
文教大学付属小学校
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チームの幸せを重視した
リーダーシップが育つ
東京都大田区にある校舎には今、少なくとも54人のリーダーがいます。本校では6年生全員が縦割り班の班長だからです。的確な声かけや自らの行動など、各々の個性を生かし54人の6年生はリーダーシップを発揮しています。
私たちは周りを幸せにする気配りや目配り、あるいは口配りが、将来に生きるリーダーシップには不可欠と考え、異学年交流の場を多く設けています。縦割り班による毎日の掃除に加え、3、4年生で過ごす八ヶ岳自然教室、1年生から6年生のグループで臨む尾瀬・富士・富浦自然学校など学年の垣根を超えた活動を通し、年上の子たちはチームの幸せを重視したリーダーシップを育んでいきます。
私たちは全校児童が325人の家庭的な「ふるさとのような学校」であり、縦割り班以外でも異学年の関わりが頻繁に見られます。校舎のいたるところに配置したベンチでは上級生と下級生がお互いの趣味や特技について伝え合ったり、中学受験について話をしたり、学年を問わない対話を通じて他者を受け入れる優しさを身につけていきます。「みんながみんなを知っている」環境では、一人ひとりの好きなことや得意なことを深く知ることができます。学年に関係なく個性を認め合う安心感は、それぞれの自己肯定感を着実に伸ばしていきます。

中学受験の「冒険」も
丁寧にサポート
私たちは「失敗を恐れず冒険ができる子」を育てたいと考えています。好きなことや得意なことだけに限らず、苦手なことや気が乗らないことに関しても一歩踏み出す勇気が大切だと伝えています。失敗や間違いを恐れて立ち止まったままだと、明るい未来に進んでいけません。失敗や間違いは自分の可能性を広げる大切な要素であり、「わくわく感」が伴う冒険を重ねることで、将来に生きる「引き出し」が増えていきます。
各々の個性や引き出しを生かすため、中学受験の「冒険」も丁寧にサポートしています。3年生の3学期に個別面談を行い、「何をしているときに夢中になれるのか」を軸に偏差値の輪切りではない進路の方向性を考え、4年生からは中学受験に向けた放課後の補習授業を実施。好きなことや得意なことを追究するために、一都三県以外の学校に進む卒業生もいます。
一人ひとりの目が輝き続けることが私たちの幸せです。それぞれに真摯に向き合うことで、豊かな自己実現をしっかりと後押ししていきます。
卒業生の声Voice of Graduate
小規模で家族のような環境で、一人ひとりの存在が肯定され、のびのびと学べる学校です。自分自身は委員会活動や縦割り班での活動、あるいは校内弁論大会を通して、積極性やリーダーシップ、発信する力が身につきました。中学受験に挑戦する人が多く、授業で教科書に書かれていない知識を学ぶことができ点もよかったと感じています。

矢野 祥太郎さん
開成高校 3年生
受験
情報
例年、ペーパーテストと行動テストによる入学考査と、親子面接が行われている。「ペーパーテストも行動テストも、親子でどれだけコミュニケーションをとってきたかを見るものとなっています。親子面接では準備してきた模範解答的な答えよりも、質問に対して一生懸命に考え、誠実に受け答える姿勢のほうが目を引きます」(島野校長)。
令和8年度入学生向けの学校説明会は9月6日と10月2日に開催。学校の公式サイトの参加応募フォームから申し込みできる。

文教大学付属小学校
- 〒145-0065 東京都大田区東雪谷2-3-12
- TEL:03-3720-1097
- 詳しくは公式サイトをご確認ください

注意するときの相手に伝わる言葉選びは大切だなと思います。怒りすぎてもダメだし、相手に伝わるように柔らかく言います。
班の子たちの様子や周りの様子を見て、自分の思いだけで動かないように心がけています。