初めての回転ずしに娘は大興奮(写真/平野ノラさん提供)

 そこでわが家では、3歳の子どもにも扱えそうな、人形やままごと道具をまとめてしまえるキャスターつきのワゴンを探しまくって、ネットでポチリ! 遊びたいときに娘自身がからからとカートごと出してきて遊び、遊び終わったらまたそこに人形やらままごと道具やらをのせて、からからと部屋の隅にしまうような仕組みをつくりました。

 しかも、娘がカートを押して片づけるときに、家族全員でめちゃくちゃ褒めるんですよ。すると「見て! すごいでしょ!」とかってアピールしながらカートをしまいにいくようになり、今、お片づけのハードルがめちゃくちゃ下がってます(笑)。

おもちゃの「いる」「いらない」は子どもに決めさせる

 そんなおもちゃの断捨離ルールも、時間をかけないのがノラ式です。服と同じで「いつかまとめて」と思っていると減らせないので、娘と遊んでいるときが断捨離のチャンス! 

 「おもちゃが増えてきたから、そろそろ誰かにあげようか」ときちんと話して聞かせたうえで、「これはどうする?」と、おもちゃを見せながら一つずつ質問していく。そうやって導くことで、子どもって白黒がはっきりしているので、意外と「これはまだ遊ぶ」「これはお友達にあげる」などと自分でジャッジするんですよね。

 とはいえこの方法、ちょっとずつしか断捨離が進まないんですが、娘のものは娘が「いる」「いらない」を決めることを大事にしたいなって。ただ放っておくと増えるばかりなので、定期的に断捨離に導いてあげることが、親の役目かなと思っています。

最先端の都会スタイル!?で実家をパトロール中(写真/平野ノラさん提供)

娘のギャラリースペースをつくりたい

 一方、大切に取っておきたいものだってありますよね。例えば服や絵など。じつはそういうものも、専用の箱を設けて、そこに入るだけ保管するというルールにしています。

 ただ、箱にしまい込んでしまったら迷宮入り。一生、日の目を見そうにないじゃないですか。だからいずれ、部屋の一角に娘のギャラリースペースみたいなものを作って、娘の絵なんかを飾って、かっこよくライトで照らしたりしたいなあって。

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