教員、職員が緊密に連携して
9年連続の就職率100%を達成
就職委員長 橋本 次郎
フェイストゥフェイスの
支援が就職力に
新潟産業大学は文系の私立大学です。1947 年開校の柏崎専門学校をルーツとして前身の新潟短期大学から70 年以上の歴史があり、新潟県内私立大学では最も歴史の長い大学となります。経済学部の単科大学であり、学科として経済経営学科と文化経済学科を、大学院として経済学研究科修士課程を設置。学部定員(全日制)560 人、通信教育課程定員1200 人、大学院定員20 人の大学です。
授業でも就活支援でも、常にフェイストゥフェイスの環境です。これが最大の強みであり、2022 年3 月卒業生を含めて、9 年連続で就職率100% を達成しました(希望者ベース)。
企業見学バスツアーなど
オリジナルのキャリア教育を実施
キャリア教育にも力を入れており、毎年内容を見直してきました。近年は「キャリアデザインⅠ・Ⅱ・Ⅲ」を設定。このうち「キャリアデザインⅠ・Ⅱ」は全学生が履修しなければならない「指定科目」としています。その特徴は「演習」と「座学」を組み合わせていること。例えば、1 年次の「キャリアデザインⅠ」では座学としてSPI の練習を行うほか、演習として新潟県内に就職したOB・OG を招いたディスカッションなどを行っています。また、2 年次の「キャリアデザインⅡ」では県内外の複数の企業を見て回る「バスツアー」を実施。3 年次の「キャリアデザインⅢ」は選択科目になりますが、キャリア形成の考え方の最終仕上げは勿論、就職課の行うキャリアサポートと連携し、インターンシップ準備や履歴書・ ES の作り方、面接対策も含まれており、就職活動に不可欠となる実践的な知識と経験を養います。
また、伝統的な就職支援行事として「就活集中対策講座」を3 年次の12 月に開催。
模擬面接やグループディスカッション、先輩の体験談を傾聴したり、オフィスを想定した電話の掛け方を練習したりします。とても内容の濃いプログラムなのでこのプログラムの参加者には、早期に内定を得る参加者も多く、周囲の学生に良い刺激を与えるなど高い効果をあげています。
奨学金と単位取得に結びつく
資格取得もしっかりサポート
本学では1 年次から4 年次まで少人数のゼミナールに所属します。ゼミ担当教員との面談を重ねることで、学生の就職意識や就活の進捗を把握。就職委員会及び就職課の教職員とその情報を共有して、学生個々のポートフォリオを作成しており、就活生になった時には学生の長所や短所、面接でのアピールポイントなどを見つけ出すことに繋がっています。
また、対面で行う資格取得対策講座も実施しています。経営学検定や簿記、MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)、IT パスポート、公務員試験対策など各種あり、特定の資格・検定の合格者には2万円または1 万円の奨学金を給付しているほか、該当する科目の単位認定も行っています。このように本人のやる気を大切にして、大学卒業時に満足できる進路選択ができるように力強く丁寧に支援しています。
「地域社会や企業を主体的に力強く支える人材の育成」をミッションとして、常にカリキュラムや学生支援を見直してきましたが、近年は「オンラインオプション講座」を開講。コロナ禍でオンライン授業が一般化したことを機に、大学の授業以外にプラスアルファの知識やスキルを、いつでもどこでも学べるような仕組みを作りました。将来起業を考えている人向けの「起業家育成講座」や公的資格取得を目的とした「宅建合格講座」や「FP(ファイナンシャルプランナー)合格講座」など、多彩なプログラムがあります。
TOPICS
初学者も大歓迎!
AI活用人材育成プログラム
2030 年には約80 万人のAI 人材が不足するといわれている中、日本IBM と関西学院大学は人間とAI が共生するSociety5.0 で活躍できる「AI 活用人材育成プログラム」を共同開発。新潟産業大学では他大学に先駆け2022 年度より導入し、現在64 名の学生が学んでいる。AI に関する知識、事例、ツールなどを学ぶ「AI 活用入門」、言語や画像、音声などのAI 機能の概要や使い方を学ぶ「AI 活用アプリケーションデザイン入門」、統計ソフトを使いながらデータサイエンスの技術と知識、事例を学ぶ「AI 活用データサイエンス入門」の3 科目で構成され、1 科目全14 回。授業はオンデマンドなので、理解できるまで何度でも繰り返して学べるのが特徴。科目を修了すると「オープンバッジ」(国際標準規格に則ったデジタル証明書)が付与されるが、就活でのアピールポイントにもなる。