」をはじめとした探究的な学びを通して、言語運用能力に加え、表現力・企画力・異文化理解・協働性といった複合的な資質を育んでいきます。